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2010年7月30日 (金)

平成22年の夏の特別祈願「妙運」は大宇宙の気です。

Myoun  今年の夏の特別祈願の秘法九字会得が完了しました。今年は妙運玄徳法「妙運」です。「妙」の大宇宙の気の流れをして、不可思議なる運命の流れを得ることができますように、力を込めていますぞ。

 

2010年7月27日 (火)

【白馬】白馬大雪渓、夏

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100721_072130 この夏の大雪渓は雪が多く、昨年に比べると、7月の末で、昨年の6月下旬ぐらいの量があります。白馬尻小屋付近にも雪がありますが、7月21日現在の雪渓への取り付きはケルンの手前です。

100721_074502 ケルンの大半はまだ雪に埋もれていましたが、夏のシーズンのピークにはケルンからの取り付きになると思います。雪渓上のルートは、写真のようにベンガラで赤くマークしてくれているので、迷う事はありません。

100721_081732 雪が多いので、葱平(ねぶかっぴら)の下の旧岩小屋跡の下まで雪渓を歩きます。雪渓上部は落石が頻発していて、山肌との間にクレバスが無いので、直接雪渓に落石してきますので、注意が必要です。

先日、ずっと下をむいて歩いている方がいましたので「上を見ないと危険ですよ」といいましたら。「下を見てないと落石につまずくやん」と、どうやら、関西の方のようですが、落石注意の勘違いですね。怖いのは落ちている石ではなく、上から転がってくる石なのです。雪渓を転がってくる落石は音がないので、視界の悪い時は要注意です。

葱平~旧岩小屋のあたりで、雪渓監視員がいますから、大きな落石が発生した時は笛で知らせてはくれますが、自らも注意しましょう。それと、雪渓上に止まっている石でも、気温が上がると、下の雪が溶け出して、再び落石として転がる場合があるので、注意が必要です。よく見かけるのは、雪渓上の石に腰掛けて休憩されている方ですが、そこに石があるということは、落石があるところなので、とても危険です。雪渓は休憩を少なくして、通り過ぎたほうが賢明ですね。

 雪渓では落ちてくる落石をよけるために、雪上を走るなどの身のこなしが大切になってきます。雪渓は危険箇所という認識で、自己の技術や体力、そして天候に応じてルートを選定し、安全で楽しい山旅を心がけましょう。山や天気と喧嘩しないように。絶対に負けます(笑)ので、状況によっては登山そのものを中止し白馬の温泉でノンビリするのもいいです。

100721_123936大雪渓を離れて、葱平の上部で再度、小雪渓を横切ります。(左の写真は小雪渓です)ほとんど水平トラバースで、道を切ってくれているので、アイゼンは不要ですが、自信のない方や、早朝凍っている場合は、アイゼンをつけたほうが賢明です。小雪渓を過ぎると、上は雪はありません。高山植物の楽園になっていますぞ。

南は猛暑との事ですが、雪渓は寒いぐらいに涼しいです。雪渓を歩かなくても、猿倉から雪渓の取り付きまで、涼みに散歩するのも良いですぞ。お弁当を持って、雪渓見物ハイキングもおすすめのコース(猿倉から往復+くつろぎタイムで、約4~5時間)です。

 7月半ばから8月のお盆休みまでの間は、お盆休みに近づくほど猿倉周辺の駐車場は満車状態になります。おびなたの湯付近や白馬村内にマイカーをとめて、バスやタクシーの利用になります。

2010年7月25日 (日)

【八ヶ岳】中岳から赤岳へ。赤岳核心部をいく。

夏の土日のひと時、夏山の写真をお楽しみください。と、いうわけで、昨日の続きです。
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赤岳への登りから、中岳と阿弥陀岳を振り返る。

 
八ヶ岳はその名の通り、八つの峰を重ねたようにそびえている山々の総称です。南から、編笠山、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、根石岳、天狗岳と連なる八ヶ岳連峰。一説には、「八」の字の裾野を見て八ヶ岳というお話もありますが、神話から来ているという説もあります。

 その昔、峰の松目の如来様が、八ヶ岳と富士山の背比べをするのに、樋(とい)をかけて水を流したそうな。そうすると、水は、富士山のほうに流れて、八ヶ岳のほうが背が高いということが判明。富士山の神様は「私のほうが背が高くて美しい」と、頭にきて、八ヶ岳を蹴飛ばしたそうな。それで、八ヶ岳はその衝撃で、八つに分かれてしまい、流した樋の水は富士五湖となり、八ヶ岳の神様が流した涙が諏訪湖になったそうな。という、神話です。まあ、なんとも、スケールのでかい喧嘩ですね。
 本日は、富士山に蹴飛ばされて、富士山より700mも低くなってしまったが、今もなお美しくも険しい岩峰、八ヶ岳の主峰「赤岳」に登るお話です。

尊無上亜甲中玄    玄上

本日紹介のコース概要

 本日は、昨日の続き。阿弥陀岳を中阿のコルまで下って、中岳から赤岳に登ります。赤岳山頂を楽しんだら、文三郎道を行者小屋へと下ります。八ヶ岳の主峰をお楽しみください。



1、阿弥陀岳から中岳~文三郎道分岐


 阿弥陀岳を中阿のコルまで下山し、中岳へ登り返す。コルから10分ほどで、中岳山頂です。山頂の標識はなく、狭い山頂です。でも、山頂からの眺めは、八ヶ岳の核心部を360度一望できる展望にあります。


中岳山頂からの展望。これから進む赤岳への登山道がジグザグに見えます。


雲がかかってきた横岳方面です。

 中岳山頂から見える赤岳への登山道は、とても美しいのですが、一旦、赤岳と中岳のコルまで下ってからの登り返しと、急登りは堪えます。見た目よりもキツイ登りですので、覚悟を決めて、一旦下ります。


中岳と赤岳のコルから下ってきた道と中岳を見上げる。


中岳と赤岳のコルは砂礫地で、コマクサが生えています。

 中岳と赤岳のコルまでジグザグに下ります。このあたりにはコマクサがあります。八ヶ岳では、硫黄岳付近と根石岳付近のコマクサの群落が有名ですが、意外なところにあるコマクサです。

 コルまで下ったら、赤岳までの急登りです。最初は中岳の山頂から見えたジグザグに登る道をピッチを切りながら登ります。見えたより急な登りのつづら折れの道ですので、急がずに呼吸を整えながら登っていきます。


中岳と赤岳のコルを出発し、振り返ったところ。中岳が尖峰に見える。


文三郎道分岐までもう少しのところまで登ったところ。阿弥陀岳が中岳の上に姿を現す。

 どれだけ登ったかと後ろを振り向くと、意外と進んでいないのに嫌になるが、ここは、焦らずにコツコツと登ります。来た道を見ると、中岳の尖峰が美しく、やがて、阿弥陀岳が中岳の頭に見え出します。そこまでくると、文三郎道との分岐まであと少しです。


文三郎道の分岐

 行者小屋から赤岳に直接登る文三郎道と合流したところで、一休み。これからが、赤岳への登りのクライマックスです。



2、文三郎道分岐から赤岳

 文三郎道の分岐からは右上に赤岳をトラバースしながら登っていきます。斜度はここまでつづら折れだった道と変わりませんが、高度を上げるにしたがって、2800mを越えた風が気持ち良く感じることができます。


砂礫の登りから岩嶺の道になる。阿弥陀岳が徐々に下に見えるようになってくる。


南を見ると権現岳へとつながる稜線をみおろせます。かなり急な岩嶺であることがわかると思います。


 後ろを見ると阿弥陀岳が見えますが、標高2805mの阿弥陀岳が下に見え出すといよいよ核心部の岩嶺の登りにさしかかります。このあたりで、カメラのバッテリーがまずくなったので、別のカメラに変えたらパノラマ写真になってしまいました。

 ここからの岩嶺は、かなり急な難所で、鎖を頼りに登っていきます。南のほうを見ると八ヶ岳南部の権現岳へとつづく稜線を見下ろすことができ、高山にきたという雰囲気満点です。

赤岳直下の岩壁の登り

岩壁に咲く「イワベンケイ」

岩壁を登る鎖場。下を見下ろすとスリリングです。

 赤岳直下は天を突くような登りの鎖場の連続で、滑落に注意したいところです。鎖場もフナーレを迎えると、岩と岩の間に標識が見えます。これが、八ヶ岳の主稜線の縦走路です。遠く、蓼科山から、北八ヶ岳を経由して、硫黄岳、横岳、赤岳、権現岳、網笠山を縦走できる長大な稜線のルートです。

頭上に主稜線の標識が見える。

 稜線に出ると、一気に風ふけぬけるようにと、変わります。とてもさわやかなところですが、悪天候の時は、とにかく最悪です。稜線の分岐から赤岳山頂までは、あとわずか。

赤岳へと向かうはしごです。

はしごを上ると、山梨県側から湧き立つ雲と権現岳がすばらしい。

 それでも、岩嶺の登りが続きます。でも、ここまで登ってきた悪場に比べるとたいしたことはなく、はしごを二回登れば山頂に到着です。

赤岳へ、最後のはしごです。

はしごを登りきると、標高2899m赤岳山頂!

 赤岳の山頂は、北峰と南峰に分かれており、到着したところは南峰です。八ヶ岳の最高点の2899mは赤岳南峰にあります。北峰には、赤岳山頂小屋が建っています。

2899m赤岳山頂の三角点


北峰へ続く道。赤岳頂上小屋が見える。

 南峰で山頂を楽しんだら、小屋のある北峰へ行ってみましょう。10分も歩けば到着しますが、この区間は左右に切れ落ちている痩せ尾根ですので、滑落しないように注意が必要です。特に、風の強い日は注意しましょう。


赤岳頂上小屋

 赤岳頂上小屋では赤岳グッズ(バンダナやバッジなど)お土産も販売しています。行程によっては、この小屋で一泊するのもいいでしょう。赤岳山頂からのご来光は最高です。3000mを越えないし、ここまでの間にも、阿弥陀岳に登ったりして順応していますから高山病の心配はないと思います。



3、赤岳から文三郎道を行者小屋へ

 赤岳からは北峰をそのまま北に下って、赤岳展望荘の前を通り、地蔵尾根を行者小屋へと下るルートもありますが、今回は、来た道を文三郎道で一気に下ります。


赤岳南峰から硫黄岳と横岳の展望と、眼下にこれから下っていく行者小屋。


山頂から下りの標識。すぐに登ってきたはしごが見えます。

 来た道を下るにしても、岩嶺ですので、誤ったほうへと行かないように気を配ります。山頂から、登ってきたはしごに取り付けばしめたもので、その次は、主稜線との降下点を間違わなければ問題はありません。降下点には標識がありましたね。南に向かって右へと降下します。


主稜線の岩と岩の窓。


鎖場の降下はバックで慎重に。

 下りの鎖場は無理に前向きに降りずに、バックで慎重に下ります。上を見上げると主稜線の分岐の岩と岩の窓が、だんだん遠ざかっていきます。やがて、岩場の悪場も終わり、ざれた砂礫の道になると、文三郎道ももうすぐです。


文三郎道の下り始め。


文三郎道から中岳と阿弥陀岳を見上げる。

 文三郎道は最初はザレた急坂ですので、スリップに注意します。鎖をつけてくれていますので、それを利用します。途中、上を見上げると、今まで歩いてきた中岳や阿弥陀岳が頭上に見え、赤岳の岩峰がそそり立っています。頑張って歩いた山を見上げると、心にジーンと来るものがあるでしょう。でも、下りはまだまだ続くので油断は禁物。


文三郎道の名物、長い階段。赤岳の岩嶺をバックに。

 やがて、文三郎道の名物である、長い階段が現れます。以前はもっと長かったのですが、数十年経つでしょうか、老朽化してきているようで、かなりの区間が、ザレた普通の登山道になってしまっています。

 階段も終わり、昨日掲載の登りに通過した中阿のコルへの分岐を過ぎると、5分ほどで行者小屋です。



行者小屋近くの沢でシカに遭遇しました。


後記

 
写真を撮りながらの日帰りでしたので、横岳と硫黄岳を回る時間がなかったのですが、いずれお話しましょう。いかがでしたか?夏の土日の山案内、八ヶ岳のメインの山々を巡る山旅でした。感想などをコメントいただけるとありがたいです。

2012年の記事を見る。

赤岳山頂から阿弥陀岳を望む。

 

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2010年7月24日 (土)

【八ヶ岳】行者小屋から阿弥陀岳。夏山の風景を楽しんでくださいな。

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八ヶ岳がよく検索にひかかっているようですので、この土日は、八ヶ岳特集です。山に興味のない方も、写真を見て楽しんでくださいな。行者から、夏山の御案内です。

※南沢崩落がいまだに検索で上がっていて、通れないというデマがあるようですが、迂回ルートができています。この写真は2009年7月20日に南沢から登って撮ったものです。この一週間ほど前に登った人のブログでは、崩落していて通れないとありましたが、おそらく、迂回ルートで間違ったのではないかと思います。崩落は2007年の事ですね。2009年の秋に2年前の出来事としてブログに掲載されている方もいましたが、山の場合、変化しますので、参考にしている情報の時系にご注意ください。

2012年の記事を見る。


主稜線、赤岳と権現岳のキレット越しに富士山が見える。右の高峰は権現岳。


 
八ヶ岳は、本州のほぼ中央部に位置し、山梨県と長野県にまたがる火山性の山岳地帯です。標高は3千メートルに満たないものの、主峰赤岳の2899mなど、3千メートル級の山々が連立する。アプローチは、諏訪・茅野方面、小淵沢方面、清里・野辺山方面と、八ヶ岳の裾野からいくつもの登山道があります。3千メートル級でありながらも、比較的、短期間で、その山頂に立てるという楽しさもあります。私は日帰りで走ってきましたが、短期間で走破できるといえども、長い道のりですから、安全面や観光面を考えると、通常は途中の山小屋に1~2泊して満喫したいものです。

 この土日は、八ヶ岳の中心部の「赤岳」と「阿弥陀岳」をたっぷりと紹介します。

尊無上亜甲中玄    玄上



本日紹介のコース概要



 今回は、美濃戸口から阿弥陀岳のコースを紹介します。八ヶ岳に入山する最もポピュラーなコースで、コース上にもいくつかの山小屋があり、お住まいのところからのアプローチによって、どこに泊まるかを考えるのも良いかと思います。 通常は、初日に行者小屋まで登り、二日目に八ヶ岳を巡って、三日目に下山の二泊三日の行程と、美濃戸出発時刻が早ければ、赤岳北峰の赤岳山頂小屋や稜線上の赤岳展望荘に一泊二日の行程がおすすめです。

 初日に、山麓までしか移動できないようなご遠方の場合は、美濃戸か美濃戸口で一泊し、二日目に赤岳頂上小屋や赤岳展望荘、三日目に横岳や硫黄岳を巡り、柳川北沢から美濃戸まで戻って、四日目に岐路に着く三泊四日がおすすめです。

 出発は、JR中央線茅野駅からバスで美濃戸口まで入り、美濃戸口から林道を1時間ほど歩くと美濃戸に到着します。自家用車では、美濃戸口から左へと林道に入って美濃戸まで行くことができます。山小屋の駐車場があり、付近の山小屋に千円を払って停めてもらいます。



1、美濃戸から行者小屋


お店番をするワンちゃんがいる赤岳山荘。


 美濃戸口から1時間ほどで美濃戸に到着します。美濃戸には3軒の宿があり、最初に見えるのは「山の子村」と「赤岳山荘」です。自動車で来たときは、この付近の駐車場に停めます。


麓の最終宿、美濃戸山荘

 さらに林道を5分ほど歩くと、美濃戸山荘があります。この前で、コースは柳川北沢と南沢ルートに分岐します。北沢は赤岳鉱泉へと通じており、3時間足らずで赤岳鉱泉に到着します。赤岳鉱泉も登山基地として使える山小屋ですが、今回は、赤岳と阿弥陀岳に近い行者小屋へ続く南沢ルートに入ります。


北沢と南沢の分岐。南沢へのルートです。 

 北沢へは、林道歩きですが、南沢へは、うっそうとした樹林に入っていきます。すぐに、堰堤をはしごで越え、森の中を南沢のせせらぎの音を聞きながら登っていきます。


八ヶ岳の森

 苔むす大地の林床、ブナやシラビソの森は八ヶ岳独特の森の雰囲気をかもし出しています。高度があがると、コメツガが出現するのも、この山域の特徴です。


南沢のせせらぎ。ところどころで沢を渡る。


再び、森の中を歩く。



途中、滝の上を通過。上から滝を見下ろした写真です。

 森林浴を楽しみながら、また、幾度と沢を渡って登る時間は、何か時が止まったような不思議な感じにさせるところでもあります。常に、南沢のせせらぎと森林の中をひたすら歩き続けます。


木々の間から姿を見せる阿弥陀岳

 美濃戸を出発して2時間ほどすると、いつの間にか沢のせせらぎは消えていて、うっそうとした森から空が広くなって視界が開けます。木々の間からは、阿弥陀岳を見上げることもできます。さらに進むと、前方の視界が一気に開け、前方に、八ヶ岳核心部の横岳の岩峰のゴツゴツした稜線が姿を現します。


横岳。大同心がそそり立っている様子がひときわ目立つ。

 南沢も枯れ沢となり、広い川原状のところに出ます。ここが、「白川原(しらっかわら)」と呼ばれるところで、視界もよく、正面に横岳や赤岳を眺めることができます。


白川原からまずは横岳を望む。


白川原を進むと、赤岳も正面に見えてくる。

 白川原から再び樹林の中の登山道に入ります。樹相は高山らしく、シラビソやコメツガの森になります。どこからか、まきをくべる匂いがしてくると、夏のシーズンなら多くの登山客でにぎわう行者小屋に到着。美濃戸から約2時間半。美濃戸口から4時間弱の登りの行程です。でも、山慣れしていないと、この1.5倍の時間を見てゆっくりと登ったほうがいいです。


行者小屋です。

 行者小屋は水が豊富で、テントサイトも付近に充実しています。横岳、赤岳、阿弥陀岳に囲まれた行者小屋は、すでに標高2200mあり、美濃戸から標高差で約700m登ったことになります。これから、登る阿弥陀岳へは、標高差約600mありますので、この小屋に寝泊りしてアタックするのもいいでしょう。



2、行者小屋から阿弥陀岳

 私は、日帰りでの走破ですので、行者小屋前で写真を撮って、さっさと、阿弥陀岳方面へと向かいました。通常なら、小屋前でお弁当を食べたりしながらくつろいで、休息をとってから出発するのがベストですね。歩きながら行動食を食べながらは、お行儀が悪いですね。


文三郎道と中岳と阿弥陀岳コルへの道との分岐。

 行者小屋から、赤岳・阿弥陀岳方面への標識に従い、南に進路をとります。10分ほどすれば、赤岳への直接登る最短路の「文三郎道」の分岐が現れます。阿弥陀岳へは文三郎道へ行かずに、直進します。直進する道は、阿弥陀岳と中岳のコル(中阿のコルと私は呼んでいる)へとつながります。


硫黄岳と横岳。そそり立っているのは、横岳の大同心です。

 高度を上げるにつれ、八ヶ岳の全体が見えるようになってきます。北部の硫黄岳、横岳の核心部などがダイナミックでアルペン的な姿を見せてくれます。足元には、高山植物が可憐な姿で咲いていて、急登りにあえぎながらも、心を和ませてくれます。


キバナノコマノツメ。黄スミレの仲間で、八ヶ岳のこの付近に生息しています。


赤岳と中岳を見上げる。まだまだ上に見える・・


中阿のコル手前の崩壊地。

 中阿のコルが近づくと、標高もかなり高くなってきています。途中、崩壊地があり、以前は、崩壊地に鉄板のはしごが掛けられていましたが、流れ落ちてしまったようで、その手前を、一旦登ってから迂回するようになっています。ちょっとスリリングなところです。


もうすぐ、中阿のコル。はるか下に行者小屋が見える。ずいぶん登ったものだ。


中阿のコルに到着。

 はるか下に、通ってきた行者小屋(お泊りの方は、出発した行者小屋)が、はるか下にみえると、正面に、中岳と阿弥陀岳への分岐の標識が見える。中阿のコルに到着です。急登りに疲れた体を癒すべく、休憩している登山客がいます。


中阿のコルから富士山。


これから登る阿弥陀岳の岩峰を見上げる。

 中阿のコルに出ると、一気に南の視界が開け、遠くに富士山。手前に権現岳などの八ヶ岳連峰の南の山々が出現します。下を見ると、立場川流域の深い谷を見下ろす事ができます。

 さて、これから登る阿弥陀岳は・・と、ふと見上げると、登るのが嫌になってしまいそうな、急峻な岩峰がそそり立っている。途中に、はしごが掛けられていたり、天を突くような岩峰を見上げると、登るのはやめて、中岳方面へと、180度進路を変えたくなります。


絶壁の途中に咲いていた、イワベンケイ。(撮影するのが怖かった)


岩峰には鎖がつけてくれている。

 しかし、以前は、はしごも鎖も無くて、まるでロッククライミングのような登山道?だったが、少しは整備されています。でも、ルートを間違うと、とんでもない絶壁に出てきたりもしますので、ペンキ印をはずさないように、注意して登りたいものです。

 上から登山者が来てすれ違う時は、少し広いところを探して、岩につかまって、すれ違いを待ちましょう。絶壁には、イワベンケイやチングルマなどの高山植物が咲いていて飽きることはありません。


山頂が近づいて、ふと後ろを見ると、尖った中岳とその後ろに赤岳。

 下から見上げていた頂上らしきところは、まだ頂上ではなく、三分の二ほど登ったところの肩です。でも、ここからは、歩きやすくなり、ふと後ろを見ると、手前に中岳の尖った姿、後ろに赤岳のゴツゴツした岩峰を見ることができます。上の写真の、赤岳山頂の右から、左下へと斜めに入っている細い線は、先ほど行者小屋を出てすぐに分岐した文三郎道です。

 私は、阿弥陀岳に登頂後、阿弥陀岳を下ったら、手前の中岳を乗り越して、赤岳直下で文三郎道を合流して赤岳へ向かいます。その様子は、明日お話し
ますが、上の写真に、中岳に直登して乗り越す道が見えています。


阿弥陀岳山頂、2805m

 中阿のコルから30分あまり、行者小屋を出発して2時間半で、阿弥陀岳山頂。阿弥陀岳山頂は、古いお地蔵様などがお祭りされていて、古くからの山岳信仰のあるところです。今登ってきたのと反対側は「御小屋尾根」で、諏訪の「御柱祭」のもみの木を育て、伐採される「御小屋山」へと連なっています。

 明日は、阿弥陀岳から中岳を経て、赤岳に登り、文三郎道を下って、行者小屋に戻るコースを紹介します。いよいよ夏山。ダイナミックな写真をお楽しみください。



阿弥陀岳山頂から、八ヶ岳最南の編笠山と向こうに、南アルプス。


後記

 
八ヶ岳は横岳の通過や赤岳周辺の鎖場、阿弥陀岳周辺のスリリングなところもありますが、すべて鎖やはしごがつけられていて、3000mの稜線ながらもコンパクトにまとまっている山系です。

 南北アルプスのように、長いアプローチを必要としないので、体力に見合った日数と時間をかければ、比較的容易に山頂アタックできます。急な天候悪化でも稜線には山小屋が多いので、待機できるし、1時間も下れば、稜線から離れた小屋にたどり着くことができるので、天候を見て引き返すのも容易です。

 今回は、白馬から日帰りで、阿弥陀岳と赤岳を歩いてきましたが、走破できる条件のペースがありますので、体力のある若い方はいいのですが、私のような中高年になってしまうと、何度も足を踏み入れていない方にはおすすめではありませんので、絶対まねをしないでください。



八ヶ岳連峰。中央が主峰「赤岳(2899m)」。春の飯盛山から。

 

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2010年7月23日 (金)

【白馬岳】白馬岳の高山植物、ウルップソウ・ミヤマオダマキ・ミヤマキンポウゲ

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先日の白馬岳の取材から、高山植物をクローズアップしました。写真をクリックすると大きくなります。

100721_102055_2 上部小雪渓を過ぎると、一面がミヤマキンポウゲなどのお花畑です。雪渓が溶けていくのと同時に、色々な花が咲いてきます。写真は、村営頂上小屋まであと少し、標高2500mあたりのミヤマキンポウゲの群落です。  

100721_105452 ミヤマキンポウゲとウルップソウです。日本では本州の白馬岳と八ヶ岳、北海道の礼文島にみられる珍しい高山花で、白馬岳の名物です。もう少しすると、もっと咲いてきそうですね。

 

100721_105514 ミヤマオダマキです。村営頂上小屋付近にて。他にも、小雪渓から山頂までの間には、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、クルマユリ、イワオウギなどが咲き乱れています。今の白馬岳は高山植物の宝庫ですぞ。

2010年7月21日 (水)

【白馬岳】白馬岳から暑中お見舞い申し上げます。

久しぶりに白馬岳の写真です。本日の雪渓と山頂写真をお送りします。朝は白馬も快晴、ブログ用に急ぎ足で日帰りで取材してきました。暑い日が続いていますので、雪渓の写真で涼しい気分になってください。暑中お見舞い申し上げます。

白馬岳から暑中お見舞い申し上げます。
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2010年7月19日 (月)

海の日の連休、道場へようこそ

海の日の連休、いかがお過ごしでしたか?梅雨もあけ、白馬も暑い日が続いています。

さて、この連休中は、千葉、静岡から御玄綬におこしになられました。また、松本市の方が、通りがかりに立ち寄っていただきました。いつも、お心遣いありがとうございます。

これから、暑い日が続きますが、十分な水分と適度な塩分の補給を怠らぬようにしましょう。塩分控えめの方も、だるいと思ったら、極端な塩分不足になってしまっていることもあると、春に御玄綬にいらしたお医者様が申していましたので気をつけましょう。

海の日の連休、道場へようこそ。

尊無上亜甲中玄    玄上

2010年7月 1日 (木)

ゆりが咲きました

ゆりが咲きました
さあ、7月です。ゆりが咲きましたぞ。今年のゆりはでかい!力強いです。

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