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2012年9月 1日 (土)

【大雪渓】9~10月の白馬大雪渓について。

今日から9月、暦の上では秋ですが、厳しい残暑が続いています。でも、北アルプスの稜線では秋の風が吹き始めています。今日は、9~10月の白馬大雪渓についてお話します。
9月に入って、北アルプスでは、夏山の延長の装備では無理な季節になってきていますので、突如と吹雪になる事を想定した装備を心がけてください。また、積雪が進むと、装備していればいいというものでもない危険性も出てきます。
白馬岳の登山は山小屋がしまう10月上旬頃までです。

10月に白馬岳登山を計画される方に:
10月には白馬岳は冠雪いたします。皆様のところは秋の始まりですが、北アルプスは冬になります。雪山となった白馬岳の写真記事のリンク 10月の北アルプス。白馬岳遭難事故を教訓に。 を参考にしてください。

初冠雪以降、10月下旬や11月の白馬大雪渓について検索される方もございますが、大雪渓の積雪が進むと上部急斜面で表層雪崩が発生する可能性が高いので入山はできません。



090823_075133 8月の下旬以降になりますと、ケルンから大雪渓までは秋道になります。ケルン付近では色とりどりの高山植物も楽しめます。




090911_0756329月の中頃までは、3号出合の急斜面の下から大雪渓に取り付きます。






101001_0854309月下旬以降になると、3号出合の急斜面も秋道のヘツリで登ります。急斜面で足元がざれていますので注意が必要です。足元には雪渓と陸のとの隙間シュルンドがありますので、落ちたら大変です。また、この写真右側からの斜面や枝沢からの落石にも気を使うところです。


101001_0857009月下旬以降では、3号出合を登りきって平らになったところから、アイゼンをつけて雪渓に降り立ちます。少しかすんで見にくいですが、正面上部に上の砂山が確認できると思いますが・・


101001_0908148月の下旬から、10月半ばから下旬頃に大雪渓ルートがクレバスが横断してしまって使えなくなるまでは、上の砂山で、再び陸に上がってアイゼンをはずします。慣れている人はアイゼンは要らない斜度ですが、それでも、この時期になると、雪渓が氷になっていたり、大きなクレバスができていて、もし、滑ってコケて固い雪渓で骨盤を骨折したり、クレバスに、ごっくんと飲まれる事があると危ないので、必ず装着したほうがいいです。

120826_140925砂山から白馬岳山頂側の沢を渡るあたりから、旧岩小屋までは、白馬岳山頂側からの落石に要注意です。この区間の危険性は意外と知られておらず、たまに崩壊地の見晴らしのいいところで休憩している方もいますが、今年の6月には大雨で一度崩れて落石が多数雪渓に流れ込んだところです。この区間は立ち止まらずに通過しましょう。


※秋に北アルプスに登山される方はこのリンクを必ずお読みください。


120826_144815以下、今年2012年の8月26日の大雪渓の写真です。
秋道から大雪渓への取り付きのところです。3号出合土石流でばばっちいです。




120826_1436513号出合いの急斜面を登りきったところです。そろそろ、雪渓を転がる落石はシュルンドやクレバスに吸収されて、秋の頃には、大雪渓上の落石が少なくなっていきます。


120826_142254上の砂山です。ここでアイゼンを着脱します。

さて、気になる「いつまで大雪渓を登る事ができるか」ですが、毎年異なります。基本的に、白馬山荘が小屋じまいをする時まで(2012年は10月13日宿泊受付で終了)です。そのあと、関係者の皆様で、グリーンロープを片付けたり、旧岩小屋付近の橋を撤去してしまいます。冬の積雪で流されてしまわないようにするためで、その時期には、大小縦横幾本ものクレバスが大雪渓を横切り、ルートの道標も管理されないので、きわめて危険な状況になります。
また、雪が積もり始めた大雪渓へは入山しないほうがいいですね。白馬岳の登山は山小屋がしまう10月上旬まで、「また来年」ということで、白馬五竜アルプス平、八方尾根の八方池、栂池自然園など、白馬山麓の紅葉を楽しみながらの温泉がよろしいかと思います。

091010_120044この写真は2009年10月10日の吹雪の中の山頂です。ですごい冷風雪でしたが、こうなると、冬山装備と体力が必要ですね。2011年は10月3日に吹雪になってこのようでした。秋の北アルプス登山は突如とこうなりますから、装備と計画は万全に。


白馬岳周辺の紅葉の写真記事を読む。

【白馬】秋の白馬大雪渓2013、地図で説明を読む。

尊無上亜甲中玄   玄上

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