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2016年10月31日 (月)

北アルプスの初冠雪2016が遅れています。

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昨日10月30日、雲海に浮かぶ後立山連峰、標高2700mを越える、蓮華岳、針の木岳、鳴沢岳の稜線です。まさに「雲の上の人」になってきましたが、先日の雨も雲の下は雨でも天空は降水量が乏しく積雪になっていません。

※追記 2016/11/2:やっと初冠雪しました。写真を掲載しています。



Dsc_0423_002劔岳を中心に、3000mの立山連峰です。まだ積雪がありません。11月が来るというのにどうしたのでしょう。白馬岳にも積雪がありません。

例年ですと、10月の終りには完全に厳しい雪山になっている北アルプスなのですが、こういう事態は初めてですね。気候がおかしくなってきているのではないかと思われる現象です。


Dsc_0428_003それでも、稜線は真冬と変わらず、氷の世界です。降雪量が少ないだけです。木々には霧氷がついています。里から見上げれば雪がないからといって、秋山装備や都会の低山ハイクの冬装備で登ると危険です。

山小屋もすべて冬季閉鎖していますので、北アルプス登山はオフにしましょう。稜線は一日を通して氷点下。北西の風が吹けば、体感気温はマイナス20度を下回り、低体温症の危険が伴います。また、いつ冠雪してもおかしくない状態です。

このような状態のこの頃の天高き一万尺です。


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尊無上亜甲中玄     玄上

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2015年10月 9日 (金)

【白馬岳】白馬岳連山の雪の訪れ2015。体育の日の連休に登山する方はご注意を

Img_snow20152015/10/8,白馬岳に雪が訪れました。北アルプスの北部の高いところには冬がやってきています。写真は、白馬岳山頂から白馬山荘への下りです。視界もなく、強風で、細かい横殴りの雪。体感気温はマイナス10度以下です。積雪は、ご覧のように、まだうっすらと積もった程度で、根雪ではありません。

都会でお住まいの方は、まだ紅葉も来ていない初秋と思いますが、北アルプス白馬岳連山の稜線は冬になってきています。秋の山ではございませんので体育の日の連休に登山される方は十分ご注意ください。

特に、この体育の天気予報は2日目の予報が雨ですから、連休後半まで稜線は吹雪になると予想されますので、低体温遭難などに十分ご注意ください。装備が足っていても、積雪が進んで登山道が雪に埋もれると、道はなくなります。登山道のある登山しか経験のない方は迷わないようにお気をつけください。

写真記事リンク:10月の北アルプス。白馬岳遭難事故を教訓に。

連休の間、積雪が進んで初冠雪になる可能性が高いです。連休明けは晴れの予報すので、初冠雪が来ていましたら、写真をあらためて掲載いたします。

冷風雪に天高く飛んでいく経文の声、まさに、天高き事一万尺でございます。

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2014年10月26日 (日)

アルプスから帰ることの喜び 2014

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北アルプスの霊峰、剣岳(2999m)に出向くときは、いつも馬場島から早月尾根を登る事にしている。標高760mから三千メートルに突き上げる尾根は、累積標高差約2300mの大変さを嫌ってか、登山者もまばらで、筋金入りの登山者が多い。

多くの観光登山者は室堂から別山尾根ルートで入る。そちらは喧騒とした観光地である。しかれども別山尾根ルートも険路なので遭難者があとを絶たない。
(※修行や仕事やアスリート以外の一般登山者を観光登山者と位置づけている)

初めて馬場島を訪れた時。剣岳へと続く早月尾根を見上げるとその高さにゾッとした。登る前はいつも気が引き締まるところだ。そして、日没の頃、馬場島に戻った時の心境は、剣岳へ登った事への満足感は皆無で、無事に下ってきた事への安堵感に満たされ、無事に戻ってこさせてもらった事への感謝の念が湧く。

二十余年前にこの世を去った師匠がよく言っていた。「修行中に倒れたら人様に迷惑をかける。その体を山から出してもらわなければならなくなるのではないか。」。生涯修行と向き合ってきた師匠のお心であろう。

秋の紅葉が深まる馬場島で、私はふと、師匠の言葉の意味をかみ締める。そして、山々に感謝する。いつも無事に降ろしてくれてありがとう。

この夏、白馬岳の山頂で「若い頃から、ここは5回目ですよ。」と嬉しそうに話をしてくれる中高年登山者に出会った。無積雪期の山で出会う人々のその笑顔が好きである。しかし、4回は無事に降ろしていただいた証であろうといつも思う。だから、5回目のその笑顔がある。

その反面、無積雪期の観光登山者の中には、運動靴や地下足袋で登っている私が登山靴を履いていないのを見て、鬼の首でも取ったかのように指摘する人もいる。良いペースで登っているのに、「あの、ちょっと、そんな靴で登っちゃ危険でしょ。」と、足を止めさせられる。

つい先日の10月19日にも、小蓮華山で関西から来た中年男性の観光登山者に言われたが、さすがに、早月尾根ではそのような人はいない。山小屋がシーズンを終えて登山者のいなくなった山は寂しいが、反面、このような人が出ないので静かに山行ができる。

ちょっとかじっているだけですべてを網羅したかのように錯覚をしてしまう人の多い事。情報の断片で物事を判断してしまう人の多い事。それらの人たちには、師匠の申す言葉はわからぬであろう。否、先述のような観光登山者のみではない、世間一般の人心においてもそうではなかろうか。

アルプスから帰ることの喜び。それは、わかる人だけで良いではないか。感謝は人に言われてするものでもないし、最近は、特にそう思うようになってきた。

それが、「選んでいるつもりが、選ばれている」という言葉につながる。そう、救済だけでは人心を荒廃させる。感応同交。亜甲中玄経の唱える「救応」が大切な時代ではなかろうか。

尊無上亜甲中玄     玄上

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2014年9月21日 (日)

白馬岳に初雪がきましたぞ。2014年の北アルプスの初冠雪について。

2014年9月18日の朝。徳成大玄行の最終日。私たちが出発した白馬大池山荘前は冷たい雨がふっていて、白馬乗鞍岳の山頂は横殴りの風と共に雨が舞っていましたが、白馬岳山頂付近は吹雪だったそうです。まだ初冠雪になっていませんが、白馬岳の初雪ですね。

今年は雪の訪れが早いようで、次の台風が通過した後の稜線に一時的な冬型の季節風が吹けば、10月を待たずして初冠雪になるかもしれません。これから白馬岳の登山の計画のある方は、十分ご注意ください。そこで、初冠雪の時期も迫ってきましたので、今日は遭難防止のためのお話です。いつも、口うるさくて申し訳ないです。

【追記】白馬岳の今年2014年は10月7日に初冠雪しました。

131018_093541この写真は 昨年2013年10月14日の初冠雪の後、もう一回降ったあと10月18日の小雪渓付近です。夏道は雪で覆われてなくなって(赤いマーキングも雪で埋もれる)しまいますので、ルートを知っていないと、迷ってしまう事もあります。
ルートを熟知していない方は、単独での入山は避けたほうがいいです。また、積雪が進むと表層雪崩の危険があるので、冬季ルートをわかっている経験者以外は立ち入る事はできません。

10月も近づくと、気温がマイナス温度になり低くなってきています。途中でバテてしまうと低体温遭難の原因となりますから、体力のない方の、初冠雪以降の入山は大変危険です。
そのような遭難があると、装備が足りないとか巷では言われますが、それ以前に、休憩しない山慣れした体力も大切です。冬装備は重いですので、装備ばかりでは、バテて動けなくなっては何の意味もありません。

131018_113428これからの時期、日本海に近い北アルプス北部では、台風や低気圧が去った直後は、一時的な冬型の季節風が吹いて、吹雪になります。南の山のように、台風や低気圧が去って晴れると思って登った方が遭難してしまう事故もおきています。

初冠雪の後、雪が厚くなると、昨年の10月18日のこの写真のように、山頂付近は凍ってツルツルになることもありますので、滑落しないためにも、アイゼンだけではなくピッケルがそろそろ必要な時期になります。

「晴れれば天国、吹雪けば地獄」とは良く言ったもので、晴れのタイミングを狙って、初冠雪を拝んでくださいな。

北アルプスは、南アルプスや八ヶ岳と違って、初冠雪のあと、何度か降り積もって、本格的な積雪になりますと、難易度が格段に増します。南アルプスを四季問わず歩きつくしているこの行者も、最初の頃の北アルプスの冬には面食らいましたね。冬季の北アルプスは、世界でも有数の難しい山になりますから、山小屋が閉まったあとの北アルプスのシーズンは終了です。

事故のないよう、シーズンを終了できますようお祈りしております。

こちら↓の記事もご覧ください。
10月の北アルプス。白馬岳遭難事故を教訓に。

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2014年9月15日 (月)

【剣岳】早月尾根から剣岳

昨日(2014/9/14)は早月尾根から霊峰剣岳(2998m)を往復してきました。
昨日は三連休の中日とあって、山頂は別山尾根からの登山客でごった返していました。改修の済んだ祠があげられていましたが、多くの方が、その前で入れ替わりさし代わり、記念写真を撮っているので、お参りをするのも落ち着かなかったです。
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そこで、静かな剣岳北方稜線に少し入ったところの長次郎谷左俣の上で祈念してまいりました。上の写真は、北方稜線、八峰の頭から右に伸びる八峰です。その手前の谷は長次郎谷です。
ちなみに北方稜線は一般登山者が立ち入る事のできない険しいバリエーションルートなので、連休中ですが、ご覧の通り静かです。ときおり八峰のクライミングや北方稜線の縦走を終えたクライマーがザイルを背負って通るぐらいです。

140914_090119標高760mから2998mまで突き上げる早月尾根は、途中休憩を許してくれない急な登りが続きます。唯一のオアシスは早月小屋、標高2300m付近のところにあります。一般の登山客の皆様は、日帰りなんぞと考えず、早月小屋で宿泊するプランにしましょう。下山途中に夜になってしまって「懐中電灯で下ればいい」というのは遭難のリスクが増すので危険です。日没までに馬場島に下る事のできないなら、早月小屋に泊まってから、翌日下るようにしましょう。

140914_115814標高2800m付近から、少し登ったところからは、早月尾根の核心部の岩場を一望できます。早月小屋から稜線までの間はカニノハサミ付近を中心として、険路の悪場が続き、標高差の割りには時間がかかります。
早月尾根はかなりの標高差で、体力のほか、ちょっとした岩登りの技術が必要となります。立山の室堂から別山尾根からのほうが体力的には格段に優しいので人気なのですが、険路ですので、滑落事故が絶えません。昨日は連休ということもあり、カニのタテバイやヨコバイ等の難所では先の人が詰まってしまって、多い時は2~3時間待ちだったそうです。待っている間に力尽きて落ちてしまう人もまれにいるらしいです。アルプス系では、体力、技術に適した山を選択する登山を心がけるよう、富山県警山岳警備隊の方も申されております。

さて、私は、明日から中一日で、2泊3日の徳成大玄行で白馬の北アルプスです。入行者様におかれましては、霊験新たに徳力が増しますようお祈りいたしております。

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2013年10月21日 (月)

北アルプス雪山展望。剣岳・立山・毛勝三山・黒部川源流の山々。白馬岳山頂から2013

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2013年は10月13日に初冠雪となり、台風が過ぎる毎に、雪が深くなっていく北アルプスです。10月18日の白馬岳山頂からの雪山の展望をお楽しみください。上の写真は、霊峰、剣岳・立山連峰です。標高2800mを越えるところはすっかり雪山となって、登山者が訪れなくなったこの頃、手前の丸山の頂から剣岳を見て経文を唱える事もございます。
以下の写真はクリックすると大きくなります。

131018_111907毛勝三山です。いつも白馬岳に登っていて気になっている山ですが、登るルートが大変なので、訪れる登山者も少ないです。


131018_112003黒部五郎岳方面です。中央に黒四ダムでできた黒部湖が写っています。


131018_113835白馬岳山頂から、日本海。富山県黒部市、入善町、朝日町方面です。北アルプスの山頂付近は冬になってしまいましたが、まだ10月、下のほうは秋ですね。



初冠雪の白馬岳山頂の様子の記事を読む。

初冠雪の白馬岳へ大雪渓ルートの記事を読む。

白馬岳の雪と紅葉の記事を読む。

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2013年10月15日 (火)

【初冠雪】北アルプス剣岳・立山の初冠雪2013。鹿島槍ヶ岳稜線から。

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昨日(2013/10/14)扇沢から鹿島槍ヶ岳をピストンしてきましたが、剣岳・立山連峰も初冠雪していました。2日間晴れが続いたので、陽のあたるところは融けていたり、剣岳の岩峰は初雪の時は雪付が悪いですが、雪が来ています。

あらかた融けていますが、岩場の影は積雪があったり凍ったりしています。また、今度の台風26号通過後は一時的な冬型となって本格的な冠雪となるものと思われますから、北アルプス北部、特に剣岳方面は一般登山者の領域ではなくなっていきます。
131018_111936 【追記】2013/10/18白馬岳に登ってきましたので、ここをクリックして白馬岳山頂付近の積雪の様子をご覧ください。

【追記】続報、台風通過後2013/10/17、本格的な積雪になりました。


131014_151705種池から鹿島槍ヶ岳の2500m以上の稜線からは、山行の行程中、ずっと剣岳に見守られるようなスカイラインです。

※鹿島槍ヶ岳山頂の初冠雪2013の記事を読む

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2013年9月23日 (月)

【剣岳】早月尾根から剣岳

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剣岳(2998m)へ登るルートのうち、最もポピュラーなのが黒部アルペンルートの室堂ターミナルから雷鳥平を経て別山尾根であろう。その登り初めの室堂が標高2450mで剣岳までの累積標高差が約800mに対して、私がいつも登っている早月尾根ルートは、富山県中新川郡上市町の馬場島の標高760mから一気に剣岳まで累積標高差が約2300mもある体力を必要とするコースです。それを嫌ってか、室堂~別山尾根ルートと比べると訪れる人も少ないです。
早月尾根の2300mの標高差たるや、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根と並び、おそらく日本で有数の急登りでしょう。上の写真は、剣岳の山頂から早月尾根を見おろしたところです。はるか眼下に早月川が見えますが、おおよそ、その河原の標高から登りはじめます。

130921_091022途中、唯一の中継小屋の「早月小屋」です。約2300mのところにあり、登りはじめてから標高差で1500mありますので、その標高差を小屋の受付までに稼ぐ事のできる体力のない方は、早月尾根を使うのは不可能です。私は一気に剣岳を一日で往復してしまいますが、通常は早月小屋での宿泊が望ましいです。

130921_103799早月尾根ルートは大変なのですが、室堂~別山尾根ルートからは見る事ができない、北方稜線や小窓尾根といった、剣岳独特の険しい岩峰を望む事ができ、その荒々しさを実感できるところです。
この写真は、標高2600m地点から三枚の写真をつなぎ合わせた北方稜線です。クリックして大きいのをごらんください。

130921_113123 標高を稼ぐと、剣岳の岩峰が迫ってきます。この写真は、標高2800mを過ぎたところです。これを登ります(汗)。ここから、エボシ岩や獅子頭の岩峰の池の谷側を通過するスリリングなルートになります。

121010_120806そして、極めつけが「カニノハサミ」です。ボルトを打ち込んで足場を作ってくれていますので、踏み外さぬように通過します。
登りは、右足がボルトにかかるように、下りは、左足がボルトにかかるようにするとスムーズに通過できます。
池ノ谷側は懸崖になっているので、鎖をたよりに十分慎重に通過しましょう。
カニノハサミを過ぎると、剣岳本体の岩場を鎖をたよりに登る事になりますので、別山尾根ルートとの合流点までは息を抜く事ができません。しかも、ずっと急登りなので、体に堪えます。

130921_123309剣岳の山頂です。写真は、白馬岳方面です。手前は、北方稜線へと続き、ピークが八ツ峰頭です。これより先は一般登山道ではないので、単独行動は禁止されていて、経験豊富なパートナーと踏み入れる領域です。
また、八ツ峰は岩登りクライマーのみが立ち入る事ができる領域となります。
すぐ手前の右へ落ちているカール状の谷は長次郎谷(ちょうじろうたん)。ここも、バリエーションルートで一般登山道ではありません。残雪期に雪渓を登ってきますが、上部は大きなクレバスがあったりと、年や季節によって、変化のあるルートです。ちなみに、映画「剣岳点の記」をレンタル店で借りて見てくださいな(笑)。

剣岳山頂からの展望は、昨日掲載していますのでこちらをクリックしてごらんください。

また、早月尾根の日帰り記事は昨年掲載しましたのでこちらをクリックしてごらんください。

130921_095324最後に、この山のお話は是非しておきたいと思います。早月尾根を登っていると左手にいつも気になる山があるのですが、これが、北アルプスの北に位置する「毛勝三山」です。立派な山なのですが、剣岳や立山の陰に隠れて見落とされてしまいがちなマイナーな山です。ところどころルートが不明瞭なところもあります。
俗っぽくないところが、私の好きな山の一つです。

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2013年9月22日 (日)

【剣岳】剣岳山頂から立山と後立山連峰の展望

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昨日(2013/9/21)は早月尾根から剣岳(2998m)に行ってまいりました。秋晴れの山頂からの展望は360度。南には立山、東には黒部川の深い谷を挟んで広がる後立山連峰。その展望を掲載いたします。
上の写真は、剣岳山頂から立山方面です。この時期の剣沢雪渓はほとんど雪が消えています。

130921_122743_2 この写真は、いつも剣岳を望んでいる白馬岳方面です。今度は、逆から白馬岳を見ています。やや右の白い山は白馬鑓ヶ岳。その左が白馬岳です。手前の岩峰は北方稜線、八ツ峰の頭。(各写真はクリックすると大きくなります)

130921_1226332日前まで徳成大玄行で滞在していた唐松岳です。左の低いところが不帰ノキレット、右の低いところの出っ張りが大黒岳です。

130921_122808右の双耳峰が鹿島槍ヶ岳。左が五竜岳。その間の底部が八峰キレットです。手前の屏風のような岩峰は剣岳の岩峰クライマー人気の八ツ峰。右から、四峰から高度を下げて五峰、左が六峰です。

130921_123346右の尖峰は針ノ木岳。左へと鳴沢岳への稜線です。稜線から少し奥に見えるのが蓮華岳。大町の山々です。

121010_122559剣岳の山頂には山頂標識がなく、以前あった祠もなく、このような手作りの板が数枚あるだけです。
簡素な山頂ですが、元々は、どの山も標識がないとしたもので、自然に近くて良いかもしれません。でも、観光登山に来られた方は山頂標識がないので、つまらないかもしれませんね。


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2012年10月11日 (木)

【剣岳】早月尾根から北アルプス剣岳日帰り。写真で登山解説。

昨日は、雪が来る前に、いつも白馬岳から仰いでいる剣岳(2998m)に敬意をあらわすべく、登ってまいりました。剣岳の日帰りはかなりの健脚者で、おそらく早月尾根だけが可能と思います。

しかし、その難度は、北岳や白馬岳の日帰りがかわいく思えるほどで、また、白馬三山の日帰り(白馬鑓から鑓温泉に降りずに戻る)と時間的には変わらないのですが、木の根や岩に阻まれ思うように走れない。上部の険しさは五竜や八ヶ岳をしのぎ、私が経験するどの日帰りルートよりも過酷な一山です。

さすがに「雪と岩の殿堂」と言われる事はある。人を寄せ付けない風格の山。ルートが整備された現在でも登るに難儀な山です。では、早月尾根から剣岳山頂まで時刻を追って写真で紹介しましょう。ただし、この時刻は行者の足でのコースタイムであり、一般向きではありません。また、夏の午後から雷雨がある時期6月いっぱいの残雪期10月の初冠雪以降は危険です。富士山に登ったから大丈夫だとか、標高こそ富士には及ばないが、登りはじめが760mからと、登行累積標高差は富士の倍近く、難易度は富士の比ではないので安易に日帰りは考えないように。

このルートを往復する場合、通常は早月小屋(10月7日で2012年の営業は終了しています)で行き帰りの2泊がよろしいかと思います。

2012年は早月小屋も終了していますし、10月中旬に初冠雪も来ています。遭難防止の観点から、計画は来シーズンに。なお6月(年によっては7月上旬)まではカミノハサミ付近の岩場に残雪があり通行困難な時があります。早月尾根を含む剣岳周辺の積雪期(およそ11~5月下旬)の入山は富山県の条例により定められた書類を届出し、入山が適当と認められた承認印が必要です。

(以下の各写真はクリックすると大きいのをごらんいただけます。)

誰にいえないお悩みは行者相談


121010_062344白馬を午前4時半頃に出発し、滑川ICから早月川を遡り馬場島(ばんばじま)へと車を走らせます。馬場島までの最後の橋からは日の出の剣岳を望む事ができます。





 

121010_0646566:50 馬場島登山口(標高760m)を出発。馬場島周辺はキヤンプ場などの公園整備がされていて、その奥から早月尾根へと出発します。登り初めからうっそうとした樹林帯の心臓破りの急登りになります。




 

121010_0742447:40 標高1200m地点です。早月尾根には標高1000mから標高200m毎に、こういった標識がつけられています。登山道はごらんのように、うっそうとした樹林の急登りが続きます。




 

121010_092539標高2000mを過ぎたところの池沼です。紅葉の上に剣岳が頭を出しています。ここを過ぎれば、早月小屋ももうすぐですが、ここまでの樹林の急登りが足に堪えてきます。












 

121010_0945109:50 早月小屋(標高2200m)に到着。馬場島を出発して3時間。2012年は10月7日でシーズンを終えています。10時に早月小屋を出発。

日が短くなった時期の早月尾根は、途中で休息するような体力では日帰りは無理です。安易に、日帰りなんぞと考えず、早月小屋で宿泊するプランにしましょう。下山途中に夜になってしまって「懐中電灯で下ればいい」という登山者にたまに出会いますが、富士山のような優しい山と違い、北アルプスでの夜間行動は遭難のリスクが増すので危険です。日没までに馬場島に下る事のできないような脚力体力なら、早月小屋に泊まってから、翌日下るようにしましょう。



121010_10551710:55 標高2600mに到着。早月小屋からも急登りが続き、予想より時間がかかります。小屋からの途中から固定ロープに助けられる事になります。
ここを過ぎると足元はいっそう悪くなります。




 

121010_105751小窓尾根の向こうに、(右から)白馬岳と旭岳が見えるようになってきます。






 

121010_114757ハイマツのヤセ尾根からエボシ岩の岩峰を左の池ノ谷(いけのたん)側から巻くようになる。ここから早月尾根の剣岳への核心部が始まる。ここからガスがわいてきました。







121010_115122獅子頭が近づくとオーバーハングになった岩壁をみる。登山道の右側はスッパリ切れ落ちている。




 

 

121010_120309獅子頭をクサリに助けられて池ノ谷側に巻きながら越える。ここから先のカニノハサミなどの険路に雪がある7月上旬までや9月下旬~10月に冠雪した場合は滑落の危険度が増し、通行困難、もしくは通行不能になります。






121010_120549続いてカニノハサミ。足元は池ノ谷側に垂直にスッパリと切れ落ちていて、クサリとボルトに助けられて通過します。






 

121010_120725こんな感じです。(この写真はクサリにカラビナをからめ安全を確保してから撮影しています。このような場所での安全確保なしで手放し状態での撮影は滑落事故を招く恐れがありますのでやめましょう。)

 

121010_121535稜線までもうすぐですが、足元の悪い岩峰の急登りが続き、体力と時間を費やします。






 

121010_122002別山尾根の分岐が見えてきた頃、ガスが晴れてきました。高度感のあるところがガスに覆われていて助かりましたね。下まで見えていると、もっとスリリングですぞ。





121010_12360412:20 馬場島を出発して5時間半。剣岳(2998m)山頂に到着です。夏の喧騒が嘘のように誰もいなくなり静まり返る剣岳山頂。尊題を唱え、ガスも晴れて展望が開けたので写真を撮りました。遠くに、(左から)白馬岳、白馬鑓に雲がかかっていますが、天狗の頭、不帰のキレットで高度を下げて、右端に唐松岳です。


 

121010_122920手前に前剣、剣沢カール、別山(べっさん)、山頂が雲にかかっていますが立山方面です。右端に室堂方面も見えています。





 

121010_123311_p八ツ峰(やつみね)から八ツ峰の頭へと突き上げる岩峰。手前の谷は長次郎谷(ちょうじろうたん)です。長次郎谷の雪渓は映画「剣岳点の記」で出てくるので有名になりましたが、現代登山史でまだクサリなどで整備されていなくて剣岳が未踏の山とされていた頃、長次郎が初めて剣岳に登頂したルートです。長次郎谷ルートは一般登山道ではありません。(2枚の写真をつないでいますので、クリックして大きくしてごらんください。)

121010_123913(左から)唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺が岳の後立山連峰です。

下りは、12時45分に剣岳を出発しました。標高2998mから一気に760mまで下ります。でも、足元が悪く、思うように走れない。3時間55分後の夕暮れ近づく16時40分に馬場島に到着しました。

馬場島を出て累積標高差約2300m、9時間50分の山行です。写真を撮りながらまずまずでした。

※早月小屋から稜線までの間はカニノハサミ付近を中心として、険路の悪場が続き、標高差の割りには時間がかかります。
早月尾根はかなりの標高差で、体力のほか、ちょっとした岩登りの技術が必要となります。立山の室堂から別山尾根からのほうが体力的には格段に優しいので人気なのですが、険路ですので、滑落事故が絶えません。連休などの時は、カニのタテバイやヨコバイ等の難所では先の人が詰まってしまって、多い時は2~3時間待ちにもなるそうです。待っている間に力尽きて落ちてしまう人もまれにいるらしいです。アルプス系では、体力、技術に適した山を選択する登山を心がけるよう、富山県警山岳警備隊の方も申されております。



2012年北アルプス紅葉③剣岳、早月尾根の紅葉を読む。

尊無上亜甲中玄    玄上

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雄大な日本アルプスそのものが、まさしく至心玄道、私の「お山」なのです。

 

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