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2012年6月30日 (土)

【仙丈ケ岳】南アルプス、仙丈ケ岳に日帰りで行ってきました。

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久しぶりの南アルプスです。今日は、まさしく「天高きこと一万尺」。南アルプス北部にある仙丈ケ岳(3033m)に行ってきました。北アルプスと比べると、ずいぶん雪が少ないです。でも、南アルプス独特の森や山容を見ることができます。この写真は、小仙丈ケ岳(2855m)から、小仙丈カールを抱いた仙丈ケ岳です。

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白馬を5時に出発して、伊那市長谷の戸台口から入ったところにある「南アルプス林道バス」の8時過ぎの北沢峠行きに乗りました。南アルプス林道では、開通当初から、北沢峠へのマイカーは規制されています。

8時過ぎにバスが出て、北沢峠に着くのが、9時。帰りのバスが、16時。その間、7時間しかありません。しかも、北沢峠~仙丈ケ岳往復の基準コースタイムは約6時間。休憩を入れると7~9時間(個人差あり)になってしまいますので、普通は付近の小屋泊まりのほうがいいでしょう。

今回は、久しぶりでしたので、仙丈ケ岳と小仙丈ケ岳で合計1時間ほどのんびりして、歩く時はカモシカの如く(笑)で、5時間30分ほどで往復してきました。予定していたバスの1本前の15時のバスに間に合いました。

明日から、順次整理して、展望や高山植物の写真や記事を掲載しますのでお楽しみに。

続き(写真解説)を読む

仙丈ケ岳の高山植物を見る


尊無上亜甲中玄   玄上

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2012年6月29日 (金)

八ヶ岳、赤岳周辺の高山植物

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今週、阿弥陀岳~赤岳をまわってきましたが、その時に撮影した高山植物と、3年前の7月に撮影した高山植物を掲載いたします。6月下旬の花と、7月下旬の花をお楽しみください。(以下の写真はクリックすると大きくなります。)

花の写真を見て、心休めてくださいな。

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まず、6月下旬の高山植物です。

120626_084612ヤツガタケキスミレ|「八ヶ岳黄菫」。八ヶ岳周辺の固有種で、キバナノコマノツメとよく似ていますが、花びらの下が太いです。6月には稜線ではまだ咲いていませんが、南沢で見かけることができます。






120626_122919コイワカガミ|「小岩鏡」。中岳付近で見かけたものです。葉に光沢があり、鏡のようですので、この名前がついています。浅間山連山にもありましたね。







120626_123643キバナシャクナゲ|「黄花石楠花」。中岳から赤岳へ登っている途中のハイマツ帯で見かけました。高山帯のハイマツの淵にそって、よく見かけます。夏には花が終わるので、緑の葉ばかりです。浅間山にあったのはハクサンシャクナゲです。





120626_124712 イワウメ|「岩梅」。岩に食いつくように、カーペットみたいに、へばりつきながら生えている小さな木です。赤岳直下の岩稜でみかけました。いつも、これを見ると、急な岩登りの時に勇気が出ますね。






120626_141127000_3オヤマノエンドウ|「御山豌豆」。(冒頭の写真と重複します)赤岳の北斜面、赤岳展望荘に下る途中で、大きな群落を見かけました。それでも、これは、その一部です。赤岳周辺は青紫ですが、北アルプスでは赤紫のもあります。高山帯の風の強いところに地面を這うようにして生えています。






ここから、7月下旬の高山植物です。

090720_104343ヤツガタケキスミレ|「八ヶ岳黄菫」。6月下旬では、南沢に見かけましたが、一ヶ月後には、標高が高いところで咲いていました。中岳と阿弥陀岳分岐近くです。







090720_113655イワベンケイ|「岩弁慶」。阿弥陀岳の絶壁に張り付くようにして生えていました。岩が崩れてもぎ取られても生え続けることができて、とても強い高山植物なので「弁慶」という名があるそうな。しかし、いつも、コワイ絶壁に咲いていますな。






090720_130144コマクサ|「駒草」。中岳と赤岳のコルの砂地にヒッソリと咲いていました。高山植物の女王と言われております。八ヶ岳では、根石岳付近や、硫黄岳から横岳の大ダルミに大きな群生地があります。






Image012チョウノスケソウ|「長之助草」。赤岳南面の鎖場の手前に咲いていました。高山帯の砂礫や岩場でたまに見かけます。チングルマと間違うこともありますが、葉が違うので、すぐに区別がつきます。「ミヤマチングルマ」ともいいますので、間違っても不思議ではないですね。







今日も、高山帯の代表格の高山植物がいっぱい。ちょっとレアなのもありましたが、たまに当ブログで紹介しますので、お楽しみに。最近、ガンガン山に入っていますので、カメラがあるときは撮ってきます。

尊無上亜甲中玄   玄上

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2012年6月28日 (木)

浅間山付近の高山植物です。

先週は2回浅間山に出かけましたが、そのときに撮影した高山植物の写真を掲載します。(各写真はクリックすると別ウィンドウで大きいのを見ることができます。)花の写真を見て、心休めてくださいな。

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120618_092242_3スミレとキンポウゲ|浅間山荘から火山館までの樹林に咲いていました。うっそうとした樹林ですが、林床には、森のアクに強い野草が花を咲かせています。





120618_094348ハクサンイチゲ|「白山一花」と書きます。高山植物にはハクサンがつくのがおおいです。さて、このハクサンイチゲは火山館に着くまでの間の樹相が低くなり視界が開けるところに咲いていました。



120618_095154コイワカガミ|「小岩鏡」です。葉の表が鏡のように光っているからついた名前だそうです。ハクザンイチゲと共に、浅間連山の亜高山帯のいたるところに見かけることができます。




120618_104847ミネズオウ|「峰蘇芳」、ツツジ科の小さな花です。花の大きさは1cmもない、かわいいツツジですね。湯の平を過ぎて、賽の河原の途中や仙人岳付近の岩場に咲いていました。




120623_083625ツガザクラ|「栂桜」と思います。高峰高原からトーミの頭に行く途中にたくさん見かけることができます。これもツツジ科です。





120623_084133ハクサンシャクナゲ|「白山石楠花」です。高峰高原からトーミの頭への表コースで見かけました。これから7月が時期ですので、咲き始めた頃ですね。





120623_140857ユキワリソウ|「雪割草」、サクラソウ科の花で、これは青紫ですが、赤紫のはハクサンコザクラです。直径1cmほどの小さな花ですが、湯の平からトーミの頭への急登のキツイ登り返しにあえいでいたときに苦しさを忘れさせてくれました。



120623_140945ハクサンイチゲとユキワリソウのコラボレーションです。湯の平からトーミの頭への急斜面は、高山植物が豊富ですね。「草すべりコース」という名がついたのが良くわかる気がします。




120623_141010草すべりコースのお花畑です。こーんなに咲いています。白いハクサンイチゲにユキワリソウにコイワカガミやキンポウゲも混ざって、まさに高山植物の宝庫になっています。7月にかけてのお花の時期が楽しみですね。

120623_141411キバナノコマノツメ|「黄花の駒の爪」、黄スミレの一種です。草すべりコースの上部で見かけました。これが見えてくると、もうすぐ稜線です。





他にもたくさんありましたが、私が知っている花しか撮影していないような(笑)気がします。では、また、どこぞの高山植物を掲載しますのでお楽しみに。

尊無上亜甲中玄     玄上

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2012年6月27日 (水)

【八ヶ岳】美濃戸~行者小屋~阿弥陀岳~赤岳、登山のご案内

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昨日、日帰りで、美濃戸から南沢を経て行者小屋、阿弥陀岳(2805m)、中岳、赤岳(2899m)、地蔵尾根と、八ヶ岳主峰を周ってきましたので写真を掲載がてらにお話します。このコースは3年前に日帰りとしてご案内していますが、じっくりと小屋泊まりがよろしいかと思います。(上の写真は、阿弥陀岳から赤岳の展望です。雲が晴れた隙に撮りました。)

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120626_074921美濃戸口から林道を徒歩1時間ほどで美濃戸に到着します。自動車でも林道に入れますが、車高の低い乗用車はおすすめできません。
美濃戸や美濃戸口には宿がありますので、午後に到着される場合は、こちらで宿泊して、翌日、早朝に出発するといいでしょう。

この写真は、美濃戸から、柳川北沢コースと、南沢コースの分岐です。行者小屋方面へは、南沢コースを行きます。南沢崩落通行止めの噂もございますが、5年も前(2007年)の話です。現在は普通に歩くことができます。また、私が行った限りでは、3年前(2009年)から南沢は通ることができます。


120626_082253その噂の発端ですが、2009年7月に初めて南沢を行かれた方が崩落地の写真つきで行き止まりとネットで報告された事にあると思います。どうやらご本人は右岸に入るところを間違って、左岸を進んで、崩落地に行き止まってしまったようですね。私は同日に普通に南沢を行者小屋まで行っているのですが、南沢は時として迷う人もいるそうです。マークを見落とさないようにしましょう。



120626_081413現在(2012年6月)、治山工事の谷止堰堤工事をしています。途中から右岸を登る迂回ルートができています。迂回ルートは大変だからという噂で、北沢に行く人もいますが、旧ルートと比べると、ダラダラと沢沿いに行っていたのが旧ルート。先に登って、水平に行くのが新ルートで、さほど時間には変わらないです。しかも、行者小屋までの行程のうちの何十分の一の区間だけです。
ただ、遭難防止対策上、どこの山でも荒天時は、無理をしないほうが良いです。八ヶ岳だけでなく、どこでも、沢ルートは増水時は危険です。荒天が収まると、夏の登山道は点検されて整備されますので、荒天時に行かれた方のネット記事はあてにはなりません。


120626_093528さて、八ヶ岳の樹林を行きますが、やがて、白河原(しらっかわら)に出ます。正面に横岳が大きいところです。白河原から、20分もすれば、行者小屋です。もう少しですぞ。







090720_095452 行者小屋には、美濃戸を出て、2~3時間で到着します。私のこの日は1時間50分です。ご遠方から来られて、美濃戸出発が、お昼ぐらいになる場合は、ここでの宿泊がおすすめです。






120626_094419阿弥陀岳や赤岳など、主峰群に囲まれたロケーションにありますので、行者小屋を拠点に、八ヶ岳を楽しむのもいいですね。
小屋の前には広いテント場があるので、テントを設置して、八ヶ岳めぐりをするのも良いかと思います。





120626_104343まず、行者小屋から阿弥陀岳へ向かいますが、途中、文三郎道の分岐を過ぎて、登っていくと、写真のような崩壊で登山道が寸断されているところに出ます。崩壊地にも踏みあとがついていますが 、ルートは、手前を上に登るようになっています。固定ロープを頼りに急斜面を登って迂回します。





(2012年6月現在)。特に120626_104938 逆ルートの場合は注意が必要で、旧の鉄橋の手すりの通りに行くと崩壊地で行きどまってしまうので、手すりを山側(左側)にまたいで迂回ルートに行くようになっています。






120626_105448阿弥陀岳への分岐について右を見上げると、途中に梯子がかかっている急な岩峰を見上げます。これが、阿弥陀岳への登りとなります。

登るのが嫌になりそうな急な斜面ですが、梯子や鎖を頼ったり、簡単な岩登りをしたり、滑落に注意しながら登っていると、30分もかからないうちに、阿弥陀岳山頂に到着します。










120626_113143阿弥陀岳(2085m)の山頂です。山頂には、古い石仏があり、古くからの信仰の山であったことをうかがうことができます。

地元の神社の石碑などもあり、また、この山頂から西に派生する御小屋尾根ルートの途中には、諏訪御柱祭に使う柱を切り出すところがあるそうです。




120626_121928阿弥陀岳へ登っている途中は下りはどうしようかと思うような急斜面ですが、下ってみると上から足場が見えるので、意外と簡単で、20分もすれば再び分岐に戻ることができます。そこから、一気に、中岳へと登ります。後ろを振り返れば、今登ってきた阿弥陀岳が大きいです。

中岳山頂は標識も何もありません。遭難者の碑がございますが、百年も経てばどうなるんだろう、誰がもりをするんだろう、という思いがよぎります。

120626_124849中岳をあとに、一旦下って、砂礫の道をコツコツ登っていくと、文三郎道から登ってきた道が合流します。








ここから、さらに、120626_125902コツコツと登っていくと、 キレット小屋への道となり、赤岳へは急峻な岩場にとりつく分岐があります。ここから、 いわゆる、赤岳本体の核心部の登りです。







120626_130749鎖をかけてくれているので、迷うことなく登れます。先の阿弥陀岳の登りよりは簡単ですが、足場をしっかりと確保しながら登りましょう。







120626_132029やがて稜線に出れば、鎖場や梯子を使って5分ほどで、赤岳山頂(2899m)に到着します。昨日は雲の中で展望は望めませんでしたが、晴れた日の展望は凄いですね。

到着した山頂は、赤岳の南峰で2899mの三角点のあるところです。




120626_134120北峰へは、やせ尾根を1~2分歩けば着きます。北峰には赤岳頂上小屋があり、美濃戸を朝に出発した場合は、こちらでの宿泊か、次の赤岳展望荘での宿泊が人気です。







120626_140509000赤岳から、赤岳展望荘へと下ります。急な下りですので、スリップしないように、足元を確保して下ります。鎖をかけてくれているところもありますので、助かりますね。







120626_141454000赤岳を下りきったところの稜線上に建つ赤岳展望荘です。いい歳をして、いまだに、阿弥陀~赤岳~横岳~硫黄岳・・と、元気に日帰り縦走していますが、それができない歳になったら、一度は泊まってみたい山小屋です。






120626_141858展望荘から5分ほどで、地蔵尾根の頭に到着します。ここで、横岳方面への縦走路に別れを告げて、行者小屋へと降下します。







120626_142841地蔵尾根の下りは、これまた急峻な険路、悪場が続きます。鎖や梯子階段を頼りに慎重に下りましょう。

このように、以前より整備してくれていて下りやすくはなりましたが、それでも、こけて滑落しないように。

やがて、足元が平穏になると、もうすぐ行者小屋です。



行者小屋から美濃戸へは、約2時間もあれば下れます。120626_map 私のこの日は、1時間あまりでした。山頂でくつろぎすぎたり、写真を撮りながらでしたので、ぐるっと周って、9時間30分かかってしまいましたが、八ヶ岳は山小屋が多いので、じっくりと登山されたほうが楽しいと思います。一度でいいから、八ヶ岳で、そのような登山してみたいなあ・・と、思うこの頃です。

このコースの高山植物の写真を見る


尊無上亜甲中玄   玄上

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2012年6月26日 (火)

【八ヶ岳】柳川南沢から、赤岳~阿弥陀岳、日帰り縦走です。

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今日は、美濃戸を出発して、柳川南沢から行者小屋経由で、阿弥陀岳、中岳、赤岳、地蔵尾根の順に、八ヶ岳主峰を周ってきました。

あいにく、八ヶ岳は雲の中、展望は得られませんでしたが、この時期の高山植物は美しいものでした。

ところで、最近「南沢崩落」というキーワードで検索があったので、何だろうと思って検索してみましたら、2007年頃に通行止めになっていた件ですね。2009年7月に通れないと言うのはどうやら道迷いの方の記事で、2009年も現在も、南沢は通ることができます。

続きを見る。

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2012年6月25日 (月)

亜甲中玄|平成24年特別祈願の霊書です

2012natu平成24年夏の特別祈願「心徳発展妙運玄徳法」の霊書掛軸です。

「此の亜甲中玄は、宇宙統轄の大玄なり。衆人須らく此の経を受け、是に依って叡智を生じ持ち、以って己を越えたる大志を懐き、地上の人類を救済して応に楽土を現前すべし。尊無上亜甲中玄。」

心の徳をもたらし、己を越えたる大志をいだくことのできるようにと力を込めております。大きさは、全体が、縦124.5cm、横54.5cm。本紙が、縦42.8cm、横41.3cmとなっております。

お部屋や玄関の壁などにもかけていただけますので、ぜひ、この機会に御参賀ください。

尊無上亜甲中玄   玄上

2012年6月24日 (日)

【辻説法】山小屋のオヤジの話

 その昔、南アルプスにヘンコツな山小屋のオヤジがいた。農鳥小屋と高山裏避難小屋のオヤジである。他にも、荒川小屋にいたスタッフの中にもヘンコツが一人いた。しかし、山の厳しさを知っている姿には感心したものです。

 農鳥小屋のオヤジさんは、ぶすっと「どこから来た?」と聞くので、大井川源流から来たということを伝え、「今から水を汲みに行く」と言うと、いつもぶすっとしているオヤジさんが、ニコニコして貴重な山小屋の水を分けてくれた。

 いつも登山者を怒鳴っている高山裏のオヤジさんの前は、3日空けて二度通ることになったら、「戻ってきたのか?」と、笑われたが、乾燥ワカメを置いていこうとしたら、レトルト赤飯をご馳走になり、山の話に花が咲いた。

 荒川小屋のスタッフのその一人は、荒川中岳で、「今日は非番だ」と、一升瓶を片手に酒を飲んでいた。どうやら、じきに、へんぴな小屋へオヤジとして配属されるらしい。「この頃は、山小屋も、ホテルみたいな感じになってつまらんね。」と小言を言っていた。

 私は、彼らの言うことが納得できるのだが、おおかたの人は、「登山客を客とも思わないひどいオヤジ」というイメージがあっただろう。

 もし、「今の時期、白馬大雪渓でピッケルが必要ですか?」と、聞かれたらどう答えるべきか。もし、昼の野呂川越えで、「日暮れまでに、熊ノ平に着けますか?」と、聞かれたらどう答えるべきか。

 そう簡単に答えることができないものなのです。「私は、初対面のあなたの体力や技術がわからないので、なんとも言えません。」と、いうことになる。ピッケルだって、持っていれば良いというものでもない、その人とパートナーでアンザイレンしたこともないし、パーティーを組んだこともないので、その人がどこまで歩けるのか、ピッケルを使いこなせるかもわからない。

 もし、そのヘンコツなオヤジ風に答えるとしたら、ぶすっとした顔で、「ピッケルが必要かどうか、わからんようでは、行かないほうがいい。」、「野呂川越えまで来て、そんなことを人に聞くもんじゃない。山に人がいるとは限らんだあ。」と、いうことになる。

 「7月に軽アイゼンが必要か」という質問もナンセンスである。残雪期の北アルプスでは、必要でなくても携行するのが常識。時として南アルプスでも使うときもある。質問以前に、持っていて当たり前のことなのです。雨も降らないときでも、レインウェアを携行しますね。それと同じこと。だから、そう聞くこと自体が初心者の証であるから、「一人では、危ないので、行かないほうがいい」と言うことになるのでしょうね。

 夏山だから、ヘンコツなオヤジの小言で済む。しかし、白峰南嶺には山小屋がない。積雪期の山には道がない。冬季の山もそう。山小屋のオヤジはいない。大自然の猛威に対しては「登山客を客とも思わない」では済まないのである。いくらお金を出しても客とは思ってはくれない。

 今は、それらのオヤジ達はどうしているのかわからないが、時々山に入ると、彼らの気持ちが良くわかるときも、たびたびある。

091021_121514 ほんの一例だが、ある年の冠雪の始まった杓子岳付近の稜線で剣岳を望んで瞑想していて、そろそろ降りようかとしていると、一人の登山者が来て、「今から天狗山荘へ行きたいのですが、晩飯に間に合いますか?」と聞かれたことがある。・・ん?ば、ば、ば・・晩飯?夏山と勘違いしてはしないか?

 その頃には、鑓温泉は冬季解体されているし、天狗山荘も冬季休業に入っている。吹雪でもないのに、ゴーグルなんかかけて、格好だけは、いっちょまえだが、山を知らない人と気づくには、一秒もかからなかった。オヤジはこういう人にぶすっとするんだろうなあ・・

 「引き返したほうがいいですよ。」と、答えると、「大丈夫です。懐中電灯もあるし、体力もありますから、唐松山荘まで行きます。」という。オヤジはこういう返事に、怒鳴るんだろうなあ・・

 「不帰の剣は凍っているというのに、何を考えているんだ。」と、気の長い私も、さすがにオヤジになってしまった。説得の末に、結局、一緒に連れて下山したのです。(写真は2009年の晩秋に撮影したもので、このお話とは関係ありません。)

 夏山登山は山小屋が充実していて心地よい。しかし、大自然はそうばかりではない。傲慢になってもいけないのはもちろん、自分の足で歩かねばならないことには変わりない。それは、まるで、人生の縮図でもあるように思う。私は、ヘンコツではないので(笑)、長い人生の山旅、遭難する前に私にご相談くださいな。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月23日 (土)

【浅間山】高峰高原(車坂峠)~黒斑山~Jバンド~前掛山、日帰り登山

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【追記】:2015/6/11、15時30分頃、噴火警戒レベル2に引き上げられました。前掛山を含む、Jバンド分岐賽の河原から先へは入山できません。今後の情報にご注意ください。

今日は、高峰高原(車坂峠)から、黒斑山(くろふやま:2404m)の浅間山第一外輪山を縦走し、Jバンドから湯の平へ下って、前掛山(2524m)に登り返すコースの写真を撮りに行ってきました。現在、噴火警戒レベル1で噴煙もなく穏やかですので前掛山まで登ることができます。2年前にレベル2から1に引き下げられましたが、もし再び活動が活発になると黒斑山までかあるいは入山自体できなくなるので、今のうちに足を運んでみてはいかがでしょう。

前回、浅間山荘から火山館を経て前掛山のコースを紹介しましたが、あちらは累積標高差が約1100mだったのに対して、こちらは、登りはじめの標高は高いものの、累積標高差が約1300m~1400mで、前掛山へ登り返した後、湯の平へ下って、再び、トーミの頭まで標高差で約400m近い天を突くような急登を登り返さねばならないアップダウンのきついコースです。どちらかといえば、火山館コースのほうが楽ですね。

しかし、黒斑山の稜線からの展望が良いので、人気のコースとなっています。ファミリーでも、高峰高原から黒斑山往復はちょうど手ごろなコースと思います。また、首都圏からのアクセスも良いので、おすすめのエリアです。

いつもおなじみの注意ですが、夜通し車を走らせての寝不足登山や、二日酔い登山、普段運動不足のにわか登山は危険ですので、体調をしっかりと整えておくことが鉄則です。御安全に山から帰ることができますように。では、写真を追いながらお話します。

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120623_081647高峰高原にはビジターセンターがあります。この建物の裏側に駐車場がありますので、そこに駐車しておきます。ビジターセンターにはコーラの自動販売機があって、戻ってきたときに気付けに良いです。

120623_081823ビジターセンターから少し車道を戻ると、黒斑山への登山口があります。ここで、表コースと、中コースに分かれますが、表コースは展望もよく、人気のルートです。ただ、途中、車坂山と槍ヶ梢のピークを越えなければならず、上り下りがあるので、中コースより10~20分ほど時間がかかります。中コースは樹林の中を、まっすぐに、槍ヶ梢とトーミの頭の鞍部に着くことができるので、こちらのほうが楽です。

120623_083520今回は、登りを表コース、帰りを中コースを行ってみました。写真は、車坂山を越えて、一旦下って、登り返したところにある露岩帯から車坂山を振り返ったところです。

120623_091432登り始めて一時間ほどすると、槍ヶ梢に到着します。ここで、浅間山(前掛山)の展望が開けます。ここから、トーミの頭へと、一旦下って登ります。途中、中コースからの登山道を合流したところから、トーミの頭への登り返しになります。

120623_092619トーミの頭から、これから登る黒斑山や蛇骨岳、仙人岳、Jバンドの方面を一望できます。もちろん、浅間山が大きく目に止まるところです。

120623_094108トーミの頭から見ると、黒斑山は遠いように見えますが、コツコツ足を運んでいくと、30分かかるかかからない程度で到着します。
噴火警戒レベルが2のときは、百名山を巡っている登山者は、ここを浅間山代わりにすることもあるそうです。

120623_095903黒斑山からは、ダラダラと長いゆるい下りの森歩きが続きます。やがて、笹の展望の開けたところに出ると、これから行く蛇骨岳からJバンドの稜線を見ることができます。

120623_100233蛇骨岳からは嬬恋の高原の向こうに、四阿山や志賀、白根、草津方面の展望も開けます。

ここから、岩がごつごつしているので、足元に注意しながら進みましょう。

120623_102500右側の火口壁の切れ落ちた上を注意しながら登っていくと、三角点だけの仙人岳に到着します。写真は、浅間山と左に、これから行く鋸岳です。浅間山と四阿山や遠くに北アルプスを望める素敵な山頂ですね。

120623_103631鋸岳は三角点もない小さな岩のピークです。先ほど登ってきた黒斑山や遠くに、八ヶ岳や蓼科山を展望できます。

第一外輪山の縦走でのピークはここでおしまい。意外と長いです。

120623_104411Jバンドへの進入口です。ここで、稜線と別れます。

120623_104432Jバンドの下りです。ちょっとスリリングですぞ。足元だけでなく、頭上から落石がないかも注意したほうが良いかもしれません。上を見上げると、垂直に壁がそそり立っています。足元も、垂直に落ちていますが。

120623_105109Jバンドの途中から草つきの登山道へ(右へ)下ります。最初は急ですが、徐々に傾斜が緩やかになり、前掛山の裾野を気持ちよく進みます。
写真の正面は、牙山~剣が峰です。

120618_103943湯の平分岐に到着。ここから、前掛山の登り返しになります。
この分岐から先の説明は、前回の、浅間山荘~火山館コースと重複しますので、そちらをご覧ください。

120623_133035前掛山から下ってきて、前の写真のJバンドの分岐を通過して、さらに火山館のほうへと下ると、トーミの頭への分岐があります。高峰高原へは、トーミの頭へと草すべりコースというのを登り返さねばなりません。ここがまた、急登りなのです。

120623_135333しかし、展望もよく、歩いてきた第一外輪山の稜線や前掛山を振り返ったり、足元に咲く高山植物を楽しみながら登ります。

120623_140327天を突くような急登り。頭上には、だんだんとトーミの頭が迫ってきます。

途中、簡単な岩登りをすぎて、ハクサンイチゲやナデシコ系のきれいなお花畑を過ぎると、120623_142202 稜線に到着し、ひと登りでトーミの頭です。分岐から1時間~1時間30分ほど頑張りましょう。稜線近くには、もうすぐ7月が来るというのに小さな桜が咲いていました。草すべりコースの登りはつらいですが、花を楽しむのに良いです。

120623_143721トーミの頭から下ってきて、槍ヶ梢へと登り返さずに、中コースへと降りて行きます。途中の車坂山も登り返さなくて良いので楽です。

120623_145518_2中コースは樹林の中を行きますが、唯一視界の開けるところがあり。正面に、ビジターセンター近くのアサマ2000スキー場が見えると、ゴールもうすぐです。7時間の山旅でした。普通に歩いて8時間ぐらいですね。

このコースも途中に宿泊できる山小屋がないので、長時間歩くことができる体力が必要です。

そのうち、高山植物の写真を整理して掲載しますのでお楽しみに。

高山植物を見る。

前掛山の山頂からの展望を見る。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月22日 (金)

【流星群】お盆のペルセウス座流星群

私が何十年も若い頃(今のほうが、あの頃より若いですが・・・苦笑)、天文学に興味があり、大学もその方面へ進みたいと思っていたのですが、亡きオヤジに「それで食えるんか」なんと言われたり、 理解も乏しかったものです。私自身も、そう考えたりもしておりましたが。当時は、バイトをして望遠鏡や観測小屋を作ったりもしたものですね。120622_090016学生時代だった頃の天文誌に掲載された、その手作りの観測小屋の写真が残っていたので、掲載しておきます。本を大切にとっておいて良かったです。コンパネやトタン等で枠組みをして、戸車で開閉できるようにしたスライディング・ルーフ(移動屋根)など、・・・こうして知恵がついていくものなのですね。現代社会は、できあいのモノに頼りすぎますな。それにしましても、流れ星を見るのに、こういうたいそうなものは要りません。これは、彗星観測専用の機材です。

 さて、先月の日食や、今月の金星日面経過を機会に、山ばかりになってしまったブログに星空の話題を掲載しようと思います。それも、亡き大師匠が、暮れの荒行のとき、夜空を見上げて、「玄上、あの星は、何と言うのかね?何光年あるのかね?」等と、よく質問してくれたものです。それに答えると、「ほっほう、光で何十年もかかるのか、宇宙は広いね。」と、とても懐かしく思います。こう話を大師匠としていると、兄弟弟子に僻まれたりしたものですが、僻みは良くないですな。まして、ころもを着ている弟子たる者が。そんな連中の中にいるのも嫌なことで、離れて19年経った今でも、せいせいしております(笑)。

 前置きが長くなってしまいましたが、お盆の天文現象というと、ペルセウス流星群があります。詳しいことは、後日にお話しするとして、今年(2012年)のペルセウス流星群は、月が夜半を過ぎた頃に昇ってきますが、下弦を過ぎてはいるものの、流星群が活発になる2~3時から月明かりとは、ちょっと痛いですかな。でも、条件は悪くはないと思いますので、お盆の日には夜更かしをして、夜半すぎからの夜空にご注目です。ピークは年によって違いますが、8月12日の夜中~14日の朝方です。

 ところで、新聞やテレビで流星群が騒がれて、通勤帰りに星空を見上げたが、見えなかったという経験のある方も多いと思います。流星群は、皆様が寝静まった頃から始まるのです。いわゆる、夜半から明け方ですね。この仕組みについては、いずれ詳しくお話をしますとして、ペルセウス流星群は、他の流星群に比べて、始まりが早いほうで、午後10時ぐらいから、じっと見上げていると、ポツポツと現れ始めます。いっぱい、願い事をしてくださいな。

続き「ペルセウス座流星群が見える時刻とそのしくみ」を読む。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月21日 (木)

【辻説法】百万思は一行に如かず。

合掌

 「百聞は一見に如かず。」という諺がございますが、「百思は一聞に如かず。」というのを加えてみました。つまり、ああではないか、こうではないかと、ずっと思い続けているより、聞いたほうが良いということですね。

 そして、もうひとつ、「百見は一行に如かず。」を、加えてみました。これは、このブログで、いくら大雪渓の写真を見ても、実際に、行動して、そこへ行った人の感覚は得られないものなのです。

 これをつなげると、

「百思は一聞に如かず。百聞は一見に如かず。百見は一行に如かず。即ち、百万思は一行に如かず。」

 と、いうことになります。片思いの相手を、百万日思い続けても、一日デートに行ったには及ばないということですね。

 ブログの写真を撮りに山に行ってもそうです。凄い風景があっても、写真にしてしまうと、だめですね。そういう時は、「また来よう」になるのです。写真にできないから、その風景を見るために登る。その空間にいるからこそ、その大きさがわかる。

 だから「何のために山に登るのか?」それは、山を知らない人の言葉にしかすぎない。いつしかお話した「何のために生きるのか?」とよく似ている。「『何のために』という問いかけほど、幼稚な言葉はない」という哲学もうなづける。

 さて、大雪渓へ来られた方は、おわかりと思います。来られるにも交通費や宿代など大変かと思います。このブログの写真を見るだけではタダかもしれませんが、実物を見るという感覚は得られないのです。

 そういえば、「一を知りて、二を知らず。」という諺もございますが、ネットや本だけを見て、知っているつもりになっていると、それは浅く狭いものなのです。実際に、足を運んで、経験した者にはかなわない。

 それでも、その経験した人の頭を越して、知っているつもりになっている人も、近年少なくはありません。上には上がいるという謙虚さが必要ではないだろうか。それが、発展につながるのです。

 山を歩いていると、色々と教えてくれる登山者もいます。「去年の8月に来た時は、ああだったんだけど、今年は、こんなんだよ。」と、聞きもしないのに、嬉しそうに話してくれる。そのお顔が素敵ですね。実際に足を運んだ人の顔をしている。

 でも、「その後の9月に、こうなったんだよ。」と言うのもお気の毒なので、「そうなんだあ・・」と、聞いておりますが(笑)。

 と、言うわけで、経験しに心開綬感大玄行におこしくださいな。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月20日 (水)

【浅間山】前掛山からの展望です。

120618_nalps_azuma

前掛山からの展望です。ぐるっとでかすぎて、次の四枚の写真をつなげました。右(東)から左(西)へと掲載します。上の写真は、右クリックで新しいウィンドウか新しいタブでご覧ください。以下の写真はクリックすると自動的に別ウィンドウで大きくなります。

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120618_115836右から、草津~白根山~志賀高原~四阿山方面です。中央やや左の湖は、嬬恋の田代湖です。

120618_115851中央に四阿山。その肩に、うすく妙高が写っています。
手前には、Jバンドから鋸岳です。Jバンドへの登山道が写っています。

120618_115909奥に、残雪の北アルプスの山々です。白馬三山も写っているのですが、わかりますかな。
手前は、浅間山の外輪山です。右から左上がりに、鋸岳~蛇骨岳~仙人岳です。裾野から立ち上がる様相は、アルペンチックな光景ですね。

120618_115933遠くに北アルプス。手前には仙人岳~黒斑山。左端にトーミの頭です。現在は噴火警戒レベルが1で、前掛山まで登れますが、警戒レベルが上がると、黒斑山までになるそうです。さらに上がると、黒斑山も入山できなくなります。

とにかく、前掛山とこれらの外輪山に囲まれた地形が幻想的なのです。写真ではわかりがたいので、やっぱり、歩いて見に行くしかありません。

120618_120433さらに東に目をやれば、蓼科山~八ヶ岳連峰。眼下に、小諸市~佐久市~佐久平。手前の山は、浅間山連山の剣が峰です。

120618_120352浅間山荘から登る途中、右に見上げた牙山も、眼下に見下ろすようになります。左の端が剣が峰です。

遠く、北アルプスや、南アルプス、八ヶ岳からいつも見えている浅間山。煙が上がっているので(最近は、穏かです。)、それとすぐにわかりますね。ですから、浅間山に登れば、逆に、それらの山々を展望することができるのです。浅間山ならではの素晴らしい光景です。

浅間山荘~火山館コースの解説

高峰高原(車坂峠)~黒斑山コースの解説

尊無上亜甲中玄     玄上

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2012年6月19日 (火)

【浅間山】浅間山(前掛山)、浅間山荘~火山館コース日帰り登山。

120618_121735

【追記】:2015/6/11、15時30分頃、噴火警戒レベル2に引き上げられました。前掛山を含む、Jバンド分岐賽の河原から先へは入山できません。今後の情報にご注意ください。

浅間山は長野県と群馬県の県境にある活火山です。2012年6月現在の噴火警戒レベル1で、小諸市からのみ、前掛山(2524m)まで登ることができます。他からのルートはいまだに規制されています。2004年9月には中規模の噴火があり、最近では、2009年2月に噴火が確認されています。

前掛山へは、火山館コースと黒斑山コースがあります。今日は、浅間山荘から火山館を経て山頂に立つ火山館コースをお話します。

累積標高差は約1100m。私の足で、写真を撮りながら、とっとこ走ったりして、往復6時間30分ほどですが、8~9時間かけてのんびり歩くのもいいでしょう。ただ、森林限界を超えると、さえぎるものは何もなく、雷雨からの逃げ場はないので、天候が安定している日を選ぶか、午前中に山頂を踏んで下山にかかることができるように、前泊して、早朝に出発するようにしましょう。また、途中に宿泊できる山小屋がないので、長く歩き続ける事ができない人には向きません。

コース自体は北アルプスのように恐ろしいほどの急な登りはなく、全体的にやさしいルートです。でも、夜通し車を走らせての寝不足登山や、二日酔い登山、普段運動不足のにわか登山は危険ですので、体調をしっかりと整えておくことが鉄則です。では、写真を追いながらお話します。

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120618_080011小諸市から高峰高原・アサマ2000方面へと車を走らせると、天狗温泉・浅間山荘へ右に入る道があります。この道は未舗装ですが、大きな凸凹もなくて良く整備されています。

天狗温泉・浅間山荘に到着すると、まず、宿に500円の駐車料金を払いに行きます。この領収書は、帰りに温泉入浴の割引券になりますので、汗を流して帰るのもいいですね。

遠方からの方や、午前5~6時などの早朝に出発するときは、天狗温泉・浅間山荘に前泊しておくといいです。

120618_082951このコースは信仰のルートだけあって、 火山館のところの浅間神社まで、4つの鳥居をくぐります。まず、最初の鳥居をくぐって出発すると、夏の日差しをさえぎってくれる森の中を行きます。虫が多いので、虫除け対策をしておくといいです。

120618_084219次に現れる鳥居が「一の鳥居」です。それをくぐるとすぐに沢があります。ここで、不動滝コースを右に分けます。

この沢の水は、なんだか火山性の何かが混ざっているみたいで、ちょっと濁っていて飲用には適さないと思います。

120618_084711一の鳥居の前から、林床には笹が出現します。次は二の鳥居を目指しますが、途中でカモシカに出合いました。このあたりから、樹相が広葉樹へと変わっていきます。

120618_090336二の鳥居のところには休憩ベンチがあり、休憩には良いところです。ここで、不動滝からのコースが合流します。

ただ、虫の多いところで、虫除け対策をしていないと、のんびり休憩できません。

120618_092242二の鳥居を過ぎるとすぐに、薪を並べているところがあります。きのこの栽培か何かと思いきや、何か看板がある。よく読んでみると、「登ってこられる方は、ひとつ持って上がっていただくと助かります」と消えかけた文字で書いてあります。上の火山館で使う薪ですね。

さて、このあたりから、林床には、スミレやキンポウゲなどの花が咲いています。やまいちごの白い花もあり楽しみながら登れるところですね。

120618_093226頭上が明るくなると、視界が開け、左手には、黒斑山や蛇骨山など岩峰がアルペンチックにそびえる景色に胸を打たれることでしょう。

120618_093458右手には牙山がそそり立ち、その左奥に、前掛山の平らな稜線が、はじめて姿を現します。うーん、遠いなあ・・と、思うかもしれませんが、コツコツ頑張りましょう。

120618_095351「カモシカ平」というところを過ぎて、登るにつれて、牙山が、さらに急峻に見えます。そうすると、火山館は近いです。火山館手前の、硫黄色をした沢は、火山性のガスのにおいがすごくて、風がなくて滞っているときは、息を止めて通過しないと、毒ガスにやられてしまうので、じっと立ち止まらないように。

120618_095922火山館に到着。最後の鳥居は浅間神社です。

小屋は無料休憩所になっています。トイレもありますが、使用料を入り口の箱にコイン!して使いましょう。

120618_100009火山館は小さな山小屋ですが、小屋の下に、頑丈なシェルターがあります。万が一の噴火のときに、使えるようになっています。
小屋の前には、浅間山の噴火情報があります。

120618_102355火山館からしばらく行くと、トーミの頭・黒斑山方面への分岐点があります。前掛山へは、トーミの頭方面へは行かずに直進します。

ここで、火口から2kmの地点です。

120618_104021モミやツガなど、日本離れした高山の林の中を行くと、次に現れるのがJバンドへの分岐です。ここで、火口から1.5kmのところになります。

ここも、Jバンドのほうへは行かずに直進します。ところで、噴火警戒レベル2のときは、ここまでです。前掛山へは登れません。レベル3になると、入山自体規制されます。

120618_105008Jバンドの分岐からしばらく進めば、賽の河原というところに到着します。

ここで、前掛山の勇壮が目に飛び込んできます。写真にしてみると、あっけないですが、実物はとても迫力があります。

120618_113352賽の河原を過ぎると、火山礫の急登です。急登と言っても、なるほど、斜面自体は急ですが、比較的なだらかに道を切っているので、運動不足でない初心者なら苦にならないでしょう。ジグザグ道でもないので、上の登山者からの落石の心配も、下から登ってくる登山者へ落石しないようにする心配もありません。

120618_114251斜面を登り終えると、道は平坦になり、正面に、火口への道が現れます。しかし、入山規制のためのロープが張られています。

前掛山へは、これを右へと行きます。

120618_114538前掛山への登りに差し掛かる前に、シェルター(避難小屋)があります。万が一の噴火のときや、雷雨に見舞われたときに、唯一避難できるところです。賽の河原からは、雷雨からの逃げ場所は、ここしかありませんので、雷雨の来る前に、樹林帯まで下れるようにしましょう。

120618_120023前掛山への稜線です。昨日は富士山は望めませんでしたが、遠く、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、妙高、四阿山、志賀高原、白根草津の山々・・など、この稜線からの展望はすごいです。



120618_120605前掛山の山頂に到着。左が爆裂火口壁、右が急斜面と、ちょっとスリリングな気分の稜線歩きです。強風の時は吹き飛ばされないように気をつけたいところです。

120618_121006浅間山荘を出発して、4~5時間。前掛山の山頂です。あまり広くなくて、のんびりできない山頂です。お弁当は、先ほどのシェルターのところに戻ってのほうが良いと思います。

さて、前掛山からの展望の写真を掲載しましたのでご覧ください。

高峰高原(車坂峠)~黒斑山コースの解説

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月18日 (月)

【浅間山】前掛山へ行ってきました。

120618_121344

 今日は、白馬を離れて、浅間山の前掛山(2524m)に登ってきました。浅間山山荘から約往復6時間30分の行程でしたが、北アルプスと比較すれば、特に大きな急登もなく、穏やかでした。でも、現在、噴火警戒レベル1で、浅間山本体は入山禁止で、前掛山までです。時折、火口から、白い水蒸気のようなモヤが上がっている程度でしたが、やっぱり不気味です。山は生きているのですね。

 山行に取材にと、最近、毎日、山に入っていますが、霊験新たにして、皆様が力強く人生を送ることができますようにと、応援しておりますぞ。

 翌日、浅間山荘から前掛山までのルートの写真解説の記事を更新いたしています。こちらをクリック→ 浅間山(前掛山)、火山館コース日帰り登山。写真解説。

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2012年6月17日 (日)

【白馬】白馬五竜高山植物自然園です。

120617_121305今日は、昨日の雨も朝のうちに上がり、白馬五竜のゴンドラリフト「テレキャビン」に乗って、白馬五竜高山植物園に行ってきました。植物園オープニングイベントにご招待していただきありがとうございます。お礼にバッチリ宣伝します。 白馬の観光に来られましたら、ぜひ、お立ち寄りください。

普段、私がアルプスを歩いていて目にかかる高山植物を、ゴンドラリフトに乗って見ることができるということで、今回、見に行ってきましたが、なんとも、驚いたことに、写真を撮っていると、この時期に「高山植物図鑑」ができるのではないかと思うほどの高山植物を見てきました。都会のお子さんの夏休みの宿題にもバッチリですね。

120617_121620ゴンドラを降りると、まず、北アルプスを展望できる大展望台がありますので、そこに立ち寄ります。今日は、雨上がりだったので、アルプスの山頂付近には雲がかかっていましたが、晴れ渡ると、五竜岳~唐松岳~白馬三山。そして、雨飾山から、志賀高原、浅間山・・と、すごい展望が望めるところです。

120617_122310_3大展望台から降りて、高山植物園に入ると、まず、植物園おすすめの「ヒマラヤの青いケシ」があります。日本アルプスの花だけでなく、海外の高山植物も見ることができます。

120617_122426ヒマラヤの青いケシをみたら、登行リフト乗り場のほうへと下っていきます。途中、シラネアオイが咲いていました。このように、高山植物園では説明板を書いてくれているので、助かります。花が咲いていないところにも、ありますので、時期の花が咲いていなくても、楽しむことができます。

120617_122756イチゴの花のようなのが、いっぱい咲いていました。山に行くと、なんやらのベビイチゴとか、こういうのを良く見かけますが、ずっと進んでいくうちに、説明版を発見し、「ノウゴウイチゴ」ということがわかりました。

120617_123325冬にはスキー場になるのですが、この時期は、高山植物園のリフトになっています。登るのをリフトで助けられますので、体力のない方も、楽しめます。リフトに乗りながら、レンゲツツジなど、元々から生息している花々も楽しむことができます。

120617_124435リフトを降りると、そのまま、下りながら高山植物園へと見学するのもいいのですが、それではつまらないので、地蔵の頭へと登りました。途中、ダイコンソウの系統の野草を見かけました。これは、植物園が植えているのではなく、自然に生息しているものですね。ミヤマダイコンソウなのかな?でも、ちょっと花が小さい・・何だろう、と、思いながら上を目指します。

120617_124902リフトを降りて10分ほど登れば、地蔵の頭に着きます。このお地蔵様は、白馬に三体ある風切地蔵の一体で、冬の強風から、 三体のお地蔵さんが手をつないで守ってくれているという伝説があります。なるほど、ここを過ぎると風が強くなった・・気のせいかな?

ここで、引き返して、高山植物園に戻るのもいいのですが、もっと歩きたい人は、先に進むと、小遠見山や五竜岳へのルートとなっています。

このまま戻るのも面白くないので、その方面へと、さらに進むと、散策周回ルートへの分岐があり、そちらへと歩いてきました。ぐるっと周って一時間ぐらいですね。

120617_125811途中にも、色々な花が咲いています。これは、「カタクリ」が群生しているところです。少し行くと、水芭蕉の生息地を通過し・・

120617_130537おや、いまごろ、コブシの花が・・さすがに、ゴンドラリフトで高いところまであげてもらっただけのことはある。

120617_130619そして、レンゲツツジ。そういえば、昨日、雨の中の大雪渓へと行く途中にもありましたね。これも、植物園のではなく、原生しているものです。いろいろ楽しめますぞ。

120617_131420水芭蕉の群生地です。やっぱりまだ雪がありました。今年は、どこも雪解けが遅いですね。が、ここでは融けているところから生え始めています。来週の土日あたりは見頃になるでしょう。

120617_132138散策コースは、ふたたび高山植物園に戻り、コマクサコースを行くと、ありましたぞ。高山植物の女王ともいわれる「コマクサ」です。近くでは、爺が岳南方と中央峰の間や、唐松岳頂上山荘から唐松岳への途中や・・八ヶ岳の根石岳や大ダルミや・・うーん?北アルプスの高いところで、時々見かけるので、あっちこっちと、私の頭の中で、ごっちゃになってしまっていますが、こんなに身近で見られるなんて、さすが、高山植物園ですね。

120617_132311これも、また、してやられましたぞ。白馬岳の直下まで登ってやっと見ることのできる「ウルップソウ」です。私が百歳になって山に登れなくなったら、ここにこようと決めました(笑)。

このあと、「チングルマ」に「クロユリ」に、「ハクサンイチゲ?」に、「キンロバイ?」「ミヤマキンバイ?」に、スイスの花など、この時期だけでもかなりの花を見かけることができました。33種類撮りましたが、すべて掲載してしまうと、6月の高山植物図鑑になってしまいそうで、皆様の、おこしになる楽しみを奪ってはだめですので、これぐらいにしておきます。

 高山植物を見に白馬におこしください。登山の格好をしなくても、普通の観光スタイルで楽しめます。白馬五竜高山植物園のHPはこちらです。

 さ、心のリフレッシュに出かけましょうぞ。


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2012年6月16日 (土)

亜甲中玄|雨の中の雪上山行

合掌

 本日は、神奈川県より、心開綬感大玄行におこしいただきました。お疲れ様です。かねてより、山行タイプをご希望のことで、大雪渓にご案内をし、雪上での山行です。

 でも、あいにくの雨で、雪上はかなり冷え込みますので、大雪渓で短時間の祈願をした後、森歩きをいたしました。雨でしたが、大雪渓の谷の視界は良く、雄大な大雪渓をごらんいただけてよかったと思います。

 でも、この時期にしか見ることができないレアな水芭蕉のところへと、大雨の中を一所懸命登っていただいたのですが、今年は、まだ湿地が残雪に覆われていて見ることができなくて、ちょっぴり心残りです。

120617_130022こんな感じで、咲くのですが・・残雪で覆われていました。今年は雪解けが遅いのか、残雪が多いですね。

 さて、おこしになられる、一週間前に、レインウェア、登山靴、リュック、泥除けスパッツなど、一式そろえておこしになられ、早速、そのすべてが活躍いたしました。登山洋品店で、白馬に行くと伝えられたそうで、その店員さんに相談しながら、耐水性の高い本格的な装備でした。道場で用意したものは、ストックとアイゼンだけです。

 記念に写真を撮って入行者様にはお送りしましたが、その入行者の大切な行ですので、写真は当ブログでは公開していません。

 さて、昨年までは、晴れた日を選んでいましたが、修行とはやはり、決めた日をずらしたりするより、決めた日にきちんと行うのがベストですから、今年から雨天決行といたしました。

 雨天の場合でも、森歩きや、ちょっとだけ大雪渓へと足を運んだり、また、秋になって、大雪渓が危なくなったら、小日向コルなど、いっぱいご案内できるレパートリーを増やしますので、ぜひ、北アルプスの道場へおこしください。

 まずは、日帰りでの心開綬感大玄行にご参加いただき、そして、唐松岳~不帰の剣への山小屋1泊や、白馬岳1~2泊、白馬三山2~3泊、鹿島槍ヶ岳2~3泊など、心開綬感大玄行はレベルに応じた内容で、さらに充実させていきたいと思います。

 すべてが、私とのマンツーマンです。あるいは、ご家族やお仲間、2~3人の場合でも行います。このアルプス自体が、まさに私の道場なのです。そこで、心身の力を高め、徳力を発揮できますように、力を込めてお祈りいたします。

尊無上亜甲中玄     玄上

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2012年6月15日 (金)

亜甲中玄|夏のお盆、因縁浄化供養・尊世特達法願

合掌

 各地で梅雨の話題が聞こえる頃、夏の気配が日増しに高まってくるこの頃です。時が過ぎるのは、思いのほか早いもので、お盆もあっという間に近づいてまいります。そこで、メルマガでは毎週金曜日に、霊や供養のお話をしています。
 至心玄道では、春と秋のお彼岸とお盆に尊世特達法願という供養を行います。もうすぐ19年になりましょうか、大師匠が亡くなる前、私が最後にお会いしたのが7月30日。そして、8月6日が命日となるので、毎年、その日には、できるだけ師匠に近い、天高きことアルプスの三千メートル近いところへ行くようにしています。

 およそ、一週間あまり、アルプスの山深いところで、供養を行うということが、尊世特達法願となったのです。心の因縁浄化供養は、私たちの日々の暮らしで忘れられている何かを思い起こしてくれるものです。その思いは、天高く、御聖徳への思いにつながる。姿形は滅すれども、その徳は、ずっと息づいているのです。

 毎年、お彼岸とお盆には、因縁浄化供養・尊世特達法願をお申し込みになられた皆様のお心を胸に抱いて、大師匠への思いと同様に、天高く大切に御勤行をしておりますので、どうぞ御参賀くださいませ。

 ご先祖様や亡くなられた故人様、また、生まれて来れなかった水子様、それぞれ思いは深かろう。霊というと、なんかジメジメして嫌なので、私は、徳と呼んでいます。「ご先祖様の霊」ではなく「ご先祖様の徳」という感じですね。
尊無上亜甲中玄   玄上



天高く、ご先祖様・故人様・水子様、心の因縁浄化供養。尊世特達法願。
ご案内・お申し込みはこちら→ http://genjoe.com/un62.htm

2012年6月14日 (木)

三峰岳(南アルプス)。山の名前が変わる情報の恐ろしきこと。

南アルプスの奥深く、日本第四の高峰、間ノ岳(あいのだけ 3189m)の西に三峰岳(みつみねだけ 2999m)があります。さて、前にこのブログでも少しお話しましたが、「三峰岳」の呼び方が、ネットの普及によって変わってしまいました。ある人に、このお話をしたら、「山の名前なんか時代とともに変わるんだよ。」と、言われましたが、そんな簡単なものなのかと、三峰岳(みつみねだけ)に敬意を表して、いまここに、提議したいと思います。

Mituminedake 本来は「みつみねだけ」と、読むのですが、その近くを流れる川の名前が「三峰川:みぶがわ」であったせいか、「みぶだけ」と呼ぶ登山者が、いつの間にか「みぶだけ」にしてしまったようです。

まだ、ネットが普及していない時代の、山と渓谷社出版の「アルペンガイド」には「みぶだけ」となってしまっていて、おそらく、そのあたりから登山者への、この「みぶだけ」という名前の普及が始まったのではなかろうか。この30年あまりの間に、「みつみねだけ」という名前が薄れてしまったのには驚くばかりです。

現在では、三峰岳の呼び名を知っていると誇示せんがばかりに、ネット上で「三峰岳(みぶだけ)」と表現しているブログやサイトばかりです。ウィキペディア(Wikipedia)にも、誰が最初に書いたかわからないが、ウィキペディアが万能情報と信じている人は「みぶだけ」がウィキペディアに載っていたからという理由で、それが正式名称と思っているのです。

「三峰岳」は「みぶだけ」と読みます。・・と、堂々と胸を張って述べている。

「Mt.Mibu.」と、手作りの表示板を作って、この山域に設置してしまっている登山客もいる。ある意味での山荒らしですね。

とうとう、情報の中で「みつみねだけ」が、「みぶだけ」へと、山の名前が変えられてしまったわけです。ある意味、恐ろしい出来事と思います。

日地出版(1993年版)の南アルプス北部の登山地図の中で、山梨県出身の山岳写真家で登山家の白簱史朗氏は、「・・三峰岳(みつみねだけ)に着く。三峰岳は地元では三国山(みくにざん)といい、三峰川(みぶがわ)を引用してミブ岳と呼ぶのはまちがいである。」と、述べている。また、長野県山岳ガイドでも、山梨県南アルプス市芦安の南アルプスネットでも、「三峰岳(みつみねだけ)」である。

どなたか、ウィキペディアのアカウントをお持ちの方がいましたら、せめて「今日では、ネットの普及で、登山家の間では『みぶだけ』と呼ばれているが、本来は『みつみねだけ』という。」ことを書き加えて、編集しなおしてくれませぬかな。どうか、この山を助けてあげてください。


山の名前には、なんと読むのか、難しい読み方をするのがいっぱいあります。大光山(おおぴっかりざん)、光岳(てかりだけ)、清水岳(しょうずだけ)、四阿山(あずまさん)、武尊山(ほたかさん)・・・等々。

それらを知っているのを自慢するかのごとく、ネットで広がっていってしまった三峰岳の「ミブ」という呼び方。当時の編集者が誤ったのか、広大な南アルプスにあって、ひとつのピークにしか過ぎない山なので誰も気づかなかったのか、山と渓谷社の用語にまで出てしまっていては、もはや、とどまりようがない。難しく読まなくても、素直に「みつみねだけ」でいいのですが。

悲しいかな、もはや、この流れはどうやら止め難いもので、いつしか、「昔は『みつみねだけ』と呼んでいた」という時代も近いのではないかと思う。情報というのは恐ろしいものですね。それでも、私は、この山に敬意を表して、「みつみねだけ」と呼びたい。

ひと昔前、「世間の考えは、戦前は、軍や警察にしばられていた。でも、今は、テレビにしばられている。テレビで言ったことが、世間の考えになってしまう。」という爺がいた。まさに、ネットや出版社が山の名前を決めてしまう、まさに、情報社会たる世情の縮図として考えさせられる一言である。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月13日 (水)

【大雪渓】7月~お盆の時期の白馬大雪渓について。

もうすぐ夏の登山シーズンですね。このブログでも、その準備のためか、山岳情報を求める方々の検索が多くなってきました。そこで、7月から8月のはじめにかけて、たびたび遭難事故がおきる白馬大雪渓を安全に通過していただくために、一昨年の7月の写真を見ていただきながら、ちょっとお話をします。

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100721_0745027月になると、この写真のように、ルートを赤ラインでマーキングしてくれていますので、それに沿って登ります。この頃の大雪渓は、何が怖いかと申しますと、やはり落石ですね。この写真の登山者のように、大きな石のところで休憩していますが、それは、落石で転がってきた石なのです。と、いうことは、その場所は落石が通る道筋、危険地帯ということです。腰掛けるのに手ごろな石だと思って、休憩しないようにしましょう。



もう7、8年になりましょうか、針の木大雪渓で、ガイドさんがツアーの人に、「いい腰掛の石があります。このあたりで皆さん休憩しましょう。」と、言って休憩中に落石に襲われるという事故がありましたが、ツアーに参加するときでも、各自で気をつけましょう。当地を熟知していない、ただの添乗ガイドに当たっている場合もあります。このような危険ルートを行くときは、地元を熟知した山岳ガイドさんにお世話になったほうが安全です。

雪の上の落石は、音をたてないで落ちてきます。霧が出ていて視界の悪いときは特に怖い。シャラララ・・・と、何かと思えば、2~3mほど離れたすぐそばを、50cmぐらいの石が突然と姿を現して転がっていく。 もし、真正面にあって見つけたときは逃げられない。不帰の剣が危ないと思われている方も多いのですが、大雪渓は時として、それ以上に危ないのです。

ですから、この写真のように、晴天ならいいのですが、悪天候のときは、このルートを使わないほうが良いと思います。実は、この写真のような天候でも、この写真の日、途中で追い抜いた団体の一人の方が落石にやられて、お亡くなりになっています。赤ラインどおりに登っているから安心ではありません。常に、上から落ちてくる落石に気を配りながら行動しましょう。

100721_0817323号出合を登りきると、晴れた日はとても気持ちがいいです。左に、杓子岳の前峰が見えて、とてもアルペンチックな気分になるところですね。

ところが、7月から8月上旬の山肌と雪渓の間には、シュルンドという裂け目がまだできていないため、山から落ちてきた石が、そのまま、雪渓へと転がってきます。この写真をまっすぐ登っていくと、正面左の、杓子岳前峰に近づきますが、そこから落ちてくる石が危ないです。でも、それに気をとられていると、右側の3号雪渓や2号出合の雪渓から転がってくる石もあるので気を緩めることはできません。時として、軽トラックほどの石が転がって落ちてくるのを見かけたこともあります。上へ行けば行くほど、左の、白い岩峰のほうに気を配りましょう。右の、白馬岳の枝沢からの落石も頻発しています。

100721_092836葱平の下付近で陸に上がります。その直前が、杓子岳のほうから転がってくる落石に神経を使うところです。この写真のところまでくれば、ひとまず安心です。この雪渓は小雪渓の下の部分です。



100721_095037小雪渓をトラバースして渡るところです。先週お話しました6月の大雪渓では、まだこの石は雪の下にあり、急斜面を直登しなければなりませんでしたね。このトラバースは必ずアイゼンを装着しましょう。落ちるとその急斜面を滑落する遭難事故が絶えないところです。

小雪渓に雪がなくなる頃は、すっかり夏道になり、この石標識のところは通過しません。大雪渓のルートは、時期とともにどんどん変化していきますので、楽しいですぞ。時期によって、どこが一番危ないところかを把握しておくと良いです。7月~お盆までは、白馬岳から落ちる枝沢からと、杓子岳前峰からの落石に要注意です。

雨の日は特に杓子岳前峰北壁の岩盤が崩れやすいので、3号出合より上の通過は、命がけです。でも、県外から来られる登山者はもちろん都会から来るガイドさんさえ、大雪渓が危険ルートである事を知らない方が多いものです。崖っぷちや急峻な鎖場や梯子のルートは見るだけでも危険ゾーンということがわかるのですが、大雪渓の危険さは目に見えないのです。そういう意味でも、白馬の山を熟知した地元の山岳ガイドさんをおすすめします。

100721_100020さて、小雪渓を渡り終えると、このような美しい景色に遭遇します。でも、天気の悪い日は、危ないばかりで、こんな景色にも遭遇しません。視界に飛び込んでくるのは、足元の雪面とモヤばかり。モヤから突然と石が落ちてきたら・・まるで、命がけのルシアンルーレットです。しんどい思いをして、ただ危険ばかりの思いをするより、天気の悪い日は、ルートを変えるとか、白馬の村内で温泉につかったり、白馬の宿でくつろぐほうが賢明です。良いお天気を狙っておいでください。もし、計画していた日が悪天候なら、何度でも、白馬にお越しくださいな。季節によって移り変わり行く白馬岳・・魅力的ですぞ。そう、山は逃げない。命とお財布は大切に持って帰りましょう。

 そうそう、お盆が過ぎて9月に入った頃、雪渓と山肌の間に隙間(シュルンド)ができ、山から落ちる石はシュルンドに吸収されて、うんと雪渓上を転がる石が少なくなります。9月の半ばすぎまでが、一番よろしいかな。それを過ぎると雪が舞い始めます。雪が遅い年は、10月上旬でもOK。ただし、クレバスが多くなるので、シュルンドやクレバスに落ちないように。これは、自分が気をつけていれば何とかなる。でも、落石ばかりは、おっかないですね。9月の土日や連休などはおすすめです。ただし、大雨のときは時期を問わず、大雪渓への入山は見合わせたほうが良いです。なお、雷雨の多い夏の時期の大雪渓は午後2時で入山規制がかかります。間に合わない場合は、白馬尻小屋や猿倉荘で前泊して、翌朝に出発します。

 では、いつぞや、どこかでお会いしましょう。時として、南アルプスや八ヶ岳、それ以外のところでも、走っているかもしれません。

7月2日の白馬大雪渓、7月~お盆の大雪渓ルートのご案内写真記事を読む。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月12日 (火)

【辻説法】生きる目的とは。何のために生きるのか。

合掌

「何のために人は生きるのか?その問いには心が無い。人は目的を定義づけられるような「物」ではない。」
 昨日のメルマガでお話しました事ですが。「何のために人は生きるのか?」、「生きる目的とは?」・・まさに人類において、自己中心的な思考の極みの言葉である。人の人生は「モノ」や「機械」ではない。
 こういうお話をしますと、時として、「人は目的もなく生きる餓鬼畜生と同じなのか?」という、たいそう精神論に精通されているお方からお話を頂戴いたしますが、目的という次元でとどまっているから、そういう思考になる。
 人生において、目的というような物質的な言葉で表しようのない次元の広がりがあるのです。目的に縛られ、自らが自らで、心の器も、心の視野も小さくしてしまうことはない。自らが自らを「モノ」や「機械」のように考えてしまってはもったいないですぞ。

 そう、生きる目的なんぞ、くそっ食らえ・・私たちは「物」ではない。言葉の次元では語れない理道がある。
 さ、ああのこうのと考えて沈んでいないで、動きましょう。そうすれば、案外気持ちがいい事に気がつく。心豊かなる人生を送ることができますように、皆で歩みましょう。いつも応援していますぞ。

尊無上亜甲中玄     玄上


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2012年6月11日 (月)

【辻説法】悲しみ、不安、恐れ、怒りの心。

合掌

 今日の辻説法。昨日のお話の中で出てきましたが、不安や怒りの心についてです。

 それらのマイナスの気がはびこるとストレスが増大します。そのしくみは、悲しみや不安の心というのは、やがて怒りの気へと変化するところにあります。大きなところを見てみれば、今の日本全体がそうなっているように思われます。

 不安の心から、今のご時世になったのを誰かのせいにして怒ってしまうという流れです。その怒りの気は、正常な流れを見えなくしてしまいます。そうすると、うまい話に乗ってしまったり、流行に流されたりしてしまう。それが選挙に影響を及ぼし、結果、日本全体が暗くなってしまうことになる。

 今、大きなところを見ましたが、個々においても、同じような流れが起こってしまうのです。不安の心から人を憎むようになってしまったり、その憎悪が心身の健康に影響を及ぼすことになってしまう。うまい話に乗ってしまって、大損してしまったりする。

 いいですかな?いかなるときも、恐れない、怒らない。恐れるようなことを聞いたとき、怒らなければならないことを聞いたとき。そういうときは、「なんの、それがどうした。たいしたことないではないか。」と、あっさりと流して、それに飲まれないような心の力をつけていくとよい。

 それは、「ことのわかる人」、「おや、それはおかしいぞ」と「物事の裏を読める心」につながるのです。テレビで見たから、週刊誌で読んだから、と、与えられた情報を自身の中で加工できないでいては、弱いですぞ。

 一人一人が沈んでいては、時世の流れが滞ってしまい、それが影響して、さらに、輪をかけたように、世情への不安や怒りが増大するという嫌な流れになる。ですから、一人でも多くの方の心に徳が高まり、強運をもたらし、多くの皆様が元気になれますように、心徳発展。ここに、遠い空の下から応援しておりますぞ。

尊無上亜甲中玄    玄上


■平成24年夏の特別祈願のご案内、お申し込みは こちら をクリックしてください。


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2012年6月10日 (日)

亜甲中玄|平成24年夏の特別祈願のお知らせ

合掌

 今年も始まりました。平成24年夏の特別祈願、心徳発展妙運玄徳法です。昨年同様に、掛軸や色紙のセットですが、今年から、御神符のみの受付もしています。

 沈みがちな人々の心、昨年の震災以来、不安や恐れが抜けないでおられる方も多く、そうでないと思っていても、潜在的に心に刻まれている。つまり、集団的なトラウマのような空気が漂っている昨今のように思います。

 いつもメルマガなどで申していますように、不安や怒りの気は、心が暗いほうへと導かれてしまい、徳が閉ざされてしまうということにつながります。これは、震災以前から、人々の心に起こっていた現象で、周りの流れに流されるばかりの時ではなかろうか。

 こういうときこそ、皆様には、心の徳をもたらし、周りの惑わされない強い心で精進し、強運を抱いてほしいと祈念いたしております。

 何事にも負けない強運となりますよう、この夏も応援しておりますぞ。さ、光ある心になりますように!

尊無上亜甲中玄    玄上

2012年6月 9日 (土)

【白馬】不帰の剣(かえらずのけん)へ、唐松岳から散策のご案内。

唐松岳の峰々のなかに、不帰の剣(瞼)「かえらずのけん」があります。名前からして、とても怖そうなところのようで、このブログでも上位を占めるキーワードになっています。以前、「ふき(不帰)に行ったことはありますか」と聞かれたことがあるのですが、私は、うまそうな蕗(ふき)がいっぱい生えているところかなと思いきや、よくよく話を聞いていると不帰の剣(かえらずのけん)のことだったのです。残念ながら、不帰の剣には、うまそうな蕗は生えていません(笑)。今日は、その、怖そうな「不帰の剣」を散策するご案内をいたします。
【注】おおむね7月中旬から10月上旬の無積雪の間が適しています。それ以外は積雪により次元の違う難易度となり、この記事のようにはまいりませんのでご注意ください。

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Kaerazu

不帰の剣で、実際に難ルートなのは、この写真で、不帰の1峰と2峰北峰との鞍部から2峰北峰の稜線部分、鎖やはしごアングルで整備されたスリリングな一般登山道です。

今回の散策は、この区間は行きません。この写真の左側が、唐松岳山頂の方向になり、唐松岳の山頂から下って、不帰の2峰(南峰:2614m)まで足を運びます。不帰(かえらず)という名を嫌ってか、訪れる人の少ない、静かなところです。(各写真をクリックすると別ウィンドウで大きくなります)

090816_102340唐松岳の山頂(2696m)から不帰の剣を見下ろしたところです。画面中央、やや右上のピークが不帰の剣2峰(2614m)です。唐松岳山頂から休憩時間を含めても、往復3時間ほどですから、唐松岳山頂に午前10時すぎに着けば日帰りも可能です。唐松岳までは、以前掲載しました記事をごらんください。

唐松岳頂上山荘に泊まって、早朝に唐松岳山頂でご来光を迎えた後に、散策に出かけるのがいいですね。里からの日帰りでは、朝一番に出発して、山慣れしている健脚が必要になります。

100905_100055唐松岳の山頂から白馬岳方面へと向かいます。この稜線からは、常に剣岳や立山を望め、不帰の剣という名とは対照的に、とても気持ちのいい稜線散歩を楽しむことができます。
100905_103038_2
唐松岳山頂からどんどん下ってきました。唐松岳本峰と不帰の剣3峰との鞍部から、唐松岳本峰を振り返った写真です。夏や秋の休日ですと、唐松岳山頂が登山者でごった返している様子を見ることができ、それとは反対に、静かな稜線にいるという実感がわくところです。

帰りはこれを登りかえすことになりますが、見た感じよりスムーズに登ることができます。不帰ではなく、ちゃんと帰ることはできます。

100905_102353_2行く手を見れば、不帰の剣3峰の南のピークです。夏ルートは、これを登らずに、写真左側へ、富山県側をトラバースするようになっています。


100905_104113不帰の剣3峰のトラバースの途中、これから行く、2峰へのルートを見ることができます。左には小さく、不帰の剣1峰のピークが見えています。ほら、きれいな稜線でしょう。何事もそうですが、「不帰」という名前だけで判断してはなりませぬぞ。

100905_1047253峰を巻き終える頃に出現するのが、この唐松岳本峰から不帰の剣2峰までの中で、唯一の岩場です。手がかり足がかりをしっかりとらえて、降下します。静かな稜線とはいえ、時折、縦走してくる登山者とすれ違いますので、すれ違いのための待機場所にも気を使うところです。

100905_105518不帰の剣2峰への登りの途中から、3峰を振り返った写真です。岩壁がダイナミックに切れ落ちている様子が、アルペンチックな気分にさせられます。


100905_105940不帰の剣2峰南峰に到着。標識も何もない山頂ですが、意外と広いのでのんびりできます。向こうには、2峰北峰を見ることができます。
2峰北峰へは細い岩稜の尾根を行きますが、難なく通過できます。北峰は狭くて、不帰の剣の核心部から登ってきた登山者が危険地帯を無事に登り終えて、安堵しているところです。
散策は、2峰北峰までです。ここで、帰りましょう。ここから先は、不帰(かえらず)の名のとおり、難所になっていて、不帰の剣1峰との鞍部までが、ちょっと冷や汗ものというところです。

100905_110159 不帰の剣2峰は南峰のほうが広いので、北峰まで行かずとも、南峰でくつろいで、帰るのもいいです。ここからも、剣岳や立山も大きく、不帰の剣1峰への落ち込みのダイナミックさを堪能できます。

   不帰の剣2峰を堪能したら、唐松岳本峰へと戻ります。今度は登りが主になりますから、2峰に来たときより時間はかかるということを計算して、2峰を出発するようにします。

再び、唐松岳の山頂に着くと、多くの登山者で、今までの静けさが嘘のようになります。これを、経験すると、静かな山旅のとりこになってしまうかもしれませんね。

尊無上亜甲中玄    玄上

 

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2012年6月 8日 (金)

【辻説法】夢を語る。夢で予言

合掌

 久しぶりに辻説法です。

 その昔、師匠の弟子の一人に、夢を見て予言するという人がいた。私は思った。その人は、一年に365人しか見ることができないのかな。それとも、昼寝もするのかな。その弟子は、「夢で見たといっておけば相手は信用する。」などと、けしからんことを言っていた。まったくもって、ばかげたエンタテイメントである。

 夢は私達にとって不思議な世界だが、とらえ方によっては危険な要素があるのです。不思議であるが故に、夢が何らかの予兆のように考えられ、心のエネルギーを奪う事もある。しかし、予兆である時もある。私達には太古の昔に忘れられてしまった不思議な能力が潜在的にあるのでなかろうかと思うときもある。

 さて、硬いお話をしましたが、皆様は夢を見て、何かの予兆だったという経験はありますかな。たいていは、良くない予兆である事に目にいってしまいますが、なんの、良い事もあろう。都合の良いように考えるのも楽しいですぞ。「私は良くなる予兆の夢しかみない。」と信ずればそうなる。

 夢を気にしすぎて、心が病んでいる人はいませぬかな?もし、そうだとしたら、夢から目覚めましょう。夢に左右される人生なんぞつまらんではないですかな。

 夢は叶えるものです。・・ああ、夢違いで申し訳ござらん(笑)。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年6月 7日 (木)

【白馬岳】白馬岳6月の展望

120604_125805

白馬岳(2932m)から、6月の展望をお送りします。雪山を眺めて、スカッとジメジメを吹き飛ばしてくださいな。
上の写真は、白馬岳のお隣の旭岳(2867m)から奥に清水岳(しょうずだけ 2603m)を望む稜線です。白馬岳山頂付近は、すっかり雪がありませんが、周囲は残雪がいっぱいです。

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120604_130619雪倉岳~朝日岳方面ですが、残念ながら雲の中です。写真の稜線は、鉢ヶ岳(2563m) と、富山県側(この写真の左側)に長池のある平らです。鉢ヶ岳からは朝日岳を越えて、日本海に通じる、「栂海新道」が伸びています。積雪期は、鉢ヶ岳山頂を通過しますが、夏道は、新潟県側(この写真の右側)をトラバースするようになっています。この稜線は、富山県と新潟県との県境です。

120604_130506小蓮華山(2769m)へと続く稜線。この先は、白馬大池から栂池や蓮華温泉へとつながっています。この稜線は、新潟県と長野県の県境です。白馬岳の北側に三国境の分岐があり、ここで、三県が交わるところです。

120604_123228おなじみの、剣岳、立山方面です。雲がかかっていて残念ですが、6月の天気は変わりやすくて困りますね。手前のピークは丸山で、白馬岳から杓子岳、白馬三山の縦走路です。

120604_115327村営頂上宿舎付近から撮った、杓子岳(2812m)と奥に白馬鑓ヶ岳(2903m)です。

120604_123523白馬山荘から白馬岳の風景です。

白馬大雪渓の記事もごらんください。 こちらをクリックです。

尊無上亜甲中玄   玄上

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2012年6月 6日 (水)

金星日面経過|金星太陽面通過です・・が。

今日の白馬は朝から曇り、やっと晴れ間がさしたと思いきや、うす曇。こういうときはピンホール投影画像ははっきりしなくて、携帯のカメラではうまく取れませんでした。ピンホール投影式での報告です。

ピンホール方式は、光量が不足したときに著しく弱いですね。こういうときのために、昔使ったカメラのレンズをばらして、望遠鏡を作っておけばよかったと思い、あわてて作ったのですが、すでに、太陽は厚い雲に隠れてしまいました。望遠鏡で投影法をすれば、もっとはっきりと写ったはずです。 ピンホールにこだわった私がバカでした。

120606_093606_2

どこに金星があるかお分かりいただけるでしょうか?うす曇で光量が不足したので、一番期待していた縫い針であけた推定約0.2mmのピンホールは携帯のカメラには、太陽さえうっすらとしか見えず、0.3mmのシャープペンの芯であけたピンホールは、目視で何とか金星が確認できたものの、携帯のカメラには写らず。唯一、0.5mmであけたのには、写真画像が一番明るく、金星の部分が減光されて「なんとか、ある」と、いう程度には写ってくれました。(06.June.2012 09h36m JST.)

 ブログへの掲載はやめようかどうか迷ったのですが、投影板の目視では確認できましたので、こんな写真で申し訳ないですが、掲載しておきます。新聞やテレビでいいのを見てくださいな。

120606_093606_2_3

 金星は、白い矢印の先に、黒く減光されていて、ボーっと、あります。若い頃、彗星や小惑星を追いかけていたとき、11等級以下の小さくて暗い天体の写真を処理していたときの感じです。まさか、全天で一番明るい天体「太陽」と三番目に明るい「金星」を対象に、こんなことをするとは思ってもいませんでした(笑)。でも、ピンホールでもなんとか金星日面経過を確認できました。

 ところで、前のお話で申し忘れましたが、私が使ったダンボールはスキー用品が入っていた、長さが約1.5mのものです。それで、太陽と金星の視直径から算出して、ピンホールの大きさを決定しています。

 野菜や果物のようなダンボールでは、太陽は約3~4mm、金星は約0.1mmになってしまい、太陽の明るさで金星がつぶれて見えません。金星をつぶさずにおくためには、ピンホールは0.1mm前後でないとダメです。そうすると、紙の繊維の単位に到達してしまいますので、結論として、普通の大きさのダンボールでは見えないということになります。ダンボールにプスッと直接穴を開けたものは論外ですね。

 さて、次回は2117年。科学的に考えれば、ただの惑星軌道論の世界ですが、太陽系の神秘としてとらえると、長く奥深いものですね。地球より少し大きな金星が、太陽の前をゴワーっと通過していきましたぞ。

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2012年6月 5日 (火)

【大雪渓】6月の白馬大雪渓です。

6月1日に白馬大雪渓下部のお話をしましたが、昨日、白馬岳へ上がってきましたので、大雪渓上部のお話です。

6月中の雪渓上部は、ピッケルや大きなアイゼン(軽アイゼン不可)が必要です。さらに、小雪渓がトラバースできるようになる7月上旬までは、安全のために、滑落防止など、それらを使いこなす雪上訓練されたテクニックがあったほうがいいですね。雪山が初めての方は、経験者にザイルで安全を確保してもらったほうがいいです。

【ご注意】6月の北アルプスは、まだ雪山です。天気が崩れると冬山になり、どうかすると厳冬期と同様になります。以下の写真は大気の状態の良い時のものですが天候の不安定な時は入山を見合わせたほうがよろしいです。6月以降梅雨時~夏の間は、午後からの突然の雷に遭遇する場合があります。行動は早朝出発で午前中に。
(以下それぞれの写真はクリックすると別ウィンドウで大きいのが見られます。)

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120604_074357 白馬尻小屋前からの大雪渓です。前回とは打って変わって晴天に恵まれました。

120604_150134現在、白馬尻小屋は昨年の秋に解体されて雪の下ですので、まだ泊まれません。7月7日からの開業に向けて除雪機で雪を掘り起こして再建築しています。

 

120604_0847153号雪渓出合の中斜面を登れば、稜線までの視界が開ける。杓子岳前峰が目に飛び込んでくるところです。

ここで、斜度は再びゆるくなるのですが、2号出合の出合いを過ぎたところから、急に斜度が120604_094546増し、急斜面になります。約35度でしょうか。これが、葱平(ねぶかっぴら)までつづきます。葱平も雪の下でご覧のとおりです。上のほうに、小さく縦長の黒い点のように写っているのは、登山者です。スケールの大きさがわかっていただけると思います。

120604_101320_2上を向いた写真では、斜面感や高度感がわからないので、横や下部を向けて撮ってみました。葱平と思われるところです。当然、夏道は雪の下ですから、周りの風景で判断しています。

とにかく、120604_103512初めての方は足がすくわれそうな高度感になってしまうかもしれません。雪山が初めての方は、経験者にザイルで安全を確保してもらったほうがいいです。
滑落すると下まで止まりません。
葱平を過ぎて下を振り返った写真ですが、このルートの最大斜度のところです。写真で見るより高度感があります。しかも、雪崩多発地点なので、雪の多い年なら、6月中頃までは緊張感が増します。昨年(2011年)のGWのはじめに、上の稜線(写真の後ろ)から、この写真の下の左に曲がって見えなくなるところまで大規模な雪崩が発生したところです。できるだけ、下から見上げて左の杓子岳より(この写真の右側)にルートを取らないように。かといって、反対側も傾斜がきついので、緊張します。

120604_103627さて、葱平をすぎると、さらに斜度が増して、約40度ぐらいになります。前の写真のように、下を写しても斜度がわかりにくいので、天狗菱のほうを撮ってみました(夏に小雪渓をトラバースする付近です)。これぐらいになると、ピッケルやアイゼン持参だけではなく、滑落防止のテクニックなど、それを使いこなせる雪上訓練をしてからのほうがいいでしょう。

小雪渓は年によって違いますが、6月の中旬には岩稜が出てきて、下旬か7月初めにはトラバースできるようになります。それまでは、ごらんのような雪上斜面を直登りすることになります。

120604_114555小雪渓上部を過ぎると、斜度が緩み、やっと一息できます。雪渓は、なおも続き、夏にはお花畑といわれるところや、昼寝岩を過ぎて、まっすぐに、村営頂上宿舎へと登ります。斜度は緩んだものの、まだ中斜面が続きます。先ほどの急斜面で疲れた足に堪えます。

120604_122256雪渓は、白馬山荘の直下まで続いています。

下りは、やはり、小雪渓から葱平のところの下りがポイントとなります。コケて落ちないように慎重に下りましょう。でも、山スキーやグリセードができる人は楽しいですぞ(たまに横に走るクレバスがあるので要注意です)。

と、いうわけで、私の下りは、グリセード、尻セード(笑)しながらでしたので、白馬岳の山頂から2時間あまりで猿倉に戻ることができました。では、折を見て、6月の白馬岳からの展望の写真を掲載します。お楽しみに。

7月の白馬大雪渓の写真記事を読む。


こちら↓の長野県警の空撮動画を参考に。
【北アルプス】白馬大雪渓や白馬岳周辺の山岳状況の動画

尊無上亜甲中玄     玄上

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2012年6月 4日 (月)

【白馬岳】白馬岳の雷鳥です。

120604_131537_2

今日は白馬岳へ日帰りピストンしてきました。山頂近くで、雷鳥を見かけましたので、写真を掲載します。雷鳥は、冬には白、夏には黒茶と、羽毛が季節によって変わる事で有名ですが、見かけた雷鳥は、ちょうど、白から黒茶へと衣替えの途中のようでした。他に見かけた雷鳥はすでに衣替えを終えて、黒茶になっていましたが、この雷鳥だけ珍しいですね。

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120604_130114今日の白馬岳の山頂です。山頂付近は、すっかり雪はありませんが、今日はきつかったです。夏から秋にかけては、軽い運動靴でいいのですが、今の季節の雪渓は、白馬山荘近くまであり、葱平(ねぶかっぴら)の下のほうから、小雪渓を過ぎるところまでが、軽アイゼンでは歯が立たないような角度の急登り急下降となっています。

と、いうわけで、冬季用の重い登山靴に12本爪アイゼン。これが重くて足にきます。おまけに、雪がゆるい。と、いうわけで、大雪渓上部のお話は、明日の夕方に更新しますのでお楽しみに。(上部雪渓のお話はこちらをクリック

尊無上亜甲中玄     玄上

雄大な日本アルプスそのものが、まさしく至心玄道、私の「お山」なのです。

 

2012年6月 3日 (日)

【根子岳】菅平高原から根子岳、日帰りハイキング。写真解説

菅平高原・菅平牧場から根子岳(ねこだけ 2207m)を往復するハイキングコースをご案内します。このコースは、のんびり歩いても往復4時間程度のやさしいコースのですので、山歩きのビギナーやお子様連れのファミリーにおすすめです。

信州旅行のひとこまとして計画に入れてみてはいかがでしょう。ただ、夏には午後から雷雨の場合があるので、ご遠方からの場合は、菅平高原に前泊して、朝早く出かけると良いです。

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100518_094918では、ハイキングの説明を始めます。

菅平牧場は牧場の管理地なので、まっすぐな登りの途中に料金所があるので、大人200円、子供100円(平成24年現在)を車に乗っている人数分を払って入ります。

駐車場からすぐに、四阿山と根子岳の登り口があるので、根子岳方面へと進みます。トイレは途中にないので、登り口のところのトイレに立ち寄っていくといいです。

120530_080358登りはじめは、牧場の中を歩きます。遠くに北アルプスが見えて、とても気持ちのいいところです。

景色を楽しみながらゆっくりと登ると良いでしょう。ペースオーバーになると、あとでバテてしまうので、のんびり登るようにしましょう。

120530_081456バテてしまっては、休憩が多くなって異様に時間がかかりますから、いそがずに、のんびりと景色や花を楽しみながら登るのがコツです。

牧場の道が終わる頃、写真のような「あずまや」(現在建築中)があるので、ここで、休むのもいいですね。付近には案内板もあります。登山道はまっすぐ根子岳に続いていますから、迷うことはありませんが、いちおう、チェックしておくと良いでしょう。

120530_082146牧場に別れを告げると、気持ちのいい白樺(シラカバ)林を登っていきます。夏には、強い日差しをさえぎってくれるので助かります。

 

100518_103211秋になると、白樺は紅葉を終えて、明るい林になります。

この写真のように、ところどころに、道しるべもありますので、迷うことはありません。

100518_105900林を抜けると、視界が開けて、見事な笹原が広がります。上には根子岳を望むことができますが、見えているのは山頂ではなく、さらに、その上が山頂になります。ここからが、意外と長く感じますが、急がずに、景色や高山植物を楽しみながら登ると良いでしょう。 

110817_100543夏には、登山道脇に、ヤナギランやマツムシソウなどに、色々な高山植物を見ることができます。

 

100518_110205山頂が近づくと、眼下に菅平高原の畑の景色、遠くに、北アルプスが見え、広々とした笹原を駆け抜ける高山の風が気持ち良いです。

 

100518_111835山頂が見えると、峰の原方面への分岐を左に見送ります。下りは、峰の原方面へ行かないように気をつけましょう。

山頂は、この標識から、距離にして、わずか10mほどです。つまり、ほとんど山頂ですね。 

100518_112312根子岳山頂には、ご覧のような表示盤や祠があります。広々とした山頂は、いつまでものんびりしたい気分のさせられるところです。根子岳ですが、山頂には猫はいません(笑)。

私の足で、写真を撮りながら1時間30分ほどで山頂に到着します。のんびり登っても、2時間あまりでしょう。時間が許す限り、高原の空気を楽しむと良いですぞ。心身のリフレッシュにいかがですかな。

尊無上亜甲中玄     玄上

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2012年6月 2日 (土)

金星日面経過|金星の太陽面通過を見よう

2012年6月6日に「金星日面経過」という天文現象があります。金星の太陽面通過ということで、太陽と金星と地球が一直線となり、金星が太陽の前を通過します。この現象は、次回は2117年。よほど長生きしないと見ることができない(笑)のでぜひ、見ておきたいものです。

Sunvimage 金星の見かけの大きさは、太陽の見かけの大きさの約40分の1なので、太陽の表面にホクロがある程度にしか見えません。

見るためには、工夫を凝らさないとダメなのですが、実は、目がいい人は、先月使った日食めがねを使って、肉眼で見ることができます。直接太陽を見ても見ることはできません。目を傷めますので、必ず日食めがねを正しく使ってみましょう。

Sun_pin_tele さて、私は金環日食のときに即席で作った、ピンホール投影式の太陽観測装置?で見ることにします。太陽のほうと反対のほうを見ますので、安全です。携帯カメラで撮影することもできますので、手軽に記録に残せます。さて、これで果たして金星日面経過を見ることができるか?一般には見えないという説が多いのですが、やってみます。6月6日、その成果は「こちらをクリック」です。

120602_091629長いダンボールを用意して、穴(ピンホール)を開けて、半紙などの薄い紙を貼り付けて、穴を開けます。反対側のダンボールの内側に白いコピー紙を貼り付けて投影板とします。金環日食のときは即席でしたので、ピンホールの大きさが適当すぎて、精度の点で問題がありました。

金環日食のときは、太陽と地球の間に入るのは月でしたので、なんとか、多少精度が悪くともそれなりに見ることができたのですが、金星となると、そうはいきません。

これで見ると、太陽の大きさが約10mmに投影されるので、金星の大きさは約0.3mm弱となります。その点を計算して精度を高めました。

Sunvtestそこで、今日、0.5mmのシャープペンの芯、約0.3mmのシャープペンの芯、縫い針の3つのピンホールでテストしました。くっきりとホクロのほうに見えないかもしれませんが、多少ぼけても、金星が太陽の前を通過するのを確認できるかもしれません。

もし、成功したら、6月6日に当ブログに掲載します。その前に、天気がどうなるかという心配もございますが・・

【追記】6月6日、その成果は「こちらをクリック」してください。

参照:国立天文台天文情報センター

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2012年6月 1日 (金)

【大雪渓】6月の白馬大雪渓 2012

120601_082720

久しぶりに、白馬のお話です。今日の白馬大雪渓です。白馬尻小屋付近から撮影しました。今日は、午後から大気の状態が不安定になりそうなので、上まで登らずに戻ってきました。

2012/6月4日の大雪渓の記事を読む。

2012/7月2日の大雪渓の記事を読む。


2012/7月19日の大雪渓の記事を読む。

2012/8月2日の大雪渓の記事を読む。

2010/8月22日の大雪渓の記事を読む。

2011/9月8日の大雪渓の記事を読む。

2010/9月15日の大雪渓の記事を読む。

2010/
10月1日の大雪渓の記事を読む。

2011/10月4日の大雪渓の記事を読む。


先日の火曜日には稜線で雪が降っています。この土日の天気は大丈夫と思いますが、白馬岳に登られる方は、午後からの天気の変化にご注意ください。

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120601_074217猿倉林道からは、この季節、残雪の白馬岳と新緑がとても美しい時期です。猿倉荘付近の駐車場から歩いて15分ほどで、こんな景色にでくわすことができます。白馬観光のついでに足を運んでみてはいかがでしょう。

出発のときは、こんなに見晴らしが良かったのに、午後から大気の状態が不安定になるということで、山では、どんどん雲が成長していきます。

120601_080220林道の終点です。林道はほとんど雪がなくなってきています。この林道の終点からは、夏の登山道になるわけですが、ところどころに残雪があります。

 

120601_080636夏道なら、最初の木道に差し掛かる手前の沢です。今年は雪が多くて、まだ橋が出てきていません。これから、この残雪も薄くなっていくと思いますので、気をつけて渡りましょう。踏み抜くと、うまく橋に着地できればいいのですが、はずしてしまうと高さ2m弱の沢に落ちてしまってビックリしてしまいます。

120601_081558夏道なら木道をすぎたところです。うっそうと樹木が生い茂っているところなのですが、今の時期は、視界もいいです。

ここから、大雪渓への視界が一気に開け、白馬尻のかなり下のほうで雪渓になります。

120601_082544秋に解体した白馬尻小屋は冬季は雪の下にあります。夏の開業に向けて掘り起こしているところです。こうして見ると、かなり深いところに小屋の材料があることがわかります。このあと、ふたたび建てますので、それまでは、宿泊できません(といいましょうか、小屋がない)。2012年は、7月7日(土)からの営業になるそうです。

120601_083804雪に埋もれてしまっているケルンがある位置の対岸(左岸)から上部を望む。

上に行っても視界が悪そうで写真を撮ってもつまらない(霧と雪しか写らないし、霧の中では落石が危ない)ので、ここで引き返しました。ちなみに、大雪渓ルートは、現在、小雪渓も大雪渓で、直登です。白馬山荘の下までつながっています。

120604_101320 ずっと雪の上を歩くことができますが、6月の大雪渓上部は、葱平(ねぶかっぴら)の下のほうから小雪渓を過ぎるまでは、 この写真のような感じで、斜度が半端ではありません。必ずピッケルとアイゼンを使用し、雪上訓練で滑落防止テクニックを身に付けておきましょう。それがなければ、コケると滑って落ちるのが止まらないほどの急斜面です。

最大斜度の部分以外はグリゼードができれば面白いので雪上訓練はしておくといいです。調子に乗ってやっていてつまづいたりすると、本当に落ちてしまいますが、やっと滑落をとめたときは傷だらけですね。氷の擦り傷は痛いですぞ・・ヨードチンキが染みます(笑)。

後日取材した上部雪渓記事へつづく(こちらをクリック)。

尊無上亜甲中玄   玄上

雄大な日本アルプスそのものが、まさしく至心玄道、私の「お山」なのです。

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