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2013年9月23日 (月)

【剣岳】早月尾根から剣岳

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剣岳(2998m)へ登るルートのうち、最もポピュラーなのが黒部アルペンルートの室堂ターミナルから雷鳥平を経て別山尾根であろう。その登り初めの室堂が標高2450mで剣岳までの累積標高差が約800mに対して、私がいつも登っている早月尾根ルートは、富山県中新川郡上市町の馬場島の標高760mから一気に剣岳まで累積標高差が約2300mもある体力を必要とするコースです。それを嫌ってか、室堂~別山尾根ルートと比べると訪れる人も少ないです。
早月尾根の2300mの標高差たるや、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根と並び、おそらく日本で有数の急登りでしょう。上の写真は、剣岳の山頂から早月尾根を見おろしたところです。はるか眼下に早月川が見えますが、おおよそ、その河原の標高から登りはじめます。

130921_091022途中、唯一の中継小屋の「早月小屋」です。約2300mのところにあり、登りはじめてから標高差で1500mありますので、その標高差を小屋の受付までに稼ぐ事のできる体力のない方は、早月尾根を使うのは不可能です。私は一気に剣岳を一日で往復してしまいますが、通常は早月小屋での宿泊が望ましいです。

130921_103799早月尾根ルートは大変なのですが、室堂~別山尾根ルートからは見る事ができない、北方稜線や小窓尾根といった、剣岳独特の険しい岩峰を望む事ができ、その荒々しさを実感できるところです。
この写真は、標高2600m地点から三枚の写真をつなぎ合わせた北方稜線です。クリックして大きいのをごらんください。

130921_113123 標高を稼ぐと、剣岳の岩峰が迫ってきます。この写真は、標高2800mを過ぎたところです。これを登ります(汗)。ここから、エボシ岩や獅子頭の岩峰の池の谷側を通過するスリリングなルートになります。

121010_120806そして、極めつけが「カニノハサミ」です。ボルトを打ち込んで足場を作ってくれていますので、踏み外さぬように通過します。
登りは、右足がボルトにかかるように、下りは、左足がボルトにかかるようにするとスムーズに通過できます。
池ノ谷側は懸崖になっているので、鎖をたよりに十分慎重に通過しましょう。
カニノハサミを過ぎると、剣岳本体の岩場を鎖をたよりに登る事になりますので、別山尾根ルートとの合流点までは息を抜く事ができません。しかも、ずっと急登りなので、体に堪えます。

130921_123309剣岳の山頂です。写真は、白馬岳方面です。手前は、北方稜線へと続き、ピークが八ツ峰頭です。これより先は一般登山道ではないので、単独行動は禁止されていて、経験豊富なパートナーと踏み入れる領域です。
また、八ツ峰は岩登りクライマーのみが立ち入る事ができる領域となります。
すぐ手前の右へ落ちているカール状の谷は長次郎谷(ちょうじろうたん)。ここも、バリエーションルートで一般登山道ではありません。残雪期に雪渓を登ってきますが、上部は大きなクレバスがあったりと、年や季節によって、変化のあるルートです。ちなみに、映画「剣岳点の記」をレンタル店で借りて見てくださいな(笑)。

剣岳山頂からの展望は、昨日掲載していますのでこちらをクリックしてごらんください。

また、早月尾根の日帰り記事は昨年掲載しましたのでこちらをクリックしてごらんください。

130921_095324最後に、この山のお話は是非しておきたいと思います。早月尾根を登っていると左手にいつも気になる山があるのですが、これが、北アルプスの北に位置する「毛勝三山」です。立派な山なのですが、剣岳や立山の陰に隠れて見落とされてしまいがちなマイナーな山です。ところどころルートが不明瞭なところもあります。
俗っぽくないところが、私の好きな山の一つです。

尊無上亜甲中玄    玄上

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雄大な日本アルプスそのものが、まさしく至心玄道、私の「お山」なのです。

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