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2012年5月26日 (土)

仙塩尾根|仙丈ケ岳~仙塩尾根~両俣小屋

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1997raityo 今日は仙丈ケ岳のお話です。北沢峠で一泊すれば日帰りで往復できる山頂とあって、仙丈ケ岳までは多くの登山者でにぎわいます。南アルプスの3000m峰にあって、比較的易しい仙丈ケ岳だけなら、お手ごろなハイキングですので、この夏出かけてみてはいかがでしょう。

仙丈ケ岳付近のハイマツ帯も雷鳥が多く、時折、この写真のように見ることができます。当時の写真は少なくて、古いプリント写真を引きずり出して、デジカメで撮って掲載していますので、画質はすこぶる悪いですが了承ください。

尊無上亜甲中玄   玄上

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 まず、夏に運行している登山バスに登行を手伝ってもらうことにする。長野県長谷村から北沢峠行きのリムジンバスに乗車、もしくは、山梨県側、芦安の北岳登山口のアルペンプラザから出ている北沢峠行きのリムジンバスに乗りこむ。

 北沢峠は、標高2000mほどあり、ずいぶんと高度差を稼ぐことができる。この峠は、北へ登れば甲斐駒ケ岳、南へ登れば仙塩尾根の始まりの仙丈ケ岳へと足を運ぶことができる登山基地でもある。

 峠を後に、仙丈ケ岳を目指すことにしよう。行程からいくと藪沢新道途中の「馬の背ヒュッテ」という山小屋に泊まりたいところだが、当時は、夏場には大変混雑し、小屋の表示では「一畳に5人!」という混雑ぶり。しかし、実際は一畳に4人ぐらいだったような記憶がある。それでも、狭くて寝付けない。長い縦走の場合、始まり早々、登山の体力に適さないので、できれば避けたものである。

 それにしても、山小屋のスタッフはあれだけの人数の食事を用意したり世話するのだから、大変であろう。元気に、登山者の世話をしている姿は見ていて気持ちがいい。ところで、テントを背負っては仙丈のカールの指定地に幕営する方法もあった。その後、自然保護のためテントは禁止となったが、今では、千丈小屋がある。

 さて、私は、北沢峠から一気に、仙丈ケ岳を越えて両俣小屋をめざした。一日の行程が恐ろしく長い。北沢峠を午前3時にライトをつけて出発。仙丈ケ岳は標高3033m、峠から標高差で約1000m稼がねばならない。登山道はさすがに日本百名山とあってしっかりしているので、ライトを照らして登ればたいした危険はないが、早朝の体にこたえる登りである。

 ルートは二通りあり、小仙丈ケ岳に一気に上って、仙丈ケ岳に行くコースと、途中、馬の背ヒュッテを通って、仙丈ケ岳カールの底から、仙丈ケ岳に上り詰める藪沢コースがある。どちらも大差はなく、4~5時間ほど頑張れば仙丈ケ岳に到着する。北沢峠をはさんで北には甲斐駒ケ岳2967mが大きな姿でそびえる。仙丈ケ岳が3033mだから、足して2で割れば、3000mになる不思議なめぐり合わせの山である。

Kitadakefuji_2  山頂の展望もよく、東には、日本第二の高峰「北岳」と、第一の高峰「富士山」の競演、日本で1、2の高峰が同じ画面に収まるのは、おそらく、この仙丈ケ岳山頂ぐらいであろう。北には甲斐駒ケ岳の左に八ヶ岳連峰が横たわる。ずっとのんびりしたいところだが、日本百名山ともあって、夏とあらば人の多いこと多いこと。しかし、冬に来れば、稜線は氷雪のナイフエッジとなり、高度感スリル満点の仙丈ケ岳である。

 午前8時、いよいよ仙丈ケ岳から南へ、仙塩尾根へと突入する。

 仙丈ケ岳から南へ進むと、もうそこは仙塩尾根である。最初に出くわすピークは大仙丈ケ岳(2975m)。仙丈ケ岳から少し下って登り返せばこのピークに立つことができる。ここは、百名山から離れているために人が少なく、仙丈ケ岳のピークよりも静寂でのんびりできる。静かな大仙丈ケ岳には、時折、雷鳥の姿も見ることができる。後ろを振り返れば、雷鳥もびっくりの登山者であふれる仙丈ケ岳。

 さて、何よりも、大仙丈ケ岳のカールにある高山植物、天然のお花畑は印象的である。しかし、反対側はスッパリ三峰川に切れ落ちる大崩落地。左が天国なら、右が地獄と言うところであろう。

 大仙丈ケ岳からは一気に高度を下げる。急な下りを過ぎると、目の前にピークが出現するが、それは登らずに左にまいて再び下りになると、森林限界に突入して、樹林の中になる。長い樹林歩きの始まりだ。小さな上り下り。まさに、南アルプス独特の森の匂いがする。やがて、ひと登りで伊那荒倉岳(2517m)に到着。樹林の中の静かな山頂だ。人影もなく、まさに、朝の仙丈ケ岳の賑わいが嘘のようである。このあたりから仙人になった気分になることができる。

 伊那荒倉岳から少し下ると、森林が急に明るくなる。稜線上に高望池(こうぼういけ)に出くわす。池とは名ばかりで、窪地の湿地である。しかし、上を見上げれば、南アルプスの深い森がぽっかり天に向かって口を空いたように、光が差し込むところである。

 高望池からまたピークへの登りとなる。さらに、樹林を下って、また登りとなると見晴らしの利くピークにでる。ここからの北岳は小太郎尾根を率いてとても大きい。

 やや下り気味の樹林の稜線を行くと横川岳(2478m)。仙丈ケ岳を出て5時間ぐらい歩いただろうか、すっかりお昼を過ぎている。横川岳から一気に野呂川越まで150mほど下る。Ryomata今夜の宿泊地は野呂川越からさらに、野呂川に向かって300ほど下ったところにある「両俣小屋」。 南アルプスでも、山奥深い山小屋のひとつ。まさに、人里はなれた静寂な限りの沢と森の山小屋である。

 翌日も、野呂川越まで登り返してから、長い道のりになるので、早く休んで疲れを取ることにしよう。お話は明日に続きます。

 尊無上亜甲中玄   玄上

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雄大な日本アルプスそのものが、まさしく至心玄道、私の「お山」なのです。

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