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2017年6月25日 (日)

南アルプス|甲斐駒ケ岳・摩利支天と北部の山々の遠望。

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駒津峰から、甲斐駒ケ岳・摩利支天です。昨日、2017/6/24、久しぶりに南アルプスへと足を延ばしました。私にとって、南アルプスは大変落ち着くところなのです。


Img_1416甲斐駒ケ岳へは、途中、標高2600mあまりの双児山へ登り、一旦下って、2700mあまりの駒津峰を乗り越します。
双児山から振り返れば、仙丈ケ岳3033mを望むことができます。




Img_1419南アルプスにあって、私がかつて修行を共にした三千メートルの山々です。左端から、日本第二の高峰、北岳3193m、第四の高峰、間ノ岳3140m、右の奥に塩見岳3053m。


25年ほどさかのぼる事、師匠亡きあと10年余り、広大な南アルプスを歩き続けました。南は静岡安倍奥の山伏岳、笊が岳、聖岳の三千メートル峰。中部は赤石、荒川岳~塩見岳。仙塩尾根を遡り、北は仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳に至るまで、行った事がないところはほとんどないといっても過言ではありません。

現在、北アルプスの山麓白馬にいますが、南アルプスは私のふるさとみたいなところです。天高き事一万尺、これらの山々の中で至心玄道が始まったのです。


南アルプスは森林限界が高く、うっそうとした山頂も多くて、とても神秘的です。また、一つの山がでかい独特な感じに、やっぱり南アルプスは落ち着きます。また、時間が許せばじっくりと山ごもりしたいものですね。


尊無上亜甲中玄     玄上

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2017年6月24日 (土)

今日は南アルプス、甲斐駒ヶ岳です。

今日は南アルプス、甲斐駒ヶ岳です。
今日は、北アルプス、白馬を離れ、久しぶりの南アルプス、甲斐駒ヶ岳です。
駒津峰から風雲わきたつ稜線の写真です。


尊無上亜甲中玄     玄上

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2016年9月 4日 (日)

南アルプス甲斐駒ケ岳・摩利支天

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昨日は南アルプス、甲斐駒ケ岳・摩利支天へ思うところの祈願をしに行ってまいりました。写真は摩利支天から見た風雲湧き立つ甲斐駒ケ岳(2967m)です。神々に出逢いし、天高き事一万尺であります。
 
Dsc_0294昨日は雲が沸き立つ甲斐駒ケ岳でしたが、帰路の途中、一瞬の晴れた駒津峰から仰ぎ見た甲斐駒ケ岳と摩利支天です。右端には眼下の雲も写っています。
甲斐駒ケ岳へは、伊那市から南アルプス林道バスで、標高二千メートルの北沢峠まで上げてもらい、そこから二児山(2646m)を越えて一旦下ったのち、駒津峰(2752m)を越えます。上り下りのきついコースです。
 
Dsc_0291摩利支天から甲斐駒ケ岳に向かう途中、岩の間に咲いていた「イワツメクサ」です。
 
 
尊無上亜甲中玄   玄上


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2014年10月21日 (火)

【初冠雪】南アルプス初冠雪2014。北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳

先日(2014/10/19)、甲斐駒ケ岳からの南アルプス三千メートル峰の初冠雪の写真を掲載いたします。
台風19号が過ぎて10月15日。テレビでは富士山に2014年の初冠雪が訪れたニュースが流れましたが、同時に、南アルプスの三千メートル級の山々にも初冠雪が訪れました。
北アルプスでは、すでに白馬岳が台風18号通過後の10月7日に初冠雪しましたが、天高き事一万尺の山々も、北から順番に冬へと模様替えしていきます。

141019_101427日本第二の高峰、北岳(左 3193m)と、第四の高峰、間ノ岳(右 3189m)の初冠雪です。農鳥岳は甲斐駒ケ岳からは、間ノ岳にかぶって見ることはできません。
よく見ると、上から、山頂付近の冠雪の白。中腹の紅葉の赤、谷間の針葉樹の緑と、三段紅葉になっています。

写真右端の、間ノ岳の稜線上の小さな尖峰は、三峰岳(みつみねだけ 2999m)です。こうしてみると、標高2800m以上に積雪があると観察することができます。そして・・・

141019_101443三峰岳の右奥、野呂川越の向こうには、塩見岳(3052m)が、北壁が雪付が悪くて雪が少ないのか、光の当たり加減かわかりませんが、黒く写っています。
その左奥には、日本第五の高峰、荒川岳三山の悪沢岳(東岳 3141m)が真っ白です。
赤石岳は塩見や悪沢岳にかぶって見ることはできませんが、きっと冠雪している事でしょう。

141019_100538甲斐駒ケ岳から北沢峠をはさんで南隣の仙丈ケ岳(3033m)の仙丈ケ岳です。
藪沢カールの積雪が顕著ですね。この写真は少しでも仙丈ケ岳に近い双児山(2649m)から撮っていますが、すぐ手前の山は双子山の南峰です。

まだ11月上旬まで南アルプス林道バスが北沢峠まで運行していますので、登るなら小仙丈尾根ルートがよろしいです。でも、積雪が進むと小仙丈カールと藪沢カールとの稜線上部はナイフリッジになるので要注意です。藪沢ルートは深い積雪になり危険ですので冬季は使えません。

以上の山々は甲斐駒ケ岳から南を眺めたところに位置しますので、見えているのはすべて北斜面になります。ですから雪は10月15日から融けずに残っているのです。天高き事一万尺の気温は、日中でもプラスになることが少なくなり、一日中氷点下の季節を迎えています。

今日、紹介しました南アルプスの山々、そして、幾重にも折り重なる深い谷。私は、10年ほど前までに、ほぼすべて歩き尽くしています。しかも、一回ぽっきりではなく、四季問わず、幾度とですので、こうして甲斐駒ケ岳から南アルプスの山々を眺めると、峰々はもちろん、尾根の一筋、谷の一筋にいたるまで、とても懐かしい思いがこみあげてきます。

「この雄大なるアルプスそのものが私の道場なのです。」。そう言いはじめて20年が経ちます。この南アルプスにいた頃ですね。ですから、20周年「白龍神玄徳光」の祈願は、ここ南アルプスをはずすわけにはいかなかったのです。

また、天高き事一万尺にて平成17年隆盛安泰祈願の力を得ていますので、どうぞご参賀ください。早期お申し込み受付中です。


尊無上亜甲中玄     玄上

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2013年7月20日 (土)

【甲斐駒ケ岳】北沢峠~双児山~駒津峰~甲斐駒ケ岳日帰り登山

昨日は北アルプス白馬岳を日帰りしてきて展望記事を載せましたが、今日(2013/7/20)は南アルプス甲斐駒ケ岳を日帰りしてきました。昨日、白馬岳に登ったときによく見えたからでもありますし、剣岳同様に霊峰のひとつであり、神通清浄祈を唱えてきました。

行者がおすすめする一座でありますので、今日は甲斐駒ケ岳の登山の解説をします。北沢峠から往復、私の足で5時間ほどです。通常の健脚者様は6時間前後、まあまあ山を歩けるという方でも7~8時間で往復できます。ご遠方の方や普段運動不足の方は、北沢峠付近の山小屋に泊まってじっくりと甲斐駒ケ岳をめざしてください。各写真はクリックすると大きくなります。

120630_073447甲斐駒ケ岳を日帰りする場合は、伊那市の南アルプス林道バスで北沢峠に向かいます。 南アルプス市からの林道バスでも北沢峠に着くことができますが、日帰りは不可能ですので、北沢峠の山小屋に一泊します。

山慣れした健脚者の場合、この写真、仙流荘(営業所)バス停を8時5分のバスに乗ります。まあまあ山を歩けるという方は6時5分のバスに乗ります。それ以外はトレラン選手でない限り、午後4時最終の帰りのバスに間に合わないので、日帰りは不可能で、北沢峠の山小屋に宿泊して早朝出発しましょう。6時5分や8時5分にバスに乗れないようなご遠方の方は前日に仙流荘に宿泊すると良いです。

なお、夜通し自動車で走ってなどの寝不足登山は疲労遭難の元になりますからやめたほうがいいです。

120630_085733北沢峠のバス停です。私の場合、白馬を5時に出て、仙流荘(営業所)を8時5分のバスに乗ります。そうすると9時に北沢峠に着いて、甲斐駒ケ岳を往復してくると午後2時30分~3時30分(山頂で祈念したり、のんびりしたりする時間で変わります)に北沢峠に戻ってきます。

130720_092140北沢峠から双児山方面へ登ります。標高差約600m。トウヒやシラビソの樹林帯を登っていきます。夏の暑い時期は日差しをさえぎってくれるので助かります。ときおり、樹間から仙丈ケ岳や北岳などの南アルプスの山々を望むことができます。

130720_094757北沢峠を出発して1時間10分~2時間ほど(個人差がある)で双児山(2649m)に到着します。ここの時点で、北沢峠を午前9時に出発して10時30を過ぎるとか、午前7時に出発して9時を過ぎるようでしたら日帰りは無理ですから、双児山かこの先の駒津峰で展望を楽しんでから引き返したほうがいいです。

130720_095440双児山からは、駒津峰の向こうに甲斐駒ケ岳が大きく見えます。しかし、一旦、下りますので、帰りには登り返しが待っています。でも、仙水峠経由は岩がゴロゴロしていて歩きづらく、登山者が多いので、快足を飛ばすことができないので、かえって時間がかかります。こういうことも、計算に入れておくことが日帰り登山のコツです。

130720_102547駒津峰(2752m)です。仙水峠からの登山者が増えてにぎわいます。めざす甲斐駒ケ岳が大きく見えるところです。ちなみに、私の足で、双児山から駒津峰までは最速を飛ばして30分、だいたい40分ほどです。北沢峠から2時間以内で着きます。
駒津峰到着が、北沢峠を午前9時に出発して11時30分を過ぎるか、午前7時に出発して10時30分を過ぎるようでは甲斐駒ケ岳の日帰りは無理ですので、引き返すか、仙水峠経由で北沢峠に引き返しましょう。

130720_124234駒津峰から一旦下ると、六方石です。そこから少し登ると、直登ルートと巻き道に分かれますが、直登ルートは、岩登りに近いところもあるので、体力を消耗して、かえって遅くなりますから、巻き道を行ったほうが賢明です。
この写真のように、すれ違いに大変なところもありますが、譲り合ってコツコツと登下降することに専念するように。

130720_113522やがて、きれいな白砂の登りになります。途中、摩利支天への分岐を過ぎれば、周りの展望も良くなるので、それを楽しみながら疲れないように足を運びます。鳳凰三山の向こうに富士山も見えます。 穢れない白砂をふみしめて心が洗われますぞ。

130720_114624やがて、祠が祭られている甲斐駒ケ岳山頂を望むことができます。ここまでくると、あと10分ほどです。途中、黒戸尾根の分岐を右に見送り、左からの直登ルートの踏み跡を合流すれば、と山頂はすぐそこです。

130720_115922 甲斐駒ケ岳(2967m)からの展望は360度。冒頭の写真のような、富士山や、この写真のような八ヶ岳方面、御嶽山、中央アルプス、北アルプス、もちろん、他の南アルプスの峰々の展望もすばらしいです。
帰りは、来たルートを北沢峠に戻ります。甲斐駒ケ岳を、北沢峠を9時に出た健脚者は13時までに、北沢峠を7時にでた人は12時までに下山開始しなければ、帰りのバスに間に合わないかもしれません。

仙水峠経由で下ると双児山への登り返しがないので楽のように思えますが、石がごろごろしていて足場が悪いし、登山者が多いので、すれ違いや追い抜かすため、思わぬ時間がかかります。

甲斐駒ケ岳は登り下りが多かったり、意外と思わぬ時間がかかりますから、日帰りなんぞと無理をしないで、北沢峠などに宿泊しながらアタックすると良いです。

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年10月 7日 (日)

【塩見岳】南アルプス、三伏峠から塩見岳、登山と展望

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本日、白馬岳に初雪が来たそうなので、明日10月8日に白馬岳に行ってまいりますので、本日、10月5日の烏帽子岳の記事に引き続き、10月6日の塩見岳の記事を掲載します。
上の写真は、本谷山から望む、塩見岳の御来光です。

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塩見岳は、日本の三千メートルの中で一番多く登った山です。南アルプスのほぼ中央に位置し、私がかつて山修行の場にした山域にあるからです。とても懐かしいです。

Map_22日目、2012年10月6日。三伏峠を未明の5時過ぎに出発し、塩見岳を目指します。10月となると日の出が遅いので、暗いうちから懐中電灯を頼りに出発します。
この日10月6日のうちに、塩見岳に登って、三伏峠に戻り、テントを撤収して鳥倉林道においてある車で白馬に帰ります。
なお、三伏峠小屋は2012年シーズンの営業を9月いっぱいで終えています。夏のような小屋泊や水の調達はできないのでご注意ください。

121006_054719 5:47 日の出の時刻には、三伏山を越えて、本谷山の登りの途中です。振り返ると、まだ暗いうちに通過した三伏山の尾根を見る事ができます。三伏山からは一旦下って、本谷山に登り返します。

121006_0559196時ごろ、本谷山に到着です。ここから、塩見岳の右肩に出てくる御来光をみて、権右衛門沢へと一旦下ります。三伏山を出て、塩見岳本体の尾根までに、上り下りの多いルートです。

121006_101143権右衛門沢は枯れ沢です。ここに下ると、迷いやすいので、やや左へと赤印があるので、それを目印に迷わないようにしましょう。ここから、塩見岳から派生する尾根の本体に登ります。

121006_070309塩見新道からの道を合流する頃、ふと後ろを振り返ると、権右衛門山の紅葉がきれいです。ここを過ぎると、すぐに展望の開ける稜線に出ます。
なお、塩見新道は2012年10月現在通行不能になっています。来シーズンは開通するといいですね。

121006_071424稜線に出ると、左から小河内岳、烏帽子岳、今朝出発した三伏峠の山々を振り返る事ができます。
南アルプス独特の紅葉が美しいところです。

121006_071815三伏峠を出発して2時間あまり。7:18 塩見小屋に到着です。 通常ですと、2時間半~4時間はかかります(個人差あり)。塩見岳が朝日に逆光です。右のゴツゴツした天狗岩も間近です。この先、岩場があるので、ストックを塩見小屋付近において、塩見岳に向かって出発。
塩見小屋は2012年は10月14日までやっています。

121006_073559左奥に塩見岳。まずは、右の天狗岩を目指します。ハイマツ帯のきれいな稜線の登山道です。

121006_075739天狗岩直下の簡単な岩場を通過します。滑落にご用心。

121006_080108 天狗岩に登ると、正面に塩見岳の岩峰が険しい姿を現します。天狗岩から少し下って・・

121006_081638塩見岳本体の岩場です。八ヶ岳のように鎖をつけてくれてはないです。岩の手がかりを適当に見つけながら、ペンキ印のルートを頼って登ります。ここが、積雪すると難易度が一気に上がりますので、晩秋に雪がつき始めた頃には要注意です。岩も凍りますぞ。

121006_090606岩場を登り終えると、三千メートルの稜線が待っています。ここまで来ると、塩見岳山頂はすぐです。

121006_082821塩見岳西峰(3047m)に到着。正面に富士山です。三伏峠を出発して3時間20分。通常は3時間半から5時間(個人差あり)のコースです。

121006_083710 こちらは、塩見岳東峰(3052m)です。北に目をやると、左から、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳の三千メートル峰が並んでいます。
間ノ岳から塩見岳に延びる仙塩尾根も見る事ができます。

121006_083515_2 来た方向を振り返ると、塩見岳西峰。その向こうの左が中央アルプスです。

121006_083739南に目をやれば、左から、悪沢岳、荒川中岳、荒川前岳の荒川三山の三千メートル峰。中岳と前岳の間に赤石岳と少し左に小赤石岳の三千メートル峰々が並んで見えます。

121006_113923塩見岳の山頂で展望を満喫したら、来た道を戻ります。出発する時は、まだ暗闇だった三伏山からの塩見岳です。

121006_113903 前日、10月5日に登った烏帽子岳も三伏山から一望です。

121005_130004三伏峠に戻り、テントを撤収して、冬季閉鎖された三伏峠小屋の前を通って、鳥倉林道へ下ります。


北アルプスの白馬岳に初雪が降れども、南はのどかに感じた2日間でした。

では、明日10月8日の更新は、北アルプス白馬岳の予定です。まだ、雪が残っているといいのですが。


この記事の前。秋の南アルプス。三伏山~烏帽子岳を読む。

2012年南アルプス紅葉②三伏峠~烏帽子岳・塩見岳を読む

尊無上亜甲中玄    玄上

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【三伏峠】秋の南アルプス三伏峠・烏帽子岳登山と展望です。

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2012年10月5日~6日と、三伏峠でテント泊をして、烏帽子岳(2728m)と塩見岳(3047m)に行ってまいりましたので、登行記事を掲載します。
上の写真は、烏帽子岳山頂から塩見岳です。山頂付近の漆黒色。中腹の紅葉。さらに下にはシラビソなどの常緑樹の緑といった三段紅葉になっています。

※悩み事は行者に相談。

Map まずは1日目、2012年10月5日。鳥倉林道の終点ゲート(約1700m)に車を止めて、三伏峠(2607m)まで登り、烏帽子岳(2728m)を往復しました様子を展望写真と共にお話します。
烏帽子岳は塩見岳の展望台ともいえるところに位置し、三伏峠から1時間ほどで登る事のできるステキな山です。健脚者なら、鳥倉林道から日帰りも可能です。
この図と以下の写真はクリックすると大きいのを見る事ができます。


121005_091501大鹿村大河原から鳥倉林道へと登っていくと、やがて林道の終点ゲートに到着します。付近には駐車場とトイレがあります。十年ほど前に比べればずいぶん整備されています。
2012年10月5日、9時20分頃に三伏峠を目指して出発しました。





121005_100005林道を40分~1時間(個人差がある)ほど歩くと、三伏峠の登山口になり、ここから山道です。最初から急登りですので、林道歩きでウォーミングアップしておくといいです。







121005_103237うっそうとした針葉樹林帯を登ります。登り始めはカラマツの林ですが、まだ紅葉はきていません。カラマツの紅葉は黄色で、日が当たると黄金の紅葉になってとてもきれいです。あと2週間ほどでしょう。
高度が上がるにつれてトウヒやシラビソの林になると・・





121005_111037途中、崩壊地を横切り(以前は危険でしたが、現在では通りやすいように整備されています。)、三伏峠から派生する尾根と豊口山との峠状のところ(豊口コル)に到着します。ここで、三伏峠まで1/3ほどのところでしょう。






121005_120338豊口コルからは尾根を左にトラバースしながら徐々に高度を上げます。足元は木の根が張り出していたり、古い木の梯子で、あまり良くありません。
今の時期、常緑樹と紅葉が美しいですね。前を行くのは、今回同行したカミサンと娘です。





121005_122322途中、水場をすぎて、第一の沢、第二の沢(沢を二本連続で通過する)、第三の沢(沢を三本連続で通過する)を通過します。6本の沢共に、枯れ沢です。第三の沢の最後を通過すると、塩川ルートと合流します。ここまでくれば、林道終点を出発して三伏峠まで1/9です。





121005_122707塩川ルートは鹿塩温泉から塩川土場を通る塩見岳へのメインのルートなのですが、2012年10月現在は道路崩壊のため通行不能になっていて、鳥倉林道ルートしか使えません。
メインルートですから来年のシーズンまでには復旧すると思います。





121005_125007塩川ルート合流を過ぎて、三伏峠が近づくと展望の良いところがあります。ここから、塩見岳(写真中央やや右)や本谷山(左端)を望む事ができます。







121005_12593413:00 出発して3時間40分で三伏峠に到着。通常は3時間40分~6時間(個人差がある)かかります。
三伏峠小屋は9月末で2012年度の営業を終えていますので夏のような小屋泊まりはできません。






121005_133544冬季小屋の裏手のテント場から塩見岳が頭を出しています。ここにテントを張って、重荷を下ろして、13:35 烏帽子岳へ出発です。







121005_133752テント場を出発してすぐに、左に塩見岳方面、右に荒川岳・赤石岳方面への分岐があります。明日は左、今日は右です。水場も右です。







121005_134120お花畑に出ると、左に三伏沢に下る道を分けます。三伏峠小屋のシーズンが終わると、かなり下まで下らねばなりません。雨の少ない秋に、ここから30分下ったときもありました。テント泊の方でも夏場に山小屋で水を分けてもらっている方には辛いかもしれません。下りはいいのですが、水を持っての登りは、三伏峠まで登ってきた足には堪えますぞ。




121005_135240お花畑のところを右に登ると、大崩壊地のフチに出ます。以前はスリリングなところでしたが、現在ではロープが張られて安全に整備されています。
この写真は烏帽子岳への登りから、三伏峠を振り返ったものです。その大崩壊地が左隅に写っています。遠く、中央アルプスの写っていますぞ。




121005_135927道は崩壊地と反対の広葉樹の樹林の中につけられています。以前より安全になりましたが、登っていくうちに、やっぱり崩壊地のフチを通過します。こうでなくっちゃと思う。これがここの醍醐味ですね。ちょっとのぞき込んでみたら、きれいな紅葉がコワイところにありました(笑)。





121005_140100ふたたび、広葉樹の紅葉の登山道を登ります。樹間から烏帽子岳も見えています。








121005_140710 烏帽子岳の山頂直下で崩壊地のフチに出ます。前小河内岳(まえおごうちだけ)と烏帽子岳の鞍部から富士山が見えます。もちろん、烏帽子岳の山頂からも富士山は見えます。







121005_14133014:10 烏帽子岳(2728m)山頂に到着。北に目をやれば、塩見岳(3047m)が大きいところです。奥に写っているのは、白峰三山。右から、塩見岳の肩に少し見えているのは西農鳥岳(3051m)、ずんぐりしている大きな山体が間ノ岳(3189m日本4番目)、やや左の尖峰が北岳(3193m日本2番目)です。





121005_141434今年何度か紹介しました、仙丈ケ岳(3033m)と右奥の白い尖峰が甲斐駒ケ岳(2967m)です。








121005_142203 南に目をやれば、左手前が前小河内岳(2784m)、右に小河内岳(2803m)。奥に、左の高いのが悪沢岳(3141m日本5番目)、少し右に、荒川中岳(3083m)、荒川前岳(3068m)です。これらを荒川三山といいます。
烏帽子岳から荒川三山方面へも、この写真に写っている前小河内岳と小河内岳の稜線の崩壊地のフチの上を通ります。特に、写真右のが爽快(笑)です。



121005_142054西に目をやれば、 三伏峠は右の崩壊地のやや右です。三伏山(2615m)は右の平らな山です。奥の淡い山脈は中央アルプスです。







121005_141616東に目をやれば、塩見岳東の北俣竹から派生する蝙蝠岳(こうもりだけ 2865m)の山容が印象的です。これに登る人は、なかなかの南アルプスのツウですぞ。
蝙蝠岳の右には富士山も見えますが、この写真からは外れてしまっています。





南アルプスの中央の深いところに位置する塩見岳や烏帽子岳からは、南アルプス北部や南部のほとんどの山が見渡す事ができ、日本で一番高い富士山を初め、2番目の北岳、天候が良い日には北アルプスの、日本3番めの奥穂高岳、南アルプス北部に4番目の間ノ岳、南部に目をやれば、5番目の悪沢岳・・そして、塩見岳からは、6番目の赤石岳も見え、ほとんどの三千メートル峰を見渡す事ができます。

この記事の続き。三伏峠から塩見岳を読む。

2012年南アルプス紅葉②三伏峠~烏帽子岳・塩見岳を読む

尊無上亜甲中玄    玄上

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2012年10月 6日 (土)

【紅葉】2012年南アルプス紅葉②三伏峠~烏帽子岳・塩見岳

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昨日と今日、南アルプス塩見岳(3047m)に行ってきました。日本アルプスの三千メートル峰の中で、私が今までに一番多く、幾度と山頂に立った山です。その訳は、私が白馬に来る前に、この周辺の山々で山修行をしていた事にあります。風雪に耐えた日もありました。塩見岳は、夏~秋のシーズンは別として、何かと厳しい。時として拒まれ、時として帰してくれない。そして、つい先日、甲斐駒に行ったとき塩見岳に「久しぶりに来い。」と呼ばれた感じがしたので足を運びました。

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さて、昨日と今日はとても良いお天気で、展望も良かったです。南アルプスの山肌はシラビソなどの常緑樹の中に、紅葉が点在する独特の様子です。上の写真は、塩見岳(3047m)山頂付近から見下ろした、南アルプスの山々の山肌の紅葉です。手前左の岩峰は「天狗岩」です。以下の写真はクリックすると大きいのがご覧になれます。

121005_120553長野県の大鹿村から、鳥倉林道のゲートに車を止めて、三伏峠(2607m)まで登ります。林道を歩き、やがて急登りの樹林帯の登山道に入っていきます。2200mを過ぎた付近から樹林に紅葉があちこちに見る事ができます。






121005_134053三伏峠から烏帽子岳方面へ登る途中の紅葉と塩見岳です。








121005_134723烏帽子岳へ向かう途中から烏帽子岳(2728m)と紅葉です。









121005_142505烏帽子岳(2728m)の山頂付近から、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳を望む紅葉。








121005_142629烏帽子岳直下の絶壁の紅葉。手前、小河内岳(おごうちだけ)への稜線の向こうに、荒川岳三山の展望です。








121006_074625塩見岳への登り、天狗岩直下の稜線から、白峰三山の三千メートル群をバックに紅葉です。








121006_113827三伏山(2615m)から見る、塩見岳独特の三段紅葉です。上に岩峰の漆黒色。中間に紅葉の赤や黄色。下部に針葉樹林の緑色。








【山岳情報】
さて、三伏峠ですが、2012年は9月末をもって三伏峠小屋は夏の営業を終えています。知らずに登ってこられた方がパニックになっていました。また、水は小屋で補給できません。夏場には往復30分ほどの三伏沢途中の補給小屋も水はありません。補給小屋を過ぎてさらに沢伝いに下がらねばならず。往復1時間以上はかかります。なお、塩見小屋は2012年の営業は10月14日までですが15時までに到着する事が必須です。


烏帽子岳、塩見岳の登行の写真記事は、明日と明後日に分けてお送りします。お楽しみに。

鳥倉林道登山口から三伏峠・烏帽子岳、登山と展望を読む。

2012年南アルプス紅葉①北沢峠~双子山~甲斐駒ケ岳を読む。

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2012年9月29日 (土)

【紅葉】2012年南アルプス紅葉①北沢峠~双児山~甲斐駒ケ岳

120929_101547
今日は北アルプスを離れて、南アルプスの甲斐駒ケ岳を日帰りで駆け巡ってまいりました。標高2400mを越えたあたりから、ダケカンバの黄色い紅葉が見事です。
上の写真は、双児山の山頂から駒津峰と甲斐駒ケ岳を撮影したものですが、駒津峰の山肌の黄色が印象的です。携帯のカメラは、陽が陰ると、どうも赤がうまく出なくてこんな感じになってしまいましたが、実物は目が覚めるような黄色い紅葉です。

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120929_094226標高2500あたりの老白樺の大木の紅葉です。手前の黒い木はトウヒです。各写真はクリックすると大きくなります。

120929_100208双児山直下から双児山の紅葉です。太陽が当たっているところはきれいな黄色い紅葉です。


120929_103127双児山から駒津峰へと向かう途中。赤い紅葉もあります。右の山は、アサヨ峰。左に鳳凰三山。その間に富士山が顔を見せています。



北沢峠はトウヒやシラビソの常緑樹で覆われていて紅葉が少ないですが、峠に上がるまでの林道バスの車窓から、林道脇の紅葉がそろそろ始まったような感じです。10月の連休あたりから楽しみですね。
また、甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳、栗沢山方面に足を伸ばせば、見事な紅葉が楽しめると思います。

この、甲斐駒ケ岳の登行展望写真の記事を読む。

2012年南アルプス紅葉②三伏峠~烏帽子岳・塩見岳を読む


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2012年9月24日 (月)

晩秋の北アルプスと南アルプスの違い

今日は南アルプス、伊那市から白馬に帰ってきたら、しぐれていました。伊那のほうはポカポカだったのに、なんとなく、季節風の違いを感じさせられます。

白馬岳が冠雪する頃、北アルプスは吹雪く日が日増しに増えてきます。北アルプスでは山小屋がしまうと同時に入山もおしまいになりますが、南アルプスや八ヶ岳では晴天率が高く、山小屋がしまっても、氷点下の元でテント泊できる装備がある人なら入山できます。

晩秋、北アルプスの山々に雪が積もり、白馬の空が雪雲で真っ暗なときでも、南アルプスを目指して、南下したとき、大町を過ぎたところから、晴れてきて、安曇野に入るとピーカンになります。

北アルプスが雪で閉ざされていても、南アルプスはまだ閉ざされない。ずいぶんと積雪量が違うことに驚く。

晩秋、塩見岳へ登る途中の三伏峠小屋や、聖岳に登る途中の聖平小屋はしまっていても、テント場には、まだ積雪がきていない事も少なくない。ただ、晴天率が良くて、困るのは、秋で沢が涸れている事が多く、水を調達するのにずいぶんと沢沿いに下らねばならないことです。

でも、11月の半ばになると、そろそろ南アルプスにも低気圧が過ぎるとき、本格的な雪が訪れ始めます。それでも、北アルプスのように、一旦吹雪くと何日も吹雪く事はありません。それは、北アルプスのように、低気圧が去ったあとに冬型の季節風が雪をもたらす事が少ないからです。

逆に申しますと、晩秋の南アルプスの三千メートルに登れたから、北アルプスの2500mは大丈夫かと申しますと、答えはNoです。問題は、標高ではありません。北アルプスの2500mのほうが、うんと厳しい。それは、冬型の季節風にあるのです。

冬の北アルプスは、世界有数の難易度になります。同じ北アルプスでも、北に位置する白馬岳や剣岳、立山連峰とは違い、南に位置する山々は冠雪は遅いです。白馬岳が冠雪しても、常念岳などは登ることができる期間があります。

日本の気候とは面白いものです。

【注意】秋に北アルプスに登山される方はこちらのリンクをお読みください。

10月に登山計画されている方はこのリンクも必ずお読みください。2011年の初冠雪と10月の白馬岳登山の注意事項解説を読む。


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