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2019年9月28日 (土)

白馬山系|北アルプス草紅葉の大パノラマ。

白馬岳から下る事、アルプスの稜線の縦走路は村営白馬岳頂上宿舎の上を通過して、丸山に少し登り返します。丸山から杓子岳に向かって、丸山と杓子岳の鞍部(コル)まで、帰りの登り返しのことを思うと、ぞっとするぐらい下り、杓子岳への登り返しとなります。

さて、この間の縦走路からの富山県側の風景が、すごくビッグなのです。何度も写真を撮っていますが、写真では表現できないぐらいの大きさがありますので、その風景は写真で持って帰ることはできません。だから、足を運ぶしかないわけです。それでも、その写真を載せておきますので、ご覧になって心休めてくださいな。(各写真はクリックすると大きくなります)

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丸山に登ると、白馬岳(2932m)の全容を見ることができます。山頂直下に横たわっている山小屋が「白馬山荘」。すぐ下に見えている山小屋が「村営白馬岳頂上宿舎」とテント場です。「頂上」と名がつくほうが下の小屋です。稜線の縦走路は白馬岳山頂から手前に下って白馬山荘の間を抜けて、斜め左へと通じています。その後、写真を撮っている丸山に少し登ります。残雪が中央に見えていますが、今年は量が少ないです。

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丸山から少し杓子岳よりに下ったところから、富山県側を写しました。2700~2800mのアルプスの高原の風景、これは写真にしてしまうとダイナミックでなくなりますが、風と気温と奥深いパノラマは写真には写らないとしたものですね(笑)。黒部川の深い谷の向こうに、剣立山連峰です。

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丸山と杓子岳のコルまで下ってきました。富山県側は平原のようでもあるし、ここから谷になっていくだろうという地形は、この先で、深い傾斜となって黒部川に落ち込んでいくのであろうなあと、想像しただけでも北アルプスの雄大さを感じるところです。

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丸山と杓子岳のコルから長野県側、白馬大雪渓の谷です。遠く頸城山塊を望むことができます。右端には天狗菱の岩稜が写っています。白いのは万年雪です。5月の頃は大雪渓ルートで直接このところまで雪の上のバリエーションで登ってこれるので、丸山を乗り越す必要はありません。ただし、雪の急斜面は、12本爪アイゼン、クランポンとピッケルは必須。落ちると標高差700mは止まりません。

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杓子岳山頂の北の端。長野県側、双子尾根と杓子尾根がジャンクションピークで合わさって、ここに到達する積雪期のルートが登りついたところです。無積雪期にはご覧のように、岩がナイフの刃のようになっていて怖いです。積雪期もナイフリッジですが。この高度感は半端ではありません。
正面の緩い山頂の山は、小蓮華山です。

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杓子岳山頂の北の端から南を写した写真です。杓子岳の山頂標識(2812m)が左端に見えていますが、その奥は白馬鑓ガ岳(2903m)です。杓子岳から白馬鑓に向かうのも、杓子岳と白馬鑓のコル(杓子沢源流)まで下って登り返しになります。この風景の実物はとてもビッグなのですが、写真では雄大さを伝えることができないのが残念です。

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杓子岳山頂から富山県側、旭岳~清水岳(しょうずだけ)方面です。石ゴロの急斜面を登ってくる登山者が写っています。これ、平らな風景ではありません。かなりの急斜面なのです。写真ではその奥行きを表現できないですね。草紅葉の風景もおそろしく雄大なのですが。この全体の風景というのは写真にして持って帰ることができません。目で見るしかないのです。だから、また登る。

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丸山に戻ってきました。右奥に鉢が岳と雪倉岳が顔をのぞかせています。さあ、ここからは猿倉まで、標高差約1500mあまりの下りを一気に下るのみです。
大雪渓ルートは雪がほとんどないので秋道になっていて、途中のヘツリ道は大変危険な状態になっているので下りにも時間を要します。私の足で3時間あまり。午後2時に出発して5時過ぎでした。大雪渓に雪があるときは2時間あまりです。一般の登山の方はこの1.5~2倍はかかりますので、午後2時下山開始だと、途中で暗くなりますから、山小屋に泊まられたほうが賢明です。

白馬岳連山の稜線から見る景色。北アルプスのうちでも北部に位置し、日本海の影響を受ける独特の風景は幻想的ともいえるほどに、その形容する言葉が見つかりません。神秘的な領域です。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月26日 (木)

杓子岳|白馬大雪渓から杓子岳へ。

北アルプスの白馬岳連山。白馬三山の中央に位置する杓子岳(2812m)。今日は猿倉から早朝から日帰りピストンしてきました。累積標高差が2000mを越えるので、戻ってきましたら夕方になってしまいました。とりあえず、行程に沿って写真を掲載しておきます。

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標高約1700m大雪渓ケルンから少し登ったところの大雪渓とミソガワソウです。今年の秋の白馬大雪渓はとても雪が少なく、5~10年前はクレバスの注意喚起だったのが、最近、そもそもクレバスになる雪がない。年々少なくなっていく大雪渓の雪。温暖化が加速しているように思います。温暖化のお話はいずれいたします。

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大雪渓を登り詰めて、もうすぐ標高2700m。先週掲載しました杓子岳のカール地形と同じところです。草紅葉がかなり色づいてきました。

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杓子岳へは、標高2800m近い丸山というピークを越えなくてはなりません。そして、2500m近くまで下って、2812mの杓子岳に登り返します。写真は丸山を越えて杓子岳を目指して下っているところです。

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杓子岳への登り返しの途中で振り返ってみた写真です。右は白馬岳。左が旭岳。旭岳のやや右手前が丸山のピークです。ピークから下って、やがて、白砂のジグザグをどんどん下ります。帰りはこれを登り返さねばなりません。

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行く手には杓子岳が待ち構えています。最後の急登りルートが見えています。左端は天狗菱です。

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杓子岳(2812m)山頂。バックは黒部の深い谷へと落ちる草紅葉の谷です。

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杓子岳の山頂は南北に細長く、山頂標識は北の端にあります。山頂稜線は長野県側がすっぱり切れ落ちていてスリリングです。3年ほど前に山頂の長野県側への崩落があって、山頂は狭くなっています。杓子岳は白馬三山で一番背が低いのですが、その姿は神秘を感じさせるところです。

今日は、秋のお彼岸の明け。天高き事一万尺で祈願してきました。

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2019年9月24日 (火)

白馬岳からの展望|剣岳・立山連峰

白馬岳連山から南に延びる後立山連峰からは、黒部の深い谷を挟んで、剣立山連峰が大きい。私は剣岳へは立山・室堂ターミナルの観光の喧騒を避けて、標高約750mの富山県の馬場島から剣岳山頂の2999mに突き上げる早月尾根の累積標高差約2300mを往復します。早月尾根の標高差が大きいのを嫌ってか、一般の登山客が少なく静かな山行が可能です。

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白馬岳山頂(2932m)から、黒部の深い谷を隔てて、霊峰・剣岳(2999m)の尖峰を望む。剣岳の左へと立山の山塊です。右奥の薄い山は岐阜県と石川県の県境に位置する白山です。左の谷の底には黒部ダムの黒部湖が小さく見えています。その奥は黒部五郎岳方面です。北アルプスも南アルプス同様に大きいですね。

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上の写真とは逆に、剣岳(2999m)から、黒部の深い谷の向こうに白馬岳連山を望む写真です。中央やや左が白馬岳(2932m)です。白馬岳のすぐ左は旭岳。中央やや右の白いのは白馬鑓ガ岳(2903m)で、杓子岳は白馬鑓の左肩に少し出ているのですが、写真ではわかりにくいです。白馬鑓の右へと天狗の頭へと続き、右端のくぼみは不帰の嶮へと続きます。後ろ立山は、右に写真からはみ出して(笑)、唐松岳、五竜岳、八峰キレットを経て鹿島槍ヶ岳から南へと続きます。

八峰といえば、剣岳にもその名前があり、写真手前に写っている岩峰が剣岳の八峰です。険しい岩稜が続き、上級アルピニストの領域です。なお剣岳北方稜線は単独登山が禁じられています。

弘法大師が千束のわらじをしても登りえなかったという霊峰剣岳を望む、天高き事一万尺から、世が平穏でありますようお祈り申し上げます。

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2019年9月23日 (月)

白馬岳からの展望|八ヶ岳、南アルプス、富士山

日本海側にある北アルプス白馬岳連山。空気が澄んだ日には、その稜線から、八ヶ岳はもちろん、遠くに南アルプスの山々や、さらには、太平洋側である富士山を見ることができます。

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白馬岳への標高2800mの稜線。中央やや左の山塊が八ヶ岳、右端から中央やや右へ連なる山塊が南アルプス三千メートルの山々です。そして、八ヶ岳の右奥に富士山の頭が見えています。頭だけ見えて思いのほか低く見える姿は、地球が丸いという事を感じさせます。(写真はクリックすると大きくなります。)

今日はお彼岸の中日。特達法願の念をしてお祈り申し上げます。

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2019年9月21日 (土)

北アルプス|白馬岳の草紅葉

アルプスはすっかり晩秋です。稜線を吹く風は冷たく、手袋なしでは手がかじかんでしまいます。先週、北海道の大雪山系に雪が来たらしいですが、白馬岳連山も連動していますので、もうすぐです。北アルプス登山に来られる方は、しっかりとした防寒装備をお忘れなく。昨日、写真をいくつか撮ってきていますのでご覧くださいな。

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大雪渓ケルン上部、標高1700m付近。ミソガワソウです。山肌の紅葉はまだこれからです。



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標高約2400mの小雪渓避難小屋付近。天狗菱をバックに、色づき始めたナナカマドです。

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標高2800m付近。杓子岳、白馬鑓ガ岳を眼下に見て、トウヤクリンドウです。もうすぐ草紅葉になります。

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白馬岳2932m山頂付近の草紅葉です。季節風が吹きつける山肌の紅葉は早いですね。眼下遠くに、能登半島、富山湾、黒部市方面です。左の山は旭岳。

そろそろ「キーンと引き締まる天高き事一万尺」の季節です。

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2019年9月20日 (金)

北アルプス、白馬岳と杓子岳の間のカールです。

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今日は秋のお彼岸の入り。白馬岳(2932m)を往復してきました。写真は白馬岳と杓子岳の間のカール。大雪渓ルートを登りつめて、この写真の左下から登ってきます。このあたりの草紅葉はまだ黄緑ですが、白馬岳山頂付近や北面の斜面は黄色く染まっています。

今日の白馬岳山頂は気温が低く風が強くて凍えそうでした。先日は山頂付近の山小屋で氷点下になったそうです。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月17日 (火)

秋、先取り。栗です。

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今夕、長野県小布施町の方から栗を送っていただきました。秋一番の初モノですね。先月は岐阜県の方から幸水梨を送っていただきましたが、鹿児島からマンゴーとか、ブログに載せそびれて申し訳ございません。これからは、載せるように頑張ります。

皆様、秋をありがとうございます。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月16日 (月)

こよみ|敬老の日

今日は敬老の日。お年寄りを敬う日であります。

息子夫婦に言わせると孫がいるから私も対象だとか・・いや、いくらなんでも早すぎる(笑)。孫が二十歳を過ぎてからにしてほしいものですな。

さて、敬老とはいくつ以上なのかを考えた時に、65歳以上とか定年を過ぎてとか、いろいろとございますが、仕事の区切りがすべてではございません。若いころにやり残したことを余生の間にするのもよし、大志を抱いてもいいではないか。「大志を抱け」とは青年だけのものではありません。

「今から何かをする目的は」というのは、若いから目的があり、老いているからもう目的がない、そのようなくくりでは語れないものです。そもそも、物事を成し遂げるというのは、一生かかっても無理な人もいれば、5年で得る人もいます。そこで、一生かかっても成し遂げることができない青年と、5年で成し遂げる爺さんがいるかもしれないと考えれば、目的というくくりで行動するというのは意味を持たないのです。

たとえば、今から私が天文物理学の研究をするにしても、これからの青年に比べれば3割にも満たない時間であろう。そんなことして何になるんだと、笑われるかもしれない。青年はこれから70年、私は20年できたとして、そんなことをして何になるんだという事は、時間が長いか短いだけであって、なんら変わらないのです。そのような事を言っていると、青年の頃から何にもできないではないか。

山行も同じで、体育会系のワンゲル部などで鍛えている大学生は別として、大学生には負けません(笑)。若い人たちはスピードそのものは早いのですが、やがてバテてしまって、そこらで休憩している。そして休憩している間に抜かしてしまうという事になるのです。これぞ、長年身に付いたペース配分と山勘です。

だから何になるんだと笑われるかもしれない。しかし、何かにならなくてもいいではないか。足跡を残すことができなくてもいいではないか。生きて志を持ち続けるという事が大切ですぞ。結果云々を追いかけるより、黙々と進んでいる姿のほうが私は好きである。なぜなら、結果や目的なんぞこの世には存在しない。そのすべてが未来のすべてへの通過点にしか過ぎないからなのです。

還暦を過ぎたからとか、定年を過ぎたとか、そのようなくくりに惑わされることなく、生涯を過ごしたいものです。さ、爺さん婆さんの皆様、応援していますぞい!

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月12日 (木)

秋の訪れの日本アルプス。トウヤクリンドウとタカネツメクサです。

天高き事一万尺。アルプスの稜線はすっかり秋の気配です。稜線には秋の高山植物のトウヤクリンドウが咲いています。

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トウヤクリンドウ:当薬竜胆

先日、仙丈ケ岳の直下3020m付近で見つけました。私の好きな高山植物のひとつです。当薬は皆様ご存じのセンブリのことで、トウヤクリンドウも同じような効果のある植物です。その昔は木曽のほうで腹痛、整腸の薬草として使われていたらしいが、なにしろ三千メートル級の山に生息するので入手するのが難しかったらしいです。

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イワツメクサ:岩爪草

同じく3020m付近に咲いていました。トウヤクリンドウとともに、一般にはお目にかかれないお花ですので、写真をクリックしたりピンチ(スマホ)して拡大してご覧ください。

ところで、年々高山植物が少なくなっていたり、生えている植物が変わってきているように思います。今年の仙丈ケ岳は花が少なかったです。白馬岳のお花畑も花の層が変わってきています。気候変動の影響でしょうか。

胃腸薬もいいですが、心の薬として、花の写真を見て心を休めてくださいな。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月10日 (火)

南アルプス、標高三千メートルの山々。仙丈ケ岳から。

標高三千メートルの重鎮が並ぶ南アルプスの山々。大井川源流、また、富士川や天竜川にも水を供給する深い谷。私が何度と足を踏み入れた山域です。それを標高3033mの仙丈ケ岳山頂から展望の写真からお話いたします。力作ですので(笑)、写真をザーッと見飛ばすのではなく、じっくりと読んでくださいな。

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日本第二の高峰「北岳(3193m)きただけ」の肩に、富士山が乗っている景色です。

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左遠くに八ヶ岳連峰。八ヶ岳の手前が鋸岳、右に「甲斐駒が岳(2967m)かいこま」です。仙丈ケ岳が3033mですから、甲斐駒の2967mと足して2で割ると3000mになります(笑)。

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北岳(3193m)と右に日本第四の高峰「間ノ岳(3189m)あいのだけ」が並ぶ景色です。ちなみに第三位は北アルプスの奥穂高岳(3190m)です。

間ノ岳にかぶって見えませんが、農鳥岳「農鳥岳(3026m)、西農鳥岳(3051m)」と並ぶ姿を「白峰三山」といいます。白峰三山を縦走しようとすると、最低でもどこかで小屋やテントで2泊必要になるというスケールです。テントや食料の重荷を背負うと時間と体力を食うので、白馬三山を日帰りザックを背負って走るのとは違って、南アルプスの怖いところです。

さて、お話を写真に戻しますと、北岳と間ノ岳の間、間ノ岳の肩の左のピークは「中白根(3056m)なかしらね」、右の肩のピークは「三峰岳(2999m)みつみねだけ」。三峰岳は、仙丈ケ岳から塩見岳へと続く南アルプスの屈指の長い稜線「仙塩尾根」の途中のピークです。直線距離にして15km、上り下りがあったり尾根は曲がっているので、累積標高差はざっと2000m以上、距離は30kmほどになり、テント装備ですべてを歩くと5~7日はかかります。

写真にしてぱっと見ただけではスケールがわかりにくく普通に山が並んでいるように見えますが、手前の野呂川の深い谷からせりあがる山容はおそろしくでかいです。

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仙丈ケ岳の山頂から南へと延びる仙塩尾根です。少し下った先、右の一番手前のピークは「大仙丈ケ岳(2975m)おおせんじょう」です。

仙塩尾根はここから高度を下げて野呂川越を経て、再び三峰岳へと高度を上げます。三峰岳から再び熊ノ平へと高度を下げて、塩見岳へと続きます。途中もいくつかの山越えがあり、アップダウンの厳しいルートです。その上に、途中は登山道というよりまばらな踏み跡程度のうっそうとしたジャングルになっているので、昔の登山者の間では「馬鹿しか行かない馬鹿尾根」と呼ばれていたそうで、私は馬鹿です(笑)。ま、その分、静寂に満ちた神秘を味わうことができるのも南アルプスの特徴です。

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上の写真の一部を拡大すると、南アルプス南部の巨峰群です。左のほうに塩見岳と荒川東岳(悪沢岳) の三千メートル峰が二重になっています。手前が「塩見岳(3047m)しおみだけ」、奥が「荒川東岳(3141m)ひがしだけ」。荒川東岳は日本五位の高峰です。

荒川東岳から右に下って、ゆるく登ったところの写真中央が「荒川中岳(3083m)なかだけ」。その右下へと荒川北面カールが続いています。カールを挟むように「荒川前岳(3068m)まえだけ」。荒川東岳のさらに東には千枚岳があり、中岳と前岳を一つの峰として、荒川三山といいます。

ちょっとかぶって見にくいですが、荒川前岳のやや右奥のずんぐりした高い山が「赤石岳(3120m)あかいしだけ」日本第六の高峰です。さらに、その右奥が「聖岳(3013m)ひじりだけ」です。

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上の写真とは逆に、塩見岳から仙丈ケ岳を撮った写真がないか探してみたら2012年の秋に撮っていました。右手前から延びている稜線が仙塩尾根です。幾重にも連なる山々を経て、左端奥のなだらかに見える山が「仙丈ケ岳(3033m)せんじょうがたけ」です。その右、中央よりやや左奥の白っぽい山が「甲斐駒ヶ岳(2967m)かいこまがたけ」です。

右端の山が「西農鳥岳(3051m)」、農鳥岳のピークは右端に切れてしまっています(笑)。西農鳥から左に高度を上げたところのずんぐりした山が「間ノ岳(3189m)」、間ノ岳の左肩に少し見えている尖峰が「北岳(3193m)」です。

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ふたたび仙丈ケ岳山頂からの写真、とてもなつかしい山が遠くにあります。地味ですが、この山のお話をしなければ終わりません。双耳峰の「笊ガ岳(2628m)」と布引山です。静岡市の安倍奥の南アルプスの起点と呼ばれている山伏岳から北へ、農鳥岳までの約40kmにおよぶ長大な稜線「白峰南嶺」の途中にあります。

この稜線の区間には山小屋も整備された登山道も水もなく、水を求めるには往復2~3時間かけて沢に下らなければならないし、踏み跡はたまにはあるが、ほとんど未開の山です。そのぶん、人は訪れません。かつて出会った人はゼロです。神々との触れ合いの領域ですね。

長年苦楽を共にしたこれらの山々を眺めれば、とても懐かしく思います。白馬岳連山が私の今のホームなら、南アルプスはふるさとみたいな感じです。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月 9日 (月)

南アルプス|北沢峠から小仙丈ケ岳~仙丈ケ岳

北アルプスを離れて南アルプスに行ってきました。南アルプスは、かつて約15年の間に山行しつくした三千メートルの山々です。なつかしい山々の御姿はやっぱり落ち着きますね。

南アルプスは北アルプスと違って険路は少なく派手なアルペンチックな趣に欠けるが、山頂から山頂の間がとても長く体力のいる山域であり、登山道として未開の部分も多いので、富士山や槍穂高、立山、乗鞍といったところの観光登山のような趣から離れて、三千メートルを超える大きな山体でありながら、どこか哲人がどっしりと構えている山域です。

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シラビソやトウヒで覆われている南アルプス独特の深い森です。写真は北沢峠から小仙丈ケ岳へと登る事標高約2300m地点です。

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標高2700mを超えようかとするあたりからやっと森林限界に出ます。振り返れば甲斐駒ヶ岳(2967m)、その左向こうに八ヶ岳連峰が見えます。こうしてみると、南アルプスの山は深い森で覆われているので、北アルプスに比べると「毛深い」(笑)です。ちなみに白馬岳連山の森林限界は2300くらいで、400mのぶん南アルプスは森が多いということですね。

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山頂が南北に長い小仙丈ケ岳(2855~2864m)へと続く稜線です。北沢峠から標高差800mほど視界のないうっそうとした森の中を喘ぎながら登ってきて、一気に開ける空と稜線の風景は、頑張って登ってきたご褒美のように爽快そのものです。

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登りついたところが小仙丈ケ岳(2855m)のピークです。以前は2855mの標識でしたが、それが割られて2864mに変わっています。南アルプスは年間数mm~2cmぐらい隆起しているとはいえ、数年のうちに9m背が伸びた(笑)わけではなく、2864mのピークはもう少し仙丈ケ岳よりの岩場を下る直前のところにあります。ヤフー地図など大まかなマップでは2864mになっていますので、いままでの2855mピークに建ててしまったのでしょう。ま、小仙丈ケ岳全体として低いほうに合わせるより高いほうが気持ちはいいですね(笑)

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仙丈ケ岳(3033m)の本体です。小仙丈ケ岳からの稜線は、雄大な小仙丈カール地形の東を三千メートルへと続いています。まさに、天高き事一万尺であります。

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藪沢カール上部、標高3000mの稜線です。稜線越しに、右から鳳凰三山、早川尾根アサヨ峰、栗沢山の南アルプス最北部の山脈です。左奥は奥秩父の山々。

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「南アルプス 仙丈ケ岳 標高3033m」の標識です。台風が来る前でしたので青空が澄みわたっています。天高き事一万尺にて特別力量増強祈願のお祈りをして、台風が来る前に下山しました。明日はこの3033mからの南アルプス展望の写真を載せますのでお楽しみに。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2019年9月 8日 (日)

南アルプス仙丈ヶ岳付近の日本ライチョウです。

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いつもライチョウといえば北アルプス白馬岳連山の写真を載せることが多いですが、今日は南アルプス仙丈ヶ岳(3033m)付近のライチョウの写真です。

小仙丈ヶ岳直下の標高2800m付近に「台風が来ているから、早く降りた方がいいよ。」と、知らせに出てきましたので、台風の前に下山いたしました(笑)。悪天候になる前に、よく出てきてくれます。

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こちらは画像が悪いですがスマホの画像です。2羽出てきました。南アルプスのライチョウは北アルプスに比べて個体数が減っていると聞いていたので出会えてラッキーです。南アルプスの展望などの記事は帰ってから改めて整理して載せます。

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2019年9月 7日 (土)

南アルプスです。

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今日は南アルプスにいます。写真は南アルプス三千メートルの巨峰群です。今、仙丈ケ岳(標高3033m)を登っている最中です。

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2019年9月 3日 (火)

辻説法|さあ、9月ですぞ。大志を抱け!

さあ、9月ですぞ。勉学やスポーツの秋になります。みなさん、元気出してすごしましょう!

以前、北海道大学の構内にあるクラーク博士の胸像の写真を当ブログに掲載したことがありますが、有名な言葉に「青年よ大志を抱け」という言葉がございます。

Boys, be ambitious, like this old man.

私も「old man」の域に達しましたので(笑)少しお話をいたしますと、この後には、まだ続く言葉があるそうなのです。実は、それは後になって朝日新聞の天声人語の中で付け加えられたとか、実際にクラーク博士が言ったことではないとか、いろいろな説がございますが、ま、それはさておき、こんな感じであります。

Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,not for that evanescent thing which men call fame.
Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.

いちいち和訳はいたしませんが、読んでごらんのとおりであります。

歴史や古典、文学、そして、私のように天文物理学を志している方なら、おわかりのように、それが将来において生きていく糧(つまりお金)になるのか、本人だけではなく、子供さんを受験に向かわせる親御さんも疑問に思う事であろう。ましてや、地位や名誉というものでもない。

だったら、何か?そのような理屈は要らない。直接的にはすぐに役に立たない事もあろう。しかし、そこには、将来を担う一人の人間として大切な徳の器があるのです。

プレミアムメルマガ「玄上の運命を良くするお話」の9月は「心と体」についてお話いたしますが、今日発行号では「大志を抱け」を題材にしております。

青年よ、この行者が応援していますぞ。

尊無上亜甲中玄    玄上

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