今日は子供の日。子育ての辻説法を少し・・
師匠は言いました。「親になるには、子供ができれば誰でもなれる。しかし、『親となる』のが難しい。」と。それは、子供と共に成長していく親の姿にあるのではなかろうかと思います。学費を出していればいい、学校へ通わせていればいい、塾へ行かせていればいいというものではありません。
強いスポーツ選手には必ず幼いときから親御さんがついています。スポーツ教室に通わせておけばいい、習い事に通わせておけばいいのだけでは育たないのです。子供にとって、一番見て欲しい人こそが、お父さんやお母さんなのです。
しかし、児童期ともなると、徐々に変化が出てきます。親とのふれあいが遠のけば「何で見にきたの・・」なんて言われる事もあります。子育てのためにはお金もかかります。子供が学校へ上がっても、できるだけ共に育つということが重要です。塾に任せるのではなく、共に勉強する親御さんでありたいものです。
学校も習い事も託児所じゃありません。学校へあがったからといって、おろそかにしては、そのしわ寄せが子供の心に訪れます。ゲーム機を与えていれば静かで良いというのはもってのほかであります。心の成長がバーチャルの世界へと誘導されてしまう。そうなると困ったものです。「ゲーム脳」という事を論じた精神科の教授がいますが、まさに、的を当てていると思います。
親御さんも子供さんの行く学校と関わり、学習と関わり、スポーツと関わるということ、自分自身も若くなるし、子供さんの心も成長するし、親としての成長もあるし。良い事ばかりです。これから、親になる方、将来、親になる方、このお話、胸に刻んでおくが良いですぞ。
尊無上亜甲中玄 玄上
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