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2013年12月 1日 (日)

【辻説法】期待がはずれるというのは、どういうときか。

「蒸発していなければですが(笑)」と、時々このブログで申していました12月のアイソン彗星。笑い事ではないですね。それは、単なる冗談ではなく、蒸発は予想の範囲だったからです。おそらく、私だけではなく、多くの彗星専門家の方は想定していた事と思います。

私にとって、国立天文台の専門家が「予想外」と申しているのが予想外でした。でも、それも、国立天文台のリップサービスなのかと情報を噛み砕いて想像しています。

軌道要素を勉強した事のある方なら、だれでもわかる近日点距離(q)。例えば、1976年の春に巨大な尾をたなびかせたウエスト彗星(C/West 1975n)は0.1966a.u.だったのに対し、アイソン彗星は0.0124a.u.だったのです。

これは、ウエスト彗星より太陽に近い事、十分の一以下のところを通る事になります。ウエスト彗星さえ、三つの分裂核にわかれたのに、アイソン彗星の軌道では、近日点通過で必ずや、何らかの分解があっても不思議ではないのです。ただ、分解してしまったのと、消滅してしまったのは違います。みかけ面積が大きくなって出現する可能性があるので、消滅してしまったという情報も期待はずれになるかもしれません。

それと、アイソン彗星はこれまでの大彗星に比べると質量が小さいので、分解されやすい。こういう仕組みがわかっていると、メディアが、いくら「世紀の大彗星」とか「史上最大の」などと申しても、「また、バカな事を言っているなあ」と、その情報を分別できるわけです。

しかし、仕組みがわからない専門家以外の方は、情報をメディアに頼るしかないわけです。ところが、情報というのは一人歩きしてしまう傾向にあるわけで、それを心に留めてしっかりと足元を見ないと、期待がはずれてしまう。

多くの方は、写真と見出ししか見ない。しかし、文章を読むと、例えば、このブログ(11/18)の記事の途中に「近日点通過後の12月の上旬~中旬のほうが楽しみです。ただし、近日点通過でかなり太陽に接近するため、蒸発していなければですが・・たまに、消滅してしまったこともあります。」と、書きましたように、蒸発する可能性があるわけですから、人を集めて観望ツアーなどの企画をたてるというのは危険だったわけです。

古い話になりますが、コホーテク彗星(C/1973f)の時も騒がれましたが、期待がはずれてしまいました。そこで、その2年後に訪れたウェスト彗星(1975n)は、あまり期待がかけられなかったのです。そうすると、1976年3月の初めに、横綱級の彗星となり、明け方の東の空に現れたのです。騒がれなかったのに、池谷・関彗星と肩を並べる戦後の三大彗星になってしまった。これもまた、期待はずれですね(笑)。

総じて申せば、期待がはずれるというのは、良く考えないで行動した時が多く、情報の上っ面だけで判断した時、自己情報の過大評価・過少評価など、そのほとんどに着実性のない状態の時ではなかろうか。それでも、それが着実性があると信じてしまう。

テレビで言っていたから、ネットに出ていたから・・それではダメなのです。その中に、着実性のあるものと、そうでないものを整理して、情報にふりまわされない、強い心が大切ですね。

長々と書きましたが、ここまでコツコツ読まれた方は、期待はずれにならないと思います。何故なら、先述の「多くの方は、写真と見出ししか見ない」に該当する方が、期待はずれになってしまうのです。

これからの時代、さらに大切ですぞ。

尊無上亜甲中玄    玄上

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